どこにも行かせないよ3
二人は寝床を変更する事にした。それもあの様に骸骨が傍にあったのでは目覚めが悪いからとホヅミからの発案だった。まだ燃え切っていない焚き火跡の薪と、新しくホヅミが集めた薪で再度焚き火を起こす。腰のかけやすい太めの樹木を探してホヅミとリリィは腰をかけた。うとうとするホヅミが寝息を立て始めると、リリィはすっと目を開いて、にこりホヅミの寝顔を見やる。
(ボク、ホヅミんといない方が良いのかな)
カラナは自身を狙ってきたのだ。自分のせいでホヅミまでも危険に巻き込んでしまっている。そう考える中、リリィはホヅミの太ももに切り傷を発見した。
「下位回復魔法」
小さな声で唱えると、優しげな緑色の光がホヅミの太ももの切り傷を癒していく。そしてその傷を想うと、ますます自分とホヅミが隣り合わせに歩く事が間違っている様に感じてしまう。
「はぁ」
リリィは焚き火に視線を落とす。ふとその火の中には過去の記憶が浮かび上がっていた。そこには元気にはしゃぐリリィがいて、塾の生徒達と村中で追いかけっこ。時には釣りをしたり、時にはけんけんぱをしたり、時には転んで怪我をして涙したり。机に向かって書き物して励んだり。塾の先生に褒められた事を母のマリィに報告すれば一緒に喜んでくれたりと、とても幸せな日々だった。それがある日突然崩れて、今でも目に焼き付く自身を庇う母の姿。
「ママ」
リリィはつい眠りについてしまった。
「……きて」
リリィはまだ夢の中にいた。とてもとても幸せな夢。延々《えんえん》とあの幸せな日常を繰り返している。
「……て」
ずっとこうしていたい。ずっとずっと、楽しく毎日を暮らせていたら、どんなに良かっただろう。
「起きて」
優しい光がリリィの瞼の隙間に入り込む。目を開けると、目の前では白髪の不思議な格好をした少女が微笑んでいた。
「はっ!?」
リリィは飛び起きた。うっかり見張りをすっぽかして眠ってしまっていた。しかしホヅミの全身や周囲を見渡したところ、何も被害には遭っていないようで安堵の息を吐く。
「リリィ、おはよ」
「おはようホヅミん! 今日もいい天気だね!」
リリィは明るく返した。
それからリリィは食料を取りに出かける。特に焚き火を作る用事もないのでホヅミも行きたがると、リリィは快く頷いた。リリィはどうやって木の実を採ってくるのかいつも気になっていたのだ。
「ほらあそこ」
「あんな高い所に木の実が」
リリィに指された箇所を見上げると、木の実がなっていた。数メートルは高い所に位置している。さすがに魔法を使って取るのは威力調整が難しいのではないかと魔法初心者のホヅミは考える。
「じゃあ採ってくるね! よいしょっ、よいしょっ、よいしょっ」
驚く事にリリィは木を素で登り始めた。以前素手で魚を捕まえてきた時から思っていたのだが、リリィの性質はとても野生的だった。そんな事を言えばリリィに怒られるのかもしれない。黙ってリリィを見守るホヅミ。
「下に落とすから受け止めてくれる?」
「うん! 分かった!」
一つ、二つ、三つと木の実を落とすと、リリィは木の上から飛び降りた。
「きゃあっ!? 」
「ん? どうしたの?」
リリィはパンパンと服についた汚れを叩いては平然と振舞っている。どこも痛そうにしていない所を見ると、リリィにとっては数メートルの高さから飛び降りるなど普通の事のようだ。
「ボクもお腹あんまり空いてないし、ホヅミんも昨日あんまり食べてなかったからこれだけにしたよ?」
「え?うん、大丈夫。ありがとう」
ホヅミは狐に包まれたように、納得がいかないままリリィと寝床に戻る。
朝食を済ますと、さっそくニト町までの街道に足を踏み入れる。今でもシュウと歩いた旅路を思い出しては比べるホヅミ。いくら近道とはいえ、舗装されている所とそうでないところでは道の険しさや魔物の出現率が違い過ぎだ。今歩いている道の方が断然に安全である。
「ホヅミん見て! あそこに看板立ってる!」
「昨日見た看板じゃないよね?」
