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第2話 午前講義① 新人探索者研修

 第2話 午前講義① 新人探索者研修


 講義室の扉が、ガラリと開いた。


 僕たちが入ろうとしたその瞬間――中から、ギルド職員に案内される形で、佐々木 勝正(ささき かつまさ)と、その取り巻き三人組が出てきた。


 窓からの陽射しがまぶしい廊下に、その光を背負うみたいにして佐々ささきが現れる。まるで「自分が主役だ」と言わんばかりの歩き方だ。


 通路のど真ん中を、当然の顔でゆっくりと進んでくる佐々ささきたちを前に、僕は思わず足を止めた。


(……え、なんでここから出てくるの……?)


 佐々ささきは僕らを見つけるなり、鼻で笑い、あごをしゃくった。


「お前ら、まだこんなとこでウロウロしてるのか。“特別優先研修生”である俺達の後ろについてきたい気持ちは分かるが、午前から実習に入るから予定が押している。お前たちと遊んでいるひまはないんだ。俺の言いたいことが理解できたら、そこを退け」


 わざとらしく肩をいからせながら、佐々ささきは後ろの取り巻きたちと目を合わせてニヤニヤ笑う。取り巻き三人も、それぞれ得意げな顔つきでこちらを一瞥いちべつした。


 通路のど真ん中をふさがれたまま、僕らは一瞬、どちらが道をゆずるのか分からずに立ちくすしかなかった。


 取り巻きの男子が胸を張る。


「お前ら、邪魔じゃまなのが分からないのか。さっさとはしに寄れよ」


 もう一人の男子も、すかさず続いた。


「小市民の分際で、何を突っ立ってるッス。さっさと道をあけろッス」


 取り巻きの高飛車女たかびしゃおんなは髪を払って、僕らを見下ろす。


「庶民は庶民らしく、佐々ささき様に頭を下げてなさい」


(……うわぁ……相変わらずのテンプレ悪役ムーブ……)


 ギルド職員は丁寧ていねいに頭を下げている。


「佐々ささじゅ様、こちらでございます。特別優先研修の方々は、午前講義は免除めんじょとなっておりますので――」


 佐々ささきは得意げに胸を張った。


「だとよ。お前らはせいぜい座学で頑張ってくれ。俺たちはこのまま新人ダンジョンに直行する」


(……いや、でも……)


 僕の頭の中で、冷静な疑問が浮かぶ。


(特別優先研修って……“午前講義を受けない”んじゃなくて、“最初から別の部屋に案内される”んじゃなかったっけ?)


(……あれ?)


(なんで、僕らが受ける一般課程の講義室から出てきたんだろ……)


(……もしかして……部屋、間違えた?)


 気づいた瞬間、口が勝手に動いていた。


「……あれ、佐々木君たち……五十万払って特別優先研修受けるんだよね……なんで一般講義室から出てきたの……? ……もしかして……部屋、間違えた……?」


 その瞬間――四人が同時に吹き出した。


 武田たけだが腹を抱えて笑い出す。


「ぶはっ!! あれだけ大見え切っといて、部屋間違えんなよ佐々ささき!! お前、どんだけ方向音痴なんだよ!」


 上杉うえすぎまゆをひそめ、静かにため息をついた。


「……我が中学の品位を落としているのは、どう見てもお前らの方だな」


 マリアは扇子で口元を隠しながら、くすりと笑う。


「誰も気づかなかったのでありんすかねぇ……? 四人(そろ)って、見事にでありんすよ」


 小恋路こころは口元を押さえながら震えている。


「ぷっ……ふふ……翔太、それ……正論すぎ……!」


 佐々ささきの顔が一瞬で真っ赤になった。


「は、はぁ!? 何を言っている!! そんな訳ないだろ! こ、これは……その……下見だ!! 講義室の下見をしただけだ!!」


「そ、そうッス! 下見ッス!」

勝正かつまさ様は、常に先を見据えて行動してるんだ!」

「そ、そうよ! 庶民には分からないだけ!」


(……いや、絶対間違えたでしょ……)


