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追われかぼちゃと勘当姫  作者: 憤怒の灰かぶり
第四章
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ミキ=ホヅミ3

風呂場で逆上せてしまったリリィをホヅミが、シュウをアリスが、別々の部屋で看病かんびょうをする事になっていた。

連れてくる途中でリリィは白目を向いていたが、今では羊毛のふかふかベッドでスヤスヤと寝息を立てている。そんなリリィを見ていると何だか自分も眠くなってきて、ベッドの傍で膝を折って、上半身はリリィの邪魔にならないところに潜らせる。


「あのさ……リリィ」


眠っているはずのリリィに声をかける。返事などする訳もなく、独りごちた様に問いかけが空間を彷徨う。


「私が入れ替わりを使えていたら……リリィのお母さん、マリィさんは生き返ったのかな……」


ホヅミは後悔と罪悪感に苛まれていた。自身がシュウの様に固有能力を使えないばかりに、救えるはずの命を摘み取る事になってしまったのだと、ホヅミは自責の念でいっぱいだ。


「ごめんね……ごめんね……うっ……」


濡れる羊毛。不快な感覚が顔の表面から伝う。

泣くの謝るのもホヅミにはお手の物だ。そんなもの何の役に立つのだろう。そんなものよりも潜在する能力を器用に扱える事の方がホヅミには大切なのだ。



「マリィさん……まだお礼……言ってないよ」


特訓によってホヅミの魔法技術は巧みになっていた。応用魔法はリリィいわく誰もがすぐにでも使える様にはならない。そして常人であれば一日数回の練習が限度なのだ。それをリリィの体を用いて何百と繰り返してホヅミは魔法を習得していた。


「リリィ……?」


ふと無造作にしていた左手に感触。リリィの温かな小さな手が、ホヅミの手を優しく握る。


「おはよ……」

「その……おはようリリィ……」


泣いているところを見られたとホヅミは急いで腕で涙を拭ってにかりと作り笑って見せる。


「ホヅミん………ママの事を悲しんでくれてありがとう」


だがリリィの言葉はぐっとホヅミ胸を抉っていた。作り笑いもすぐに失せ、暗い面持ちになる。


「リリィ……私……私が無力なばっかりに……」

「気にしないでホヅミん。ホヅミんはこの世界に来てまだ浅いんだもん。あのシュウって人とは違うのは目に見えて分かるし」


そういえばシュウはこちらの世界に来てからどれくらい経つのだろう。そんな疑問がホヅミの頭を過ぎる。



シュウの寝室にて。そこは日本より来たシュウのためにあしらえた一室であった。アリスはシュウのためと思って豪勢な部屋に仕立て上げようとしていたが、シュウ自身の申し出であまり色のない部屋のままで出来上がっていた。シンプルなシーツにシンプルな木製の椅子。それでいても高級品を用いて創り出されたものだ。どこか気品に溢れた品物達だ。


「シュウよ……可哀想に……」


逆上せて目を回し、動けなくなっていたシュウを、自身のものとは対照的な簡素なベッドへと寝かせるアリス。一人では無理なので、執事に手伝ってもらっていた。執事は自身一人に任せてくださいと頼んでいたがそんなのはアリスにとってどうでもいい事柄だ。何より滅多にシュウの体に触れる事など出来ないのだ。弱ったシュウをあます所なく執事の前で平然とアリスは堪能たんのうする。


