表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/43

さて、次の仕事ですが。

事務所に戻ると、さっそく打ち上げということになった。


「初ドラマ出演無事終わったぁ~!!」

「カンパーーーイ!!」

今回は九条さんも入っていた。



「それで、次の仕事は入っているんですか?」

九条さんが打ち上げの途中で聞いてきた。

ちなみに、ゲハイムトスのケーキは朝冷蔵庫に入れておいた物だ。まぁ、当然隣のケーキ屋のケーキも置いてある。

ゲハイムトスでは普通のケーキはあまり作らないからなぁ………。



「あ、牧村さん、私は明日はクイズの王様!!の収録がありましたけど、司会者さんの助手役の人が風邪をひいたので、延期になったので報告しておきます。」

「分かったわ。じゃあ、明日はオフということで………。」

「はい。しっかり休ませてもらいます。」



「花音には明後日に炭酸飲料のCM撮影があるわ。後、デビュー曲の準備もあるから、明日も来てもらえるかな?」

「はい!!分かりました!!」

どうやら花音は初めての持ち歌を持つようになるらしい。


「それで………フェア君だけど、明日、歌対決ライブステージっていうイベントに出ることになっているわ。衣装はお披露目会のでいいらしいから。」

「なんですか?そのイベント?」

「知らないのですか?新人アイドルが必ず通るであろう、現在ヒットしている先輩アイドルグループと同じ歌を同時に歌って対決する生放送されるイベントですよ!!話題性が高くて、私もこれに出てからどんどん伸びていった感じですね。」

「そんなにすごい番組なんですか………。」

「今回の相手は銀城(ぎんじょう 冴狼(がろう………アイドルグループのフェンリルのリーダー。それで、歌う曲は『シューティングスター・スナイパー』。冴狼君がメインの曲ね………。」


「後他にも何件か小さい仕事が詰まった1日が明明後日にあるわ。」

「そうですか………。」

見てみると、化粧品のCMとヴァイオリンのカタログの表紙と週刊誌のインタビューと今後コンビ?になる作詞作曲家との挨拶………らしい。他にもあったが、やりたくないならやらなくてもいい仕事らしかった。なのでとりあえず断っておく。

「結構大変ですね………アイドルって。」

「まぁ、それを覚悟でアイドルになる人が普通だからね………。」


そんなときに、俺の携帯に電話がかかってきた。

とりあえず俺の携帯は二つある。

一つは、元々自分で持っていた奴。黒いガラケー。

もう一つは、事務所から支給された女装事+フェア事用の黄緑のスマフォ。


今鳴っているのはガラケーの方だ。

とりあえず仮眠室に行くための扉の中に入り、他の人の声が入らないようにした。

「もしもし?」

『ひっさしぶり~、元気してるぅ~?ヘルト~。」

「なんで、電話かけてくるんだよ、母さん。」

『いや~、ちょっとね~。』

「だから何の用なんだよ!!」

『いんや~、実は日本に私のブランドのゾマーゾゾヴァネンデっていうのの専門店が日本に出来ることになってさ~。』

「よかったじゃん。」

自分のブランドの専門店ができるってすごいことだなぁと思う。

後、昔はよく母さんと海外にいたこともあった。まぁ、小学校に上がる前だったけれど。

『それで~、その資金にヘルト達の仕送り分を間違ってつぎ込んじゃって~。まぁ、そっちにお父さんいるだろうから大丈夫でしょ?じゃあまたね~。』

ツーツーツー。

………どこまで勝手なんだこの母親は………。


また携帯が鳴る。

「もしもし?」

『おー、息子よ。久しぶりだなぁ。」

今度は父さんだった。

『元気してるか~。』

「まぁ、元気にしてるよ。」

『そうか!!じゃあその元気で父さんからの仕送りが無くても逞しく生きてくれよ!この前新しい支社にお前らへ送る仕送り分まで使ってしまったからな!出張ばかりしてそうだが母さんもいるだろうし大丈夫だろ!!じゃあな!!』

「ちょっ、ちょっとまっ!!」

ツーツーツー。



………この親たちはどちらかが残っているだろうと錯覚しているのだ。

というか、仕送りが無いって事は…………。

「すいません、さっきやらないって言った仕事やります。」

「どうしたの?急に目の色を変えて?」

牧村さんが急に叫んだ俺を心配する。

「いえ、さっき親から電話がありまして………仕送りが今月からしばらく振り込まれないので………すこしでもやらないと………。そういえば、給与とかはどこで確認できるんですか?」


まず、妹の理恵は私立に通っていて学費が高い。それに、俺の学費も高校生になったから当然高くなる。それに、食費、光熱費、水道代………なら問題はないかもしれないが、もし医療費とかが必要になったら?後、俺は同人誌を買うためのお金、理恵はピッキングやらのセットを買ったり監視カメラなどを買うためのお金が必要らしい。(火恋の寝ている姿などを見るためらしい。)多分給与はそこまで高くないだろうし、サークルに行く期間も減る。ならば、仕事の量を増やせばいいのだ。


ちなみに、やらなくてもいいと言われた仕事は簡単なもので、目薬と風邪薬のCMだった。


「あ、花音もだけど…………。はい。この貯金通帳が給料の確認表よ。」

「え~っと………これ、桁一つ違ってませんか?」

「いや、この先のヘルト君の人気の上昇を考えればこれぐらいは振り込まれるわよ。」

それは、桁が一つ大きかった。


「それじゃあ、そろそろお開きですね。あ、フェア。私も道案内関係で着いていきますね。オフならば、後輩アイドルの指導も当たり前ですので……。」


そんなこんなで、今日はお開きになるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