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ポセリーグ 現地解散後の出来事

「じゃあ俺達はジュピターの用意してるマンションに帰るから、ここで解散な。」

「ま~たな~。フェア~。」

ガロさんとロイさん、カズさんが揃った後にそのまま解散になった。ちなみに、この三人にはさっきのことは話していない。

「明日は久々のオフや~。いや~やっと休めるわ~。」

「まぁオフなのはロイとリルだけですよ。フェンとガロは新曲の相談がありますし、僕はクイズ番組に呼ばれているので。」

そんなこんなで解散となり、俺は牧村さんの車に乗って帰ることになった。

「そういえばなんであそこにいたんですか?てっきり事務所に帰って書類を片づけていたと思ってたんですが?」

「いやね、歌対決ライブステージのDVD発売決定になって予約も開始されたって書類があってそれで急いで戻ったわけ。」

「そうですか……………そういえば仕事は次いつありますか?」

すると牧村さんは答え始めた。

「明日はオフね。ドラマのゲスト出演が明後日で、その後に歌の活動の打ち合わせね。確かドルファラってゲームの追加データ用の歌を歌って欲しいんだって。」

「分かりました。明日はどうしよっかな………」


すると、スマホのバイブが鳴った。

「え~っと、トトからか………。『コスプレが出来たので試着お願いするです。家に来てくださいです。』………もう出来たのか……明明後日のイベント用の………」

「明明後日はオフだから問題ないよ、ヘルト君。」

「ありがとうございます!!」

仕事がないのは有り難い!!今回も心愛みるくさんの新作は死守させて貰います!!

「まぁ、私達の都合で身代わりになってからしっかりと働いて貰ってるからそれぐらいの配慮はしないとね………。」

まぁそんな感じで家に戻ってから着替え、トトの家に向かった。



「トトの家は相変わらずデカいなぁ………」

「わ……ヘルト様、別に毎日屋敷が大きくなったり小さくなったりしているわけでは無いのですが………。」

「いきなり出てこないでくださいよ!!アルバートさん!!」

少し暗くなってきた中、いきなり出てきたのはトトの家の執事長をしているアルバート・イルハイオンさんだった。執事服を常着し、歳のためか灰色になった髪をオールバックにし、白い手袋をつけている。

「何を言いますか、わ……ヘルト様。執事長とはこういう存在でございます。」

「そーいえばなんで毎回わと間違えるんてすかね?」

俺の名前にはわの字は一つも入ってないぞ。

「まぁいいではありませんか。若旦………ヘルト様。トルシェントお嬢様が屋敷に招待する男性はあなただけなのですから。」

「それよりも、早く中に入れてくれませんか?トトを待たせるわけにもいきませんし。」

「はい、かしこまりました。そういえば旦那様が会っていきたいと言っておりましたが………」

「なら、トトとの用事が終わったら寄ってみます。」

なぜかトトの父親に気に入られてしまっているのである。初めてあったときにはかなり嫌な顔されてたような気もするが、今ではなぜか飲みに誘われたりする。未成年ですからと断ってはいるのだけど。



数分間アルバートさんと話してからトトの部屋に向かった。

まぁ、部屋と言うよりは家だけど。トトの部屋というカテゴリには一軒家と同じぐらいの広さがある。まぁ、もう一人トトの妹も同室なのだけど、ほとんどトトの作ったコスプレで埋め尽くされているのだ。まぁ、トトの妹のハルシェントの趣味はコスプレでは無いので埋め尽くされているコスプレをどう思っているのかは謎なのだが。

「トト、コスプレの試着に来たんだけど………」

数回ノックすると、ドタドタと音がしてからトトが出てきた。

「ヘル!!もう来たんです!!?」

少し汗をかいて、顔を赤くしているトトがいた。

「どうしたんだよ、トト。熱でもあるのか?」

「そそそそそんなことないです!!」

トトが慌てているところに、トトの妹のハルシェントがこちらに寄ってきた。


「………姉様、ヘルにぃにメールした後に身だしなみかなり整えていたよね?」

「ハルシェ!!そのことは言わないでです!!」

「それよりもヘルにぃ、試着の前にお茶しない?」

「いや、今日はいいよ。また今度。それにお菓子も持ってきてないし、もうそろそろ夜だしね。」

するとハルシェは「んむぅ………」となりベッドの中に逃げてしまった。


ハルシェは俺のことをなぜかヘルにぃと呼ぶ。まぁ、いいんだけど。ハルシェはトトとは違って母親に似て黒い髪に黒い瞳だ。身長は13歳としては低い方だ。お茶をするのが好きらしく、紅茶を嗜む姿は少しだけ大人に見えるのだが、それ以外は基本的に子供っぽい。髪はショートヘアーを貫いているらしい。