 そこへ、廊下の向こうから数人のギルド職員が走りこちらに向かってくる。


「探しましたよ。佐々ささき様、もう、他の皆様は準備を終えていらっしゃいます……佐々ささき様、特別優先研修の集合場所は“反対側のとう”でして……もうブリーフィングは終わってしまいました。お着替えも、“反対側のとう”で行いますので、ご案内させていただきます……」


 あ、この人達、さっき玄関前で佐々ささきたちを迎えていたのと同じ制服の職員たちだ。


「大声で言うなぁぁぁぁぁ!!」


 佐々ささきは顔を真っ赤にして叫び、取り巻きを引き連れて、逃げるように去っていった。


 武田たけだは腹を抱えて笑っている。


「やっべぇ……腹痛ぇ……! あいつら、マジで部屋間違えてたのかよ!!」


 上杉うえすぎは淡々《たんたん》と相手の評価を口にした。


「……あれで、よく“選ばれた側”などと言えたものだ」


 マリアは扇子せんすで口元を隠しながら、柔らかく微笑む。


滑稽こっけいでありんしたねぇ……」


 小恋路こころは僕のそでをつまんで、くすっと笑った。


翔太しょうた、ナイス……」


(……いや、ただ気になっただけなんだけど……)


 僕たちは笑いをこらえながら、講義室へ入った。


 ――このささやかな出来事が、のちほど大きな事件に発展するとは、このときの僕はまだ知らなかった。


 ◆◇◆◇◆◇


 講義室の扉を開けた瞬間、空気が変わった。


「私語はするな。早く席につけ」


「はい」


 教壇きょうだんの前を通り抜け、階段状になった通路を上がって、後ろの講義席に腰を下ろす。


 湿度のない、乾いた緊張。まるで体育館の朝練に放り込まれたような、背筋が勝手に伸びる空気だ。


 壇上だんじょうには、筋肉質でスキンヘッドの男が仁王立におうちしていた。胸元の名札には、太字でこう書かれている。


『指導員リーダー 鬼塚 剛一(おにずか ごういち)


 新人教育を統括とうかつするトップ。その肩書きが示す通り、ただの“怖い人”では済まされない圧があった。


 鬼塚おにずかはマイクも使わず、教室の隅々までひびく声で怒鳴った。


「よし、新人ども、時間だ。前を向け。これより探索者としての基礎講義きそこうぎを始める。まずは礼儀からだ。全員、起立きりつ!」


 ガタガタと椅子が引かれる音が講義室に響く。


れい!」


 新人たちが一斉いっせいに頭を下げる。


着席ちゃくせき!」


 どさり、と音を立てて全員が腰を下ろす」


 声が壁に反響し、講義室の空気が一瞬で張り詰める。


「俺は午前・午後の講義実習を総括する鬼塚おにずかだ。まず最初に言っておく」


 鬼塚おにずかの視線が、新人全員を一人ひとり射抜くように走った。


「今日この場にいる新人研修生は、探索者として歩む決意をしたからこの場にいるはずだ。そんなお前たちにとって、今日は大事なスタートラインだ。だからこそ、午前中は真面目に集中して講義を聞くように。午後は真剣に実習にのぞんでくれ。同じスタート地点で立って真面目にできない奴はだな、どうぜ自然淘汰しょせんしぜんとうたされる弱者だ。だからいちいち気にするよりも、まずは自分自身のことを第一に考えて行動してくれ」


(……自然淘汰しぜんとうた……?)