「まさかぁ」
昨日見たものと似たような分かれ道に、リリィの言う看板があった。近くまで来て読んでみると、左に行くとニト町、右に行くとソウハイ山と表記されている。
「良かったぁ。ちゃんと前に進んでたんだよ、ボク達」
リリィは意気揚々《いきようよう》とニト町の方へと先導を切る。
途中とある魔物が一匹現れた。イノブーという黒い猪の魔物だ。いつもの様にリリィが前に出るが、倒した経験のある魔物で自信があったのかリリィに話してホヅミが率先する。
「風の弾丸!」
「ぶひぃっ!?」
一撃で仕留めるホヅミ。透かした顔でリリィの拍手を煽る。
「凄い凄い!」
パチパチパチ。リリィは自然に素直に拍手していた。
それから弱めな魔物が何体か襲ってきたのだが、調子づいたホヅミは積極的に魔物との戦いを買って出る。何度も何度も風魔法を唱えては徐々に魔法の発動を体で慣れていくホヅミ。途中リリィが他に使える魔法はないのかと聞いてきたが、あとは身を躱すために使用する基本の下位風魔法。それならばとリリィは次の魔法を教えると言う。次の魔法は中位魔法。更に想像力と魔力が必要となるというので、今は理論だけを教えてもらい練習は後ほど町についてからする事にする。
「ありがとうリリィ!」
それから二人は林の街道を抜けると、見渡す限りの大草原を目にする。先に見えるのはニト町。ようやくといったところでホヅミは背伸びをする。
鬱蒼とした景色はもうたくさん。吹き抜けるそよ風に体を洗ってもらっているように気持ちがいい。広い景色を見れば何かから解放されたように思わず叫び出したくなるようだ。
「リリィ! 早くぅ!」
「待ってよホヅミん!」
いつの間にか走り出していたホヅミ。リリィも嬉しくなってホヅミを追いかける。そして二人はニト町の手前まで着いた。
「ああーっ!!」
突然ホヅミは足を止めて叫び声を上げた。
「ホヅミん?」
ホヅミは大切な事を忘れてしまっていた。リリィは魔物と人間のハーフで、結界に入れるか入れないかもはっきりしていないのだ。
(思い出した、リリィは結界に弾かれるかもしれないんだ!)
リリィは不審に思うが素通りする。そもそもホヅミがリリィは魔物と人間のハーフであると知れたのは賞金稼ぎ組合に寄ったからなのだ。リリィにどう説いたら良いのか悩み始めるホヅミ。
「下位魔鎧魔法・微」
リリィは自身に薄い魔法壁を張る。その魔法にはホヅミは覚えがあって、まだ何のための魔法か分からなかった。するとリリィはどんどん前へと進んでいく。
「ホヅミん! 何してるの! 早く行こ!」
焦るホヅミを置いてけぼりにリリィは町に足を踏み入れていた。それにホヅミは胸を撫で下ろす。
ホヅミ以上にリリィの方がリリィ自身の体について詳しいはず。何も臆する事なく足を踏み入れたリリィに不可解な面持ちだ。
「ねぇ、さっきのぺらぺらーって?」
歩きざまにまだ結界に入っていないのかもしれないと警戒しながら、リリィに使用した魔法について訊ねた。
「え? 何でもないよ。ただのおまじない」
リリィに上手く茶化された様にホヅミは感じる。疑念を抱きながらもホヅミは、リリィと共に町に入りまず賞金稼ぎ組合へと赴く。これは旅路に二人で決めていた事だ。ホヅミは衣服を整えたいと切望したが、二人には手持ちが僅かにしかなく断念。リリィからの提案で、まず組合に行って自身達の能力を知ろうという事になった。知っておく事で、今後の事の運びが簡易になるからだ。それから賞金稼ぎとしての任務を遂行。資金を得るために。
「すみません、この町の賞金稼ぎ組合ってどこですか?」
「ここを真っ直ぐ行くと突き当たりにあるよ」
リリィが聞いたおじさんは強面だったが、優しく教えてくれた。きっと中身は優しい人だ。
入口から真っ直ぐ突き当たり。とても分かりやすい場所にある。それだけ賞金稼ぎというのは重要な役割を果たしているのだろう。
(あれ? やっぱり、たまたま結界にかからなかったのかな? それともさっきのぺらぺら何とかが?)
