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第5話「最強の敵、イーヴィルタキオン!」 アバン

 ゲッシーは険しい顔で、私物のタブレットを眺めている。

画面には巨大な単眼と、それに絡みつくような触手。

普遍的なイメージにある、タコの宇宙人をより怪物的に。

そんな印象の生き物が激しい金切り声を上げている。


「ゲッシー…これは?」


 異様な光景に息を呑むヨシノ。

彼女も未知の存在に恐怖を覚える程度には人間だ。


「考察チャンネルだよ」

「ええ!?」


 ゲッシーは単に、宇宙の顔出し動画投稿者のレビューを見ていただけらしい。

ヨシノにとっての異星人の中には、これくらいの容姿の者もたまにいるそうだが、

確かに地球人には怖いかもしれないと、ゲッシーもフォローはする。

一方、ヨシノは安心した表情で人を見かけで判断した事を反省。

色々な人がいる事を再認識する。


「でもこれヨシノを叩いてるんだよね」


 何だと!?ヨシノは途端に表情を険しくする。

なんでも、ルミナキャストの戦闘が微妙という、

批判寄りのレビューらしい。見てなさいよ。

ヨシノは、次回のバトルをより華麗にこなす事を決意する。

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