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歌対決ライブステージ 帰宅前編

「なんで、九条は逃げてったんだろうな……………。」

「そうですね…………。」

※この二人は鈍感なので気づいていません。



九条さんが逃げ、それをロイさんが追って行ったため、二人きりになってしまい、さらには話題が無いので非常に気まずい。


「はぁ……………まぁ減るもんじゃねぇから連絡先交換しておくか………。」

「そうですね…………。」

連絡先を交換する事が最近多い気がする………。

まぁ、気にせずに仕事用のスマホを出した。赤外線を使いサクッと交換する。

「そーいや、なんでアイドルになったんだ?しかもシュクレガトーで。お披露目会はジュピターでもあるし、養成所からならジュピターに志願すると思ったが…………。」

「いや~、カクカクシカジカ…………。」

とりあえず、お披露目会の時の事を話しておいた。



「そりゃあ急でテンパるよな………助けたのがアイドルの卵で代わりになれって……。」

「そうですよね…………。あ、ガロさんはなんでなったんですか?」

「周りの目があったりプライベートの時は冴狼でいい。フェンリルのメンバーだと思われると町の中で自由にできないからな。……………………で、アイドルになった経緯は…………。」

少し暗い顔になって冴狼さんは話した。


「施設で社長に拾われたんだ。俺はこの髪だから親と本当に血が繋がっているのか?という疑問の種になってしまい、その間に孤児院に気味悪いからって施設に入れられた。その時から歌と踊ることが楽しかった。からドンドン練習したんだ。そして、偶然転機が訪れてしまってな…………。」


ここから冴狼さんの回想だ。


冴狼視点

俺は、親に捨てられたも同然の状態でも、好きな歌と踊りはやっていた。

アイドルの踊っているのを見て、自分でもできないか何回もやってみる、歌い方を工夫してみるとか………周りの子は憧れるよなぁ~と言うばかりな中、一日中やっていたかもしれない。


小学四年ぐらいの頃、勉強もそれなりにやれていて、施設の人に誉められることが多かった。他のやつらはそれが少し気に食わないのか、俺を無視してたな………気にしなかったけど。


ある日学校から帰ったら社長がいたんだよ。あの施設は社長の叔父が支援してたんだが、亡くなってしまったらしく、社長が挨拶周りしてたんだよ。そしたら、俺を見て、この子を引き取らせて貰いたいって言ってきたな………。

別に、社長が俺の親でした~ってわけじゃなく、俺の歌やダンス、後容姿を見てアイドルとして使えると思ったんだろう。


他のやつらは羨ましがり、自分も、自分も状態だったが社長は俺を連れて新しい家に連れて行った。


………で、諸々あってアイドルとしてここにいるわけだ。


ヘルト視点

「まぁ、どうせ番外編ででもやるだろうさ。」

「メタして引っ張るんですか?」

「あぁ、そうだ。」

時間を見ると、少し遅い時間になっている。

「じゃあ変装するか…………。」

「そうですね…………。」



数分後………。

冴狼さんはサングラスに帽子というシンプルな変装だった。

あぁ、そんなシンプルな変装って羨ましい…………。

「高校は元々芸能科あるから変装しなくてもいいんだがな……………。」

そう言いながらこちらを見る。


「にしても……………似合ってるな、女装。」

「言わないでくださいよ………………。これものすごい恥ずかしいんですから。」

安定の女装である。

「髪もわざわざスプレー使ってるのか?」

「フェアの時が元々スプレーした変装ですから…………。」

「アイドル時が変装の方が楽そうで良いよな…………。」

素の方がアイドルだと変装がバレたときに面倒なことになるんだよな………。


そんな風に話していると、ロイさんが帰ってきた。

「こてっちゃんに逃げられたわ~って、ガロ、なんやそのめっちゃ綺麗な女の子!!紹介してぇな~。」

ロイさんは馴れ馴れしく俺にじりじり近寄った。

「…………こいつは変装したフェアだぞ…………。」

「……………マジか?」

「シュクレガトー初の男性アイドルだから正体バレないようにするにはこうするしかないんですよ…………。」

「ほな仕方ないなぁ。ほんでジュピターに移籍………は無理やね。あんだけシュクレガトー所属で騒がれとるしっちゅーかどんだけ騒がれとんねん。」

「ロイのグチグチというのが始まったら二時間は止まらない。話題変えろ。」

冴狼さんのアドバイスの元、俺は

「そういえばロイさんはどんな変装してるんですか?」

と質問してみた。

すると、考え込んでから、

「まぁ、サングラスとカツラやね。」

そう言ってバーンという効果音の元ボサボサのカツラがポケットから出てくる。

ポケットに入ってたとは思えないほどの大きさなので、あのポケットは何か収納ボックス的な要素があるのだろうかと疑問に思った。


「そういえばこてっちゃんは先に事務所に行くらしいでぇ~。」

そう言われて、少しだけ嫌な予感がした。



案の定、自分へのご褒美用に買っていたゲハイムトスのミルクレープ(クリーム、カスタード、チョコの順)は、

「な、なんでもうちょっと撫でてもらわないの!!それに、催促すればデコチューも……………私のバカァーー!!!」

……………九条さんのやけ食いの餌食になってしまっていた。



………滅多に作ってもらえないから楽しみにしてたのに…………。



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