ホヅミは釈然としないまま、いつの間にかリリィと共に目的地まで辿り着いていた。
「ここがニト町の賞金稼ぎ組合」
ニト町の賞金稼ぎ組合は樹脂を塗った木造建築。王都の賞金稼ぎ組合よりは大きさも重厚感も見劣りする外観だが、それなりの雰囲気を醸し出している。そしてお決まりのやたらと面積の広い入口。ドアは開け放たれていて、重たそうな扉で労する事なく入口を潜っていくリリィとホヅミ。
「へぇ〜ここが賞金稼ぎ組合か〜」
賞金稼ぎは皆狩りに出掛けているのだろう。人があまりいない時間帯だったようだ。というのも普段の賑わい度合いを知らないホヅミには言い切る事の出来ない予想だが。
屋内は教室が約三個分の面積といったところで、二階への吹き抜けが続いている。入口からの真正面には、カウンター越しに二人の受付嬢が立っていた。
「ようこそいらっしゃいました。本日は依頼をお探しですか?」
左の受付嬢は言う。
「今日は私とこっちの友達の能力照会をしたいです」
「ん? ホヅミんはもう見たんじゃないの?」
またもや不味るホヅミ。リリィには入れ替わり能力の説明時に、リリィ自身の能力が表記されていた事を割愛していたのだ。それはリリィのためである。リリィ自身、魔物と人間のハーフである事を知られたくないはずだからだ。
「えっと……ほら、入れ替わりのとこしか見てなくて……他のはうっかり見落としちゃったっていうか……何ていうか」
「??」
「受付嬢さん、お願いします!」
リリィは腑に落ちない様子で首を捻っている。
「かしこまりました。それではお二方の髪の毛を一本頂戴致します」
プツン。王都と同じようにニト町の受付嬢の髪の毛を抜き取る動作がとてつもなく速く、呆れるホヅミに何もされていないのにと頭に刺激が走って驚くリリィ。
「これをお手に」
ホヅミとリリィは掌を出して、その上に受付嬢が髪の毛をそっと乗せる。
「下位分析魔法! 」
ホヅミにはホヅミ自身の能力が、リリィにはリリィの能力が表示された。
(やっぱり! 入れ替わりって私の能力だ!)
ホヅミの固有能力には入れ替わりと表記されていた。その他にも使用可能魔法には風、氷、回復とあり、何より回復魔法はリリィの助けになれると喜ぶホヅミ。
「ねぇねぇリリィ! 固有魔法浄化だって! 昨日の骸骨倒しちゃったのってたぶんこれが原因だよ!」
固有魔法については浄化とあり、昨晩カラナという魔物の連れた骸骨を再起不能にしてしまった理由だと知る。
「!?」
称号、その欄には思わず目を見張る。そこには何と勇者と表記されていたのだ。シュウの言葉を思い出す。シュウも勇者という称号を持っていると言っていた。リリィを助けるのに協力してくれて今更嘘をついているとは思えないが、もし勇者が複数存在するのだとしたら、協力して魔王を倒すか何かしなくてはならないという事だろうか。
(ちょっと待って、もしかして勇者って日本から来た人から選別されてる?)