「なかには、遊びの延長線上で来てる者達もいるだろう。その行動姿勢まで強制するようなことはしないから安心してくれ。ただし、真剣に新人研修に臨む人間の邪魔じゃまだけはするんじゃねえぞ」


 新人たちが一斉いっせいに背筋を伸ばす。


 もちろん僕も例外じゃない。というか――僕が一番()ねていた。


 理由は簡単。僕は身長一五〇センチで鬼塚おにずかの怒鳴り声が身体にダイレクトにひびく。


 となり小恋路こころは一七五センチで背筋を伸ばしてメモを取る姿は、講義室でもひときわ目立っていた。


 鬼塚おにずかは続ける。


「ふざけた態度を取るやつは即刻そっこくつまみ出す。注意しても改めねぇ奴は容赦ようしゃしねぇ。鉄拳が飛ぶから覚悟しとけ。――以上だ」


(……怖すぎる)


「では、始める。テキストが配られてるはずだ。まず、五ページ目を開け。おい、一番端の手前に座る男子、そう、お前だ。俺がいいと言うまで朗読ろうどくしろ」


「はい」


 新人全員がビクッと背筋を伸ばす。


 講義室が静まり返る。辺りを見渡すと、同じ中学の同級生も何人か目に入った。


 朗読する声が響く講義室内だが、どこからともなく聞こえるヒソヒソ声も耳に届く。


「おいおい、あれ……デコボコカップルじゃね……」

小恋路こころさんの彼氏………え、朝倉あさくら君が?……いつから?」

「あれ……どう見てもさ、姉と弟でしょ」

「身長差二五センチ……尊いわね」

朝倉あさくら君、今日も元気にショタってる。本当、八神やがみさんうらやましいわ」


(……聞こえてるんだけど……)


「もう……みんな勝手なこと言って。翔太しょうたは……わたしが選んだ人なのに」


 僕に聞こえるくらいの小声で呟く小恋路こころ


(はぅ……小恋路こころさんや……本人目の前にして……あまりにストレートすぎやしませんか)


 小恋路こころが僕のそでをつつく。


翔太しょうた、大丈夫? 顔赤いよ」


「だ、大丈夫……!」


「ふふ、かわいい」


 そう言って、僕のほっぺたをツンツンと指で押してくる。


(やめてくれ……! 注目される……!)


 武田たけだがニヤニヤしながらつぶやく。


「おい翔太しょうた、今日も仲良しだなぁ? あーあ、うらやましいぜ」


武田たけだ、お前は黙ってろ。嫉妬しっとにじみ出ているぞ」


 上杉うえすぎは、武田たけだの嫉妬心を冷静に指摘しつつ、小声でたしなめた。


だまれ、嫉妬しっとじゃねぇし!!」


 武田たけだは顔を真っ赤にして声を荒らげるが、その反応そのものが図星ずぼしを証明していた。


朝倉あさくらはん、小恋路こころちゃんに守られてる感じが、逆に“とうとい”でありんすよ?」


 マリアは扇子せんすで口元を隠しながら、くすりと微笑ほほえむ。


とうとくない!!」


 僕は、その言葉に全力で反論した。


 その瞬間、ついに鬼塚おにずかの怒号が飛ぶ。


「そこのチビと長身のペア。うるさいぞ。つまみ出されたいか? それとも、ご希望どおり鉄拳をお見舞いしてやろうか。どっちがいい?」


「す、すみません!! 静かにします!」


(……はぅぅ……穴があったら入りたい……)


 ◆◇◆◇◆◇


 鬼塚おにずかの背後には、現代義務教育の象徴――AI黒板が鎮座ちんざしていた。


 黒い板面は静かにそこにあって、電子チョークが触れた瞬間から、光を帯びて検索を開始する。ちなみに、教師の声紋を登録すれば、黒板と直接会話して検索することもできる。


 なぜ知っているかといえば、うちの学校にもあるから。中学校では、教師が声だけで黒板を操作していたけれど、鬼塚はあえて電子チョークを使うタイプらしい。


「続けるぞ。空気には酸素や二酸化炭素や窒素のほかに魔素が含まれている。ここにいる新人なら誰でも知ってる小学校レベルの基礎知識だ。そしてここからが問題だ。F級ダンジョンですら、地上の約十倍の魔素濃度がある。そんな場所にいきなり入れば、体質によってはアレルギー反応が出る」


 鬼塚はチョークを走らせ、講義項目だけを淡々と書き出す。


 その瞬間――AI黒板が自動で光を放ち、項目に応じた説明文を展開し始めた。表示は機械的だが、情報は的確だった。


 黒板に淡い光が走り、文字が浮かび上がる。


(……この人、アナログ人間に見えて、実はAI黒板をフル活用してる……)


