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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
死の部屋編
21/77

連の過去2

あの陰陽師のお陰で順調にその家はまた繁栄していった。

でも、ある時。ある子供が生まれたんだ。

一番目を引いたのは、、、

目が赤く、髪は白いってことだった。。

まさに異端の子供。

そんな子供が生まれて家は大騒ぎ。

そして家の恥として座敷牢に閉じ込められてしまったんだ。


その子が座敷牢に閉じ込められて一年ほど経ったあと、またあの陰陽師がやってきた。

そして言ったんだ。

『その子供を苦しめながら殺してください』ってね

どうやらその陰陽師がやったまじないはその生まれてきた子を呪いを封じる入れ物として使うというものだったらしくてね。


白い髪と赤い目はその証拠だったってことさ。


そしてその恨みはほとんどその家が酷い目に合えばいいと願ってる。

その恨みを子供に入れて、子供を苦しめながら殺すことでその恨みたちの悲願を叶えるっていうことなんだよ。


なんて胸くその悪いまじないなんだ、、、って普通の人なら思うだろう。


でもこの家は普通じゃない。異常なんだ。


奴らはこう言ったそうだよ。

『なんて素晴らしいんだ!!酷い容姿のおかげでこいつは死んでもこの家に影響はほぼない!!

ありがとう!陰陽師!君のおかげでこの家はもっと繁栄できるよ!!』

正気じゃない、、、。このまじないをかけた陰陽師もまともじゃない。

僕はその陰陽師を心の底から恨んでる。

おかげでその後その容姿をもった子どもたちは1歳を目処に苦しめられながら次々殺されていった。

まだ1歳ぐらいの子供だよ?

まだ恨むことなんて知らないぐらいの子たちだ。

その子達がたとえこの家が恨んでも、それは彼らの体に入って目は一層赤くなり、髪も白くなる。。

本当に残酷で汚い。

僕の家系はそんなんだったんだ。



そして僕もその呪われた子の一人。

なのに何で生きてるのかって?


それは母さんのおかげ。

母さんが、僕を気味悪がらず僕をちゃんと子供だと言ってくれてその家から僕を連れて逃げてきたんだって。

なのにどうして父さんが家を出入りしてたのかは分からない。

でも、とにかく母さんのおかげで僕は中学三年生ぐらいまでは貧乏ながらもしっかりと幸せだったよ。そのことも知らずにね。


母さんは僕を隠すために僕に髪を染めさせたりカラーコンタクトをつけさせていたりしたから見た目でバレることは無かった。


でもバレたんだよ、、、。父さんのせいで。


父さんが家に来てたとき父さんの家の奴につけられてたみたいでね。

母さんと僕は捕まった。

僕らはトラックに目隠しと手に縄をつけられた状態で乱暴に投げ込まれてガタガタと運ばれていった。

最初は何がなんだかわからなかったよ。

その時母さんがこう言ったんだ。

『何があっても生きることだけ考えて。それと、、、』

最後はよく聞こえなかったけどなんとなく今の僕の状態になるってわかってたんだと思う。

トラックから降ろされて、母さんと僕は離れ離れになった。


その後ひげをつけた当主のもとに連れて行かれてね

襖が周りに張り巡らされていて、所々に高そうな壺や掛け軸、置物、、、。本当に金持ちなんだって分かったよ。

そしたらその当主は顔を真っ赤にして

『お前らは重大な罪を犯した、その罪償ってもらうぞ』

って言ったと思ったら

母さんがボコボコにされた状態で僕の前に放り出された。

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