その一つの仮説に辿り着いたホヅミ。それが正しければ、他にも日本からこの異世界に飛ばされた人もいるのかもしれない。いないかもしれないが。
(ていうか私勇者なの? 何で勇者? 勇者って何するの? 魔王とか倒さなくちゃいけないわけ? そもそも何で私なのぉ!?)
心で嘆くホヅミをよそに、リリィは自身の能力をまじまじと真顔で見つめていた。
「リリィ、リリィってば」
「えっ!?」
自身の名を呼ぶ声にリリィはぎょっと我に返り、ホヅミへと顔を向ける。
「大丈夫?」
額から汗を流すリリィをホヅミは気遣う。
「だ、大丈夫大丈夫! ちょっとびっくりしちゃったんだよ! やっぱりボクって天才! 何でも出来ちゃうみたい!」
慌てる手振りでホヅミの心配を取り払う。
それから二人は今後の生活をどうするかの談義を始める。ホヅミは食事処などで働いてみたいと言う。けれどそういった仕事には身分のはっきりしている者しか雇われないらしい。何かを営むとしても資金が必要で、国から発行される正式な手形が必要だという。その国も今じゃ壊滅してしまったのだから仕方がない。
「やっぱりここは賞金稼ぎしかないでしょ!」
燃えるリリィ。そして先ほど勇者通告を受けたホヅミは結局そうなるのかとその必然性に意気消沈する。
二人は再び受付嬢の元へと赴いた。
「ボク達、賞金稼ぎのお仕事したいです!」
意気盛んに申し出るリリィ。その隣ではホヅミが元気のなさそうにどんよりとしている。
「かしこまりました。では組合員登録致しますので、こちらへ署名を」
と受付嬢に差し出された紙と羽根ペン。
「ホヅミん!署名だって!」
自身の名前をさっさと書いて、もう一枚の用紙をほらほらとホヅミに手渡す。ホヅミは気乗りしないながらも渡された羽根ペンで署名した。驚いた事に書こうとする文字が勝手に異国の文字になっていく。これも異世界仕様なのか。
「ホヅミ……ミキ……」
本来ならば家名は後に書くものなのだが、家名を先頭にした。もちろん名前は女の子の方。ここは日本でない、異世界だ。別にどんな名前を書いたって誰から文句を言われる事はない。
「あれ? 家名がミキっていうの? 何か家名の方が名前っぽいね」
ズコー!
横から覗き見るリリィの発言に、ホヅミはのけぞりひっくり返る。きょとんとするリリィはわざとでないのだろう。それだけに憎めない。
「ではこちらをお受け取りください。これは昇級メダルといって、初級の方は石から始めていただきます」
起き上がったホヅミとリリィにそれぞれ渡されたのは丸く圧延された小さな石。
「順に、石、銅、銀、金、白金、ミスリル、アダマント、そして最上級のオリハルコン。硬貨と間違え安いので、取り扱いにはご注意を」
「依頼はどこで受ければいいですか?」
「依頼書があちらの掲示板にて張り出してございます。依頼の難易度は昇級メダルに肖って、受諾に必要な線引きとしての必要最低ランクが記されております。また依頼の報酬は組合よりお支払い致します。」
受付嬢の指す壁にはたくさんの紙が張り出されていた。見ればちらほらと賞金稼ぎと思われる者が依頼書を物色中だ。
「ありがとう!」「ありがとうございます」
笑顔で手を振る受付嬢を背に二人は掲示板に立ち寄る。たくさんの依頼書が隙間なく敷き詰められている。適当に選んで読んでみれば、ペットの猫探しやら荷物運び、長期鉱山発掘作業員募集という依頼書もあった。
「これ面白そうじゃない?」
リリィが言う面白そうというのは討伐依頼書だった。どこぞの魔物の親玉が暴走したとかで、その魔物の討伐報酬は透貸1枚。
「この透貸って?」
「白金貨百枚分……えっと、一番安い石貸百万枚分。これだけあればホヅミんの言ってた飲食店だって作れるよね、きっと」