 ----------------------------------

 ■.迷宮の危険性


 ●.魔素アレルギー


 ・迷宮内部の魔素濃度は階層依存:浅層(F級)=約10倍、深層(S級)=数百倍〜千倍。体質により高濃度の魔素でアレルギーが発症する。


 ・完治不可。発症初期は“魔素吸引カプセル”に一週間滞在で症状を抑えられるが、放置は致命的。


 ・症状:鼻血・耳血・視界のちらつき・胸の圧迫感・酩酊・失神。症状が出たら即退避・報告。


 ※注意点①:症状がある状態でステータス更新を行うと一気に重篤化する。


 ※注意点②:地上で魔物大氾濫モンスターアウトブレイクが発生すると、周辺地域に魔素が大量拡散。アレルギー症状がある人は、重篤化リスクが一気に跳ね上がる。

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 鬼塚は電子チョークを置き、講義室全体を睨みつけるように見渡した。


「ここからは“命に関わる大事な話”だ。耳の穴をかっぽじいて聞いとけ」


 空気が一段階、重くなる。


「初めてダンジョンに入ったときだがな……“魔素アレルギー”の症状が出る奴がいる。こうなったら、自分には才能がなかったと思って探索者になる道は諦めてくれ。アレルギー症状は黒板に載っている通りだ。そのどれか一つでも出たら、素直に申し出ろ。アレルギー症状がでたら、絶対にステータスウインドウを開いて更新確定するな」


 鬼塚は拳を握り、机をコンッと叩いた。


「――アレルギーが一気に重篤化する。最悪のケースでは命に関わる。冗談でも軽視するな。現場じゃ何度も見てきた」


 新人たちが息を呑む。


「もし症状が出たら、その場で探索をやめて、速やかにダンジョンから退出しろ。ギルド職員に言えば、すぐに指定病院へ運ばれる。そこで診断を受けて“魔素吸引カプセル”に一週間も入れば、元の生活に戻れる」


 鬼塚は教壇に両手をつき、新人全員を見詰める。


「入院費も治療費も、全部ギルドと国が持つ。今日の研修費用も返還される。本人の負担は実質ゼロだ。だから変に片意地を張って続けようとするな。命より大事な実習などないからな」


 そして、鬼塚は最後にこう締めた。


「繰り返すぞ。魔素アレルギーの症状が出たら、絶対に更新確定はするな。生きてりゃ、道はいくらでもある。死んだら、そこでそいつの人生は終わりだ」


 講義室は、さっきまでのざわつきが嘘のように静まり返った。


(……怖っ)


 ふと隣に座る小恋路をみると、彼女の表情は強張っているようにみえた。


 鬼塚が「消去」と呟くと、黒板の文字が霧のように消えた。


 鬼塚は新しい項目を書き足す。AI黒板が再び光を帯び、説明文を形成する。


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 ■.ジョブ・スキルの発現タイミング


 初めて迷宮に入った瞬間――

 大量の魔素を浴びることで、

 個人が本来持つ資質が“開花”する。


 それがジョブ・スキル・魔法・アーツとして

 魂の器に刻まれる。


 ・仮確定:初回入場でジョブ・スキルが仮確定。脳内に魔力音声が流れるのが合図。

 ・更新確定:仮確定を正式に確定させる操作。確定方法により情報公開範囲が変わる。

 ----------------------------------


 鬼塚が振り返る。


「ダンジョンに初めて入った瞬間、ジョブ・スキル・魔法・アーツが“仮確定”する。ただし、この時点では本人にも分からねぇことが多い」


(……入った瞬間に?)


 鬼塚は続ける。


「仮確定のまま経験値を積んでも、本来の力には還元されねぇ。更新確定して初めて効果が実感できる」


「仮確定しているのを知る方法は――」


 鬼塚が黒板に項目を書く。AI黒板が瞬時に検索し、例文を表示する。


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 ■仮確定とは?