「そうですよです、ハルシェ。今日は綾埜葉風のができたから試着してもらう為に来てもらったんですからです。」

「そういえばどこにあるんだ?それ?」

するとトトがベッドの反対側にある作業場に行き、その後戻ってくるとすでに持ってきていた。

それからしばらくして、コスプレ衣装に着替えることになった。


「そういえば最終回多いですよねです。」

「あ~、そろそろ春アニメに切り替わる頃か………」

来週の月曜日……イベントの翌日に春アニメがまとめてスタートするのである。

「クロスリアは1章の問題児編が2クルーでやられるらしいですからねです。まぁ、24話あっても足りるか分からないですがです。」

「そういえば人気投票あったけど誰に入れたんだ?」

「やっぱり一章はあのキャラか一位っぽいですからそれに入れたです。」

「俺は憤怒コンビがもうちょっと活躍して欲しかったな………。まぁ、今度提案してみようっと。」

「ならあのコスプレですねです。平安風のヘルも格好いいと思うです!!」

………そこまで似合うとは思わないんだが………と、ふと望月陽奈の状態で十二単を来ている自分を想像してしまった。

似合わないだろ………こっちの方が。


そしてしばらくしてからトトの部屋を出て、トトの父親の戸塚・イルミシェント・ユリアネットさんの部屋に向かった。

「アルバートさんも着いてきてくれれば安心できるんだけどなぁ………」

「呼びましたか?若旦那?」

「だから若旦那って……なんで?」

前々から間違えられてるんだけど………。


「まぁ、戸塚家の跡取りのトルシェントを射止めているのが悔しいが君だけだからだ。棚持ヘルト………。」

「げっ、イルミさん……………。」

そこにいたのは某漫画の針人間みたいに怖いからこう呼ばせてもらっている、トトとハルシェの父親だった。

「まぁ、重婚も許せるしなぁハルシェまでもお前の虜だ。」

「………なんかいきなりすごい事を言わないで欲しいんですが。」

「まぁとりあえずトルシェントと同じ高校に無理矢理連れて行こうとも考えたのだが、少し妙なことを噂に聞いてな?」

イルミさんはニヤリと笑った。あ、なんかすごく嫌な予感がする。

「いやはや、君が女装して学校に通っているのではないか?と夜裂コンツェルツからの情報があってなぁ。」

うん、絶対にやばいことになってる。

「この事をトルシェントとハルシェントに話したらどうなるかなぁ?望月陽奈さん?」

よりによって女装時の名前までバレてるって………。

「しかもフェアとしての活動は順調らしいなぁ?」

アイドルになってしまったことすらも………。

戸塚財閥恐るべし……………。


「まぁ、こんな跡取りを持って私は嬉しいんだからねぇ………。それで、この事を子供に黙ってやる替わり………」

「替わりに?」

するとイルミさんは言ってやると前々から思っていたのかは知らないが自信満々にこう言った。


「トルシェントとハルシェント以外の女と恋人になるのは許さんぞ。」


…………………まぁ、確かに俺はトトとハルシェとはいつまでも一緒にいたいと思っている。そのためには結婚や重婚くらい軽い物なんだろう。

「分かりました。別に今他に付き合える人なんていませんしね。」



それから部屋を出ると、ハルシェがそ~っと、部屋をのぞき込んでいたように立っていた。

「ヘルにぃ、姉様以外と浮気なんて許しませんからね。」

…………なんでこうなったかは分からないが、トトとハルシェが良いというなら俺はこれまで通りにすれば良いだけだ。

それに、俺(棚持 ヘルト)に好意を持っているのは少ないだろう。

フェアの時は完全に断れるからオッケーだし。面道事も起きないだろう。








………そう思っていた時期が、俺にもありました………。

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