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3 遭遇
電車を乗り継いで約二時間、俺は後藤があの写真を撮った森へ来ていた、デジカメを首にぶら下げた俺は早速調査に取り掛かる。
「とは言っても、そう簡単には現れないだろうな」
俺はそう呟きながら森の中を散策する。天に衝くような木々、木漏れ日、小動物、見たことのない花、心地よい風、自然の雄大さに心が癒える。
(って、俺はこんな事のために来たんじゃない!)
心の中で自身に活を入れながら、俺は調査を再開する──
「何もねぇ...」
俺はそう吐露しながらフラフラと歩く、あれから数時間探査を続けたが、それらしき"モノ"は一向に現れない、空もすっかり薄暗くなっている。
「今日はもうやめにするか...」俺がそう思いかけた時だった──
(っ...!?)
ふと横を見ると、木の幹に大きな引っ掻き傷のような物があった。
「熊の仕業か?...いや、にしても大きすぎる」
俺はしばらく思案に耽っていたが.....
「グルルルルルゥゥゥ...」
という"声"を聞き我に帰る。
(っ!?)
振り返るとそこには───
嘲笑うかのように口を大きく開けた化物が俺を見下ろしていた