 ・実際に頭の中に流れるアナウンスを再現。

『初回ダンジョン入場特典として、以下のジョブ・スキル・魔法・アーツが発現しました』


『ジョブ①:《〇〇〇》が発現しました』

『スキル:《〇〇〇》が発現しました』

『魔法:《〇〇〇》が発現しました』

『アーツ:《〇〇〇》が発現しました』

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「これが仮確定の合図だ。確定するにはステータスウインドウを開き、情報更新する必要がある。簡単にいうと、『ステータスオープン』と叫ぶあれだ。これは、念じるだけでもできる」


 鬼塚は淡々と続ける。


「ちなみに、ジョブが三つ同時に発現したのが、これまでの最高記録だ。ジョブが三つ出たら、未来のSランク候補者と見做され、人生勝ち組確定だな」


 武田が小声で言う。


「……早く午後にならねえかな。まちどおしいぜ……」


 上杉が冷静に小声で返す。


「午後からの実習に向けての講義なんだから、しっかり頭に入れとくんだな。あとで尋ねてきても、知らんからな」


 間をとっていた鬼塚が、また話し出す。


「具体的には、ステータスウインドウを開くだけの処理だ。ここからが本題になる。仮確定から更新確定するには三つの方法がある」


 鬼塚は次の項目を書き記すと、AI黒板が即座に検索し、詳細を表示する。


 ----------------------------------

 ■.更新確定の方法(優先順)


 ①.石碑に触れる:安全地帯での確定。公開/非公開を選べる。石碑は各階層に一基。石碑フロアは安全地帯。次回からはその階層から探索可能となる転移魔法陣――『迷宮ポーター』にアクセス可能となる。


 ②.ダンジョン内でウインドウを開く:簡単だが魔素アレルギー持ちには危険。非公開確定。


 ③.ギルド個室魔道具を使う:有料(例:一回一万円)。公開/非公開を選べる。国内限定の安全ルート。


 ※.石碑は放置すると、上空にウインドウが表示され、


 ・全世界探索者総合ランキング。

 ・年間ランキング。

 ・月間ランキング。

 ・各国迷宮踏破ランキング。

 ・現在探索中の映像ライブ


 などが閲覧できる。

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 鬼塚は、解説を挟む。


「石碑は、五十年間という途方もない年月で、多くの犠牲者のもと、人類がダンジョンから勝ち取った報酬だ。これがあるお陰で人類は、ダンジョンと共存できているといっても過言ではないものだ。午後からの実習では、実際に石碑の場所まで案内する。今はこの情報だけ抑えておけばいい」


 鬼塚はAI黒板にまた項目を書き記す。瞬時に検索された内容が黒板に追記される。


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 ■.禁止・危険行為


 ×.地上でのステータス更新(処理不能)


 ×.物魔道具の使用(処理途中停止で脳障害の危険)


 ×.他者のステータスを強制鑑定(ステータスウインドウ情報セキュリティ、突破不可。アナウンスログが対象相手に届く)


 ×.他者のステータスを強制解析(上位解析スキルはセキュリティ突破可能。ただし重大犯罪。国際捜査対象)


 ※.注意点①:地上で解析スキルを悪用、対象者の魔力を強制的に消費させ失神可能。脳や心臓に障害を与え致命的な障害を与えられる。


 ※.注意点②:国際指名手配になると、国際捜査権をもつ国連狩猟者機構ワールドハンターが担当。犯行現場に残る魔力放出波形を解析し、石碑に記録された波形と照合して容疑者を特定できる。

 ----------------------------------


 鬼塚が言う。


「逆に、これらは無理だ。犯罪も含まれてるから、もし万が一できるようになってもやるなよ」


 僕は講義内容から自分なりの分析を試みる。

 解析スキルの使用は、ダンジョン内だとOKだけど、地上で使うと犯罪行為……なるほどね。


 講義室の空気は、さっきまでの雑談が嘘のように静まり返っていた。

 応援よろしくお願いします!


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「この後一体どうなるのっ……!?」


 と思ったら


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