聞いてホヅミは驚くが、さすがにそんな簡単に手に入ってはおかしいだろうとホヅミは内容文に目を凝らす。
「ね、ここのクラスUって何?」
「それは魔物のクラスだよ。あっ、ホヅミんは知らないんだっけ。魔物っていうのは強さでクラス付けされてるんだ」
リリィの説明によると、一番弱い魔物はFクラス。そこからE、D、C、B、Aときて、S、H、U、EX、そして最後にはLEクラス。Aクラスの魔物でさえ、何人もの猛者が力を合わせてやっと倒す事の出来る魔物だそうだ。
「たぶんボクなら倒せるよ」
「でも、よく見たら書いてあるよ? 最低ランクアダマントだって」
「ん? ありゃ、ほんとだ」
リリィとホヅミは気を取り直して再び依頼書を探す。
「これなんかどう? 初めての人向けじゃない?」
「なになに……子供の面倒を一日見てください……えぇ〜、こんなんじゃちょっとしか稼げないじゃん! たったの銀貨三枚だよ?」
と面白くなさそうにリリィは言う。
「それより、これどう? これならランク不明って出てるし、ボク達向けだと思うんだよね〜」
と見せられる依頼書はまたも討伐依頼。クラス不明、最低ランク不明。報酬透貸十枚。
「不明、不明、不明って……これ絶対危険なやつでしょ」
「そんなことないよ! だってボクがいるじゃん?」
「ここ、よく見てリリィ。受諾数二百四十って書いてあるんだよ? つまりだよ? これだけ受諾してる人がいて未だに討伐もされてなければ不明だらけなんだよ?」
言われて自身の取った依頼書と睨めっこするリリィ。
「いくらリリィが強くたって、危なすぎだよ」
「うーん、分かった……別のにする」
ほっと息を吐いて視線を落とした先に、ホヅミはとある依頼書を目にした。内容はソウハイ山の麓の洞窟にアンデッドドラゴンが住み着いてしまった。クラス不明。最低ランク不明。報酬白金貨二十枚。更には条件付きとして、固有魔法に浄化をもつ者、とある。
「これ、これならどうかな?」
「どれどれ?」
ホヅミ自身の提案だったが、ドラゴンという迫力のある響きに気怖じする。
「いやぁでもやっぱり……ドラゴンだと怖いかも」
自身の能力とあった条件に、報酬の白金貨二十枚に、つい欲が出てしまった。この世界の物価はあまり分からないホヅミだが、このニト町の宿泊で銅貨八枚。白金貨一枚自体が銅貨百枚分の価値はあるのだ。白金貨一枚だけでも、今ホヅミが切望しているそれなりの衣服は揃えられるだろう。
「アンデッド……? あっ!昨日のホヅミんが倒した骸骨ってアンデッドだよね! いける! いけるよホヅミん!」
きらりと目の輝くリリィ。
「ううん、やっぱりいいや。別のにしよう」
「大丈夫! だって触れただけで倒しちゃうんだもん! ボクが飛翔魔法でホヅミんを抱えて、後ろを取れば簡単だよ!」
「でもドラゴンだし」
胸を叩いてどっしりと構えるリリィ。
「ボクがホヅミんを守る!」
「そ、それじゃあ……報酬も高いし……これにしようかな?」
少し懸念ではあったがリリィの頼もしい態度に身を預けた。だが後々、この判断はホヅミやリリィを苦しめる事となる。
魔法講義ちゃん第5弾!
今日の魔法は……じゃかじゃかじゃかじゃかじゃん!!
上位強化魔法です!
ゼロが使っていましたね。
この魔法は身体能力と身体強度を何と五倍まで引き上げます。この魔法の後に繰り出すゼロの迅速の剛拳は音速です。これに殴られちゃひとたまりもないでしょう。
ちなみにリリィの使った中位強化魔法は身体能力と身体強度を約三倍にしておりました。
上位強化魔法の制限時間はおよそ五分~十五分が通常。ゼロの場合は十分です。使用者の魔力量や性質により変動します。





