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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
死の部屋編
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対策

『まぁ、気を取り直して、俺たちのこと今後について話し合うぞ』


『うん』


『私は何にもできないけど、お祈りはしとくね!』


零がフンッと脇を閉める。



俺たちは流石にあのまま話すわけにもいかなかったので部屋に戻っていつもどおり壁越しで話している。


『それにしてもどうすっかな〜?

連を狙ってる奴ら、聞く限りはかなりの金と権力を持ってるってとこだよな?

ここからどうにかして逃げ出して母さんを助けられたとしても、人間社会にいる限りは相当な後ろ盾がないと困る。』


俺たちはただの学生だ。そんなただの人間である俺たちに投資したり、守ってくれる人はいないと思う。


そうなるとやっぱり監視が少なそうな外国に飛んだほうがいいのか?

でもそうなると金が大量に必要だし、何より連たちはそれで幸せだとは言い切れない。


それにまず、連のことをどうにかしなきゃだよな。

まず死なないようにできる方法を、、、


『勝星、勝星、聞いてる?』


俺は相当集中していたのか連の声が聞こえなくなっていた。


『もう、勝星の悪い癖だよ。集中したら人の話聞こえなくなるとこ。』


俺そんな癖があったのか、、、


『すまん、すまん。それでなんだ?何かあったのか?』


『思い出したんだけど、僕と母さんが連れ去られた時に耳は塞がれて目は隠されて、鼻も詰め物されてたんだけど、車で移動中にポロッと取れたんだ。そしたら、そのトラックの中がすごく臭くって一瞬悶えたよ。あれは何の匂いだったんだろうって思ってね。何かヒントになるかな?』


『トラックの中が臭かった?』


『そうそう、なんか生臭いとかの臭さじゃなくて甘ったるくてむせ返るような気持ち悪い匂い。

あんな匂い嗅いだことないよ、、、。思い出すだけで吐きそう、、、。』


ウェと声をあげる連の声が聞こえた。


それにしても甘ったるいむせ返るような匂い、、、。

だめだ。当てはまるものが多すぎる、、、。

でも、そんなものをトラックに乗せてたってことだよな。

なんかの原材料かなんかか?

花とかなら匂いが強いものだってあるだろうし、、、。

でも砂糖とか香水の原液とかもあり得るよな。

、、、やっぱり多い。

誰かこういうことに詳しいやつ、、、詳しいやつ、、、。

『ネットだ。』


『勝星、急にどうしたの?』


連が俺に驚いたかのように声を上げた。


『そうだよ、ネット。ネットがあるじゃん。その甘ったるい匂いの正体、ネット様なら知ってるかも』


俺たちは現代っ子だ。パソコンとかスマホがあればがむしゃらに探すよりはマシだろう。


そうと決まれば早速本体を、、、


『あ、俺のパソコンとか、スマホ、、、家だ、、、。』


俺は頭を抱えた。

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