「すーはーすーはー! ああああシュウの匂いじゃ! シュウフェチじゃ!」

「おいてめぇ……マジでいい加減にしろや」


火照り赤くなった肌色で無抵抗に体の至る所に頬を擦り付けられるシュウは、その頬を持つアリスを目で追って睨みつける。


「まあそう怒るでない。こういったスキンシップも大事ぞよ?」

「ぞよ? じゃねぇよ何の拷問だアンッ!」


しかし止まらぬアリスの猛攻に、シュウは頭に血を昇らせる。だが返って湯あたりを増長させてしまっているようだ。


「くそっ! 体が動かねぇ!」

「そう熱くなるなシュウよ。それではいつまで経っても体が動く様にはならんぞ?」


言われてシュウはようやく落ち着きを取り戻した。自身の怒気が自身をむしばんでいるのだと気づく。


「ちっ」

「それよりシュウよ、二人揃って仲良く湯あたりとは、随分と親交を深めたものよの?」

「違ぇ! ………勝負してたんだよ……」


アリスはすりすりを止めてシュウを見る。いつもと違った種のぶっきらぼうな話しぶりに、首を傾げるアリス。シュウの頬が赤い……のは気の所為だろうか。


「…………わねぇ」


急にもごもごとした口調になりだすシュウの顔にアリスは耳を近づける。


「別にあいつらとなら旅したって構わねぇ」

「ほう? 何じゃやぶから棒に。どんな心境の変化じゃ?」

「うるせぇ! 良いつってんだろ!」


ぞんざいに荒ぶった口調へ元通りになると、アリスは安心したかのように再び頬をすりすりとシュウの体中に擦りつける。


「俺が守らねぇとあいつはもっと辛ぇ思いすんだろーがよ」


シュウはこれまでになく小さな声でつぶやいた。


「ぬ? 今何と申したか?」

「うるせぇっ!! つかてめぇいつまですりすりしてやがんだ!!」


とぎこちないながらもシュウは体を無理矢理に起こした。それに驚いたアリスは慌ててシュウから離れる。執事に手で合図すると、暴れ始めるシュウを執事が抑え込んでいた。この場は結界内。シュウは固有能力の発動を出来ない。だがそれでも大人の手で抑えられる域を超えていた。もし執事が通常多くの大人の一人であれば、暴れるシュウを止める事はかなわなかったろう。


「ではシュウよ。養生せいよ?」


と軽い言葉を残して去るアリス。部屋を出て扉を閉めても騒ぐシュウの声がアリスの耳には届いていた。



夜。執事がガラガラと音を立てて台車を押し、ホヅミとリリィの元へとやって来ていた。二人はお風呂で体を綺麗に洗い、服も綺麗に洗濯して心地良い。だが一つ足りないといったところで、執事からの嬉しい発言が。


「お食事のご用意が出来ました」


執事の運んできた台車には、クロッシュが四つずつ二段に分けられている。


「待ってましたぁ!」


特にお腹を空かせているだろう二人。最後にまともに食べたのは、イルミナでの一時だ。けれど痺れ薬が入っていたと考えるならば、まともとは言えないのかもしれない。

神々しい大理石の卓上に食事が運ばれ、二人は小さな靴下を履いた丸い椅子に腰掛ける。クロッシュが執事によって開かれると、そこには未知の世界が広がっていた。眩い光沢のあるお魚のソテーに、炒め物にも関わらず美しく中央を盛り上がらせて整えられた料理。真っ白く丸い大きな皿の中心にぽつりと置かれたデザートを引き立てる。そして四つ目のお皿にはホヅミの見覚えのある料理。ドーム型に盛り付けられたターメリックの粒の集まり。中央はくり抜かれ代わりに茶色の液体がそこには潜んでいた。


「これってカレーライス?! やったぁ!」

「かれー………らいす? 何それ? 美味しいの?」

「美味しい美味しい! すっごく美味しい! 」


異世界に来てから初見のご飯。しかもカレールー付きとは。リリィの反応を見る限り、恐らくシュウの影響によるものだろう。


「いっただっきまぁーす……ぱくっ………んまーい!! カレーだ…カレーだよぉ〜」


辛過ぎず甘過ぎずまろやかな味わいは、言うなれば生き別れた兄弟との感動の再会。もちろん兄弟などホヅミにはいないが、兄弟といえる程にホヅミの舌に影響を与えた食べ物は他にはないだろう。


「やばい、美味しすぎる! 初めてじゃないのに何でだろう……あれだね。空腹が最高の調味料ってやつ?」

「何? それ」

「ん? お腹空いてる時に食べる方が一番美味しく感じるって言う豆知識があるのよ」


ホヅミの言うことは尤もだ。けれどホヅミ自身は気づいていない。学校での給食も、親の作ったカレーも、外食のカレーも、それはホヅミが暗い青春を過ごす中で食べてきたものだ。そういう意味では、初めて食べる料理なのだろう。


「いただきます……もぐ……んーっ!?」


ホヅミの食べる様子を十分に確認してから、初のカレーを体験するリリィ。感動のあまり、スプーンを口に入れたままもごもごと口を動かしている。スプーンまで食べ尽くしてしまいそうな幸福感に満ちた表情だ。


「これがかれーね……癖になりそう」



二人はカレーを平らげて他の料理にも手をつけていた。出された異世界料理は異世界人であるリリィにも普段お目にかかれないような高級品ばかりで、二人の舌を十分に満足させていた。料理のなくなった皿を、置きっぱなしにしてある台車に乗せておく。しばらくすると執事が台車を回収しに部屋へと入って来た。


「あの、美味しかったです。ごちそうさまでした!」

「ボクはもうちょっと食べたかったなぁ」


実を言うと腹を空かせてしょぼんと浮かない顔のリリィを不憫に思い、ホヅミが食事を分けて上げていたのだ。それでもリリィはまだ物足りないのだという。見ればお腹が少し服伝いでぷっくらと膨らんでいるのが分かる。そんなお腹をぽんぽんと叩く素振りを見せるリリィを見て、執事はくすりと笑った。


「明日も朝食が出ますので、料理長の方に伝えておきます」

「ほんとっ!? 執事さんやっさしぃ〜」


喜々として歯を見せるリリィに一礼、そしてホヅミに一礼をすると、執事は台車を引いて部屋から出ていく。

その後二人は異世界遊びで夜遅くまで過ごすのであった。就寝時間と思われる時間に執事が部屋をノックすると、こっそり笑顔を覗かせて天井中央の魔法のランプを解除した。だがホヅミは飽き足らず、リリィに向かって枕を投げつける。


「ホヅミん何するの?」

「あははっ。これは日本で流行ってる枕投げって言うの」

「ふーん………でもそれ………日本だけじゃないみたいだよっ!」


と言いつつリリィも枕を投げ返す。枕は大きなベッド二つに二つずつ置いてあったために、枕の投げ合いには十分に足りていた。


「えーい!」

「やったなぁー!」


キャッキャと月明かりの差し込む中で騒ぎ立てる二人の間には一筋の明かりが差し込む。


「お客様、お静かになさってください」


執事が部屋のドアを開けたのだ。

それからは二人大人しくベッドに潜り込んでいた。不意にリリィはホヅミの布団に乱入してきて、ホヅミの手を握って肩を寄せる。

二人は微かに聞こえる虫たちのささやきを子守唄に、すやすやと瞳の中にも夜を見るのだった。



明朝。

昨夜執事と約束した通りに、豪勢な朝食がリリィ専用に運び込まれていた。食べ終わる頃には、リリィのお腹がぱんぱんに膨れ上がっていた。それには執事も


「全部食べなくても良かったのですが……」


と苦笑を零す。きょとんとしたリリィには毎度の事ながらホヅミも苦笑いが絶えない。

数十分するとアリスから呼び出しが執事を通して為された。リリィは重たいお腹を抱えながらホヅミと共に、執事を先導にしてアリスの寝室へと出向く。

アリスの寝室にはベッドの前にアリス、そしてベッドの脇にはシュウが立ち尽くして待っていた。


「おはようリリィ、それにホヅミ。昨夜は何やら騒いどったが、よく眠れたか?」


昨夜泊まった部屋からは五十メートル以上は離れているだろうに、あの枕投げの騒ぎはアリスの耳に届いていたらしい。重々しい扉が取り付けられていたにも関わらず、アリスが地獄耳なのか、それとも昨夜の一件があまりの失態であったのか。


「あの……すみません。騒がしくしてしまって」

「良いのじゃよ。それよりも、今日はシュウと共に旅立ってもらう日じゃ。支度は充分か?」


二人は朝食を運び込まれる際に旅支度を整えて置くようにと言われていた。と言っても着替えや持ち物以外は得に用意するものがなかった。


「大丈夫です」

「そうかそうか。ではホヅミよ、これを受け取るが良い」


と差し出されたのは黄緑色の数珠じゅずの様なものだ。


「それは封魔珠スペルカットと言って、妾が特注で作らせた魔力抑制の魔道具じゃ。手にかけ両手を合わせて念じると、お主の体に宿る魔力は抑制される。つまり、自由に結界の出入りが可能となる」

「結界?」

「おおー!」


ホヅミは何の事だかさっぱりといった面持ちだ。隣でリリィが喜んでいる事が不思議でならない。だがふとホヅミは気づく。結界とは魔物が入れなくするためのバリアの様なものだ。今自身は魔物の血が半分流れている体である。それによって結界に弾かれる事も弾かれない事も両方の場合で起こっていた。ならば封魔珠スペルカットというものはかなりの重要かつ必需品ひつじゅひんである。


「そしてリリィ。お主にはこれを授けよう」

「これは何ですか? 女王様」


アリスは焦げ茶色のグローブを渡した。ホヅミがしているものと似ているが、長さは手の甲を覆う分しかない。


「魔法耐性のあるグローブじゃよ。シュウから聞いておるぞ? お主は増幅魔法バイリングを使って身の丈に合わない魔法を撃った事があると。お主の体はお主のものではない。人間の体じゃ。次からはそのグローブを嵌めて増幅魔法バイリングを唱えるのじゃな」

「おおー! ありがとうございます女王様!」


女王からの贈呈式ぞうていしきが終わる。


「では、妾も最後まで出迎えてやりたいのは山々じゃが、妾が着いていくとちと騒ぎになってしまうでな。ここでお別れじゃ。シュウよ、必ず二人を守るのじゃ。リリィとホヅミはシュウの背中を頼む」

「アアンッ! 俺の背に立った奴は皆殺しだ!」

「それじゃボク達どこに立てば良いの?」


と喧嘩越しのシュウに返したリリィの言葉を聞いて、確かにそうだとアリスにホヅミ、そして執事までもが一同に吹く。


「では気をつけて行ってくるのだ」


言われてシュウ、リリィ、ホヅミの三人は執事とアリスをその場に置いて寝室を後にする。シュウは通りかかる兵士やメイド達にがんを飛ばす様にして通路のど真ん中を堂々と先導していった。

城を出ると早朝にも関わらずせっせと出店の準備を始める町人達がたくさんと外に姿を現していた。すると途中頭に白いハチマキを巻いた中年くらいのおじさんが一行に気づく。


「おうシュウさん! これから任務かい? あんたがいなきゃこの国は手薄てうすだ。何かあったらすぐに戻ってきてくんなよ!」

「あ? あたりめぇだ」


更に歩くと、子供が出店の手伝いをしているのが見えた。親の言う事をちゃんと聞いて立派だとホヅミは感心する。


「あ! シュウ! 昨日腕相撲の勝負約束してたのに逃げたろ! 何で逃げたんだよ!」

「へぇ〜、シュウさん。腕相撲の勝負逃げたんだぁ?」


鼻にかけて言うホヅミの態度に、シュウは鬼気迫る顔でホヅミと子供を睨みつける。


「逃げてねぇ! 何なら今ここでこてんぱんにしてやろうか?」

「上等だぜコラ! かかってきやがれシュウのおたんこなす! あたっ!?」


と親と思われる髭の男の人が子供の頭を殴りつける。


「おめぇがおたんこなすだ! シュウさんはな、昨日攻めてきたルノーラとの戦いに明け暮れてたんでぇ! やばかったんだぜ昨日は。何でもハイシエンス王都を滅ぼした、魔物と人間のハーフが………」


と髭の男はホヅミの顔を見て驚愕していた。


「お、お前さん……何で……牢屋に入れられてたんじゃ」

「あああああんんんんん!!! 黙れやコラァァアアア!」

「ひぃぃぃいいいっ!!!?!?」


シュウの一喝いっかつで黙り込む髭の男。しかし同時にホヅミは気づく。リリィも沈んだ面持ちになっていた事を。更に気づけば、自身へ送られる視線がやたらと多い様だ。最初はシュウへの視線だと思っていたがどうやらそれは違うらしい。


「あれよ。怖いわぁ〜」

「あれが王都を滅ぼした悪魔ね。人間みたいで気持ち悪い。王都だけに嘔吐おうとしそう」

「たぶん牢屋に収まり切らないんだろ」

「まあ、シュウさんがついていてくれるなら安心だけどよ………ったく、気味が悪いぜ」


そんな言葉達がホヅミの頭で渦巻いた。いつか聞いた様な戯言ざれごとだ。自身が言われている訳でもないのに、自身が言われている様に思えてしまう言葉のたぐいばかりだった。



外に出る頃には三人の中の空気が一気に沈んでいた。さすがのシュウも元気をなくしている様に思えた。が


「ふんっ………はあああっ!!!!」


ドガゴオオオオォォォオオオンン!!!

シュウは地面を蹴り先の方へ飛んでいくと、着地と同時に地盤を揺るがす程の強力なパンチを地面へと繰り出した。パンチを済ませて歩いてリリィ達の元まで戻ってきたシュウ。


「あーすっきりした」


シュウは鬱憤晴らしのつもりだった様だ。


「じゃあ今から空間を開く。出発の準備は良いな?」


二人は揃ってうなずいた。それを確認したシュウは、二人のいない空間で両掌をかざす。


亜空の支配者(ジオメトリーグリッド)!」


シュウの前には人一人が通れるくらいの大きな空間の揺らぎが出現する。


「じゃあ行くぜ」


シュウは足を踏み出すと、つま先から体中全てを空間の揺らぎによって飲み込まれてしまう。空間の揺らぎは消えない。次はお前達の番だと言っているかのように不気味に揺らぐ。


「行こうホヅミん」

「うん」


リリィ、そしてホヅミが意を決して揺らぎへと足を踏み入れる。踏み入れた直後足が消えた様に見えて奇妙な感覚に陥るが、通り抜けてしまえば呆気ない。そこは先程までいた地とは別の地であった。





魔法講義ちゃん第……何弾だっけ?




えっと………あ、第24弾ですね!




今回のご飯は……じゃかじゃかじゃかじゃかじゃん!!




カレーライスぅ〜




って違うわ!!!


脳内カレー色に染まっちゃってる今日この頃。




ではでは、今回の魔法は亜空の支配者ジオメトリーグリッドです!


この魔法は空間と空間を繋げる魔法なんですよ。ただね、どこでも繋げられるという訳ではなくて、実際に術者が赴いて空間の一部を採取する必要があるんですよ! そうして空間と空間は繋がります。


ちなみに上級魔法並に魔力量消費しますので、シュウさんには三回が限度ですね。はい。

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