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初の戦闘 魔獣を刈る

 遅れてしまって申し訳ないです。

しかしですね、これでも僕は学生でしてまぁ、この時期となると色々と行事が重なるのですよ。

例えば実力テストだったり、体育大会だったりと、更に体育大会が終わると中間テストがあり

それが終わると文化祭、それが終わると期末テスト・・・はぁ、つらたん


 僕はしばらく休憩し、体力が回復するとメイドさんから朝食の時間と言われたので広間に行った。

今日は早く着いたので来てもまだ少なかった。

「しまった、汗臭いかな」

訓練後なので汗を掻いていた僕は今更ながら自分の状態を思い出す。


 しかしながら今から風呂に入っても朝食を食えずに大変な訓練をすることになってしまうので我慢する。

それに昨日は夕食を食べれなかったのでお腹はものすごく空いている。


 「あれ、今日は早いね」

三奈羽がやって来た。

「たまたま早くこれただけ」

「そっか、でもビックリしたんだから部屋にいなかったから」

「ごめん、今度からちゃんと書置きしてから出るから」

「そうして」


 続々とクラスメートたちが入ってくる。

そして料理が並ぶ。

空腹の僕にとっては早く食べたいため自然とよだれが垂れる。


 やっと食べれた料理はものすごく美味しかった。

それこそ周りがドン引きするくらいに食べていた。

「す、すごい食べるね今日は」

「お、おにい、そんなに急いで食べたらのどに詰まるよ」

「そんな焦らなくても料理は逃げないわよ」


 パクパクパクパクパクパクパク

「ね、ねぇ無視しないでよ」

パクパク

「だめだこれ、食べること集中しすぎて聞こえてない」


 パクパクパクパクパク

こうして食べてる間にもメイドさんが厨房とこの辺りを何往復もする。

そして次々と僕の腹の中に吸い込まれていく料理たち、皿を運んでいるメイドさんはさぞ忙しいだろう。

だが、そんな事は気にせずに料理を食べる。


 







 パクパクパク、ゴックン

「はぁ、美味しかった。ごちそうさま」

やっと満腹って程ではないが満足になった僕は日本人特有の食後の挨拶を済ませる。

周りを見ると化け物を見るような目をしている。

「よ、よくそんなに食べれたわね」

渡辺がこっちを見ながらそう言った。


 「うーん、おなか減ってたから」

「そ、そう『お腹が減ってたからで食べれる量じゃないけど』」

「おにいはたまに七つの球を集めてドラゴンを呼び出す作品に出てくる戦闘民族並みに食べるよね」

「そうかな、自分では普通だと思うぞ、ご飯作る時だって少し多く作るくらいだし」

「あれを少し多くとは言わない」


 「皆さん食べ終わりましたね。本日の訓練は昨日とは違い、実践を経験してもらいたいので王都の外へ

出て、実際に魔獣と戦ってもらいます。最初と言う事もあって皆さんに戦ってもらうのは一番弱いゴブリン

を相手にしてもらいます」

全員食事が終わり少し休憩をしているとセリカさんが前に出てきてそう告げた。


 ゴブリンそれはゲームなどで定番中の定番のモンスターこっち風に言うと魔獣。

強くはないのだが性欲が強く、良く女騎士にあんなことやこんなことをしたりする女性の敵のような魔獣なのだが、この世界ではどうなのだろう。さらにゴブリンは群れで行動するためよく冒険者を殺してはその

冒険者が持っていた武器を使用するので衛生面に関しても最悪の魔獣である。


 「ゴブリンは強くはないのですが、雌しか存在しないため男性がよく狙われますので男性の方は気を付けてください」

セリカさんは少し声が小さくなりながらも生態を教えてくれた。


 男子の全員は顔を青くさせた。

「おにいは私が守るからね、というか王城から出ないで」

「ミカはお姉ちゃんの後ろで何もせずに待っててと言うか出ないで」

「だ、だ、ダイジョブだよミカは私がちゃんと守ってあげるからね」

お馴染みの三人が僕の手を握る。


 「大丈夫だよ、流石にゴブリンにやられる趣味は無いから」

ほんとだ、ゴブリンなんぞに初めてを奪われてたまるか死にたくなるわ。

「今回は騎士団のメンバーに加え私達も同伴するから大丈夫だろう」

するとセイラさんが付け加えた。


 「確かに、そうですが万が一と言う事もあるので男性の方は気を付けてくださいね」

「女性もゴブリンたちが使う武器はなんの手入れもされていない病原菌だらけの武器だから着られると

感染症にかかる恐れがあるから気を付けろ」

「それでは一時間後に出発するので準備をしっかりしてください」


 こうして説明が終わるとみんなは解散した。

僕も準備をしに部屋に戻った。






 「ミカは怖くないの?」

「なにが?」

「死ぬかもしれないの」

「うーん、怖くないかな」

「なんで」

「自分が死ぬよりも死んでほしくない人がいるから」

「それって誰?」

「内緒」


 三奈羽はジト目で僕を睨みつける。

「レイネさんとか」

「残念違う」

「じゃあ、真美ちゃんと香代ちゃん?」

「うーん、それもそうだけど、違う人」

「セイラさんだったりして、いやでもセリカさんもありえそう」

「それも違うって言うか僕なんかに守られるほど弱くない、逆に強すぎるくらいだと思うけど」

「それもそうだね、じゃあ誰?冴子ちゃん?」

「確かに渡辺も死んでほしくないけど、一番死んでほしくない人じゃないな」

「もう、誰なの?」


 少し涙目にした三奈羽の瞳が僕を捉える。

「そ、そんなの決まってるだろ。恥ずかしいこと言わせんな分かってるくせに」

「もしかして、私」

僕は口にするのが恥ずかしく、コクリと頷く。


 それを見た三奈羽はパッと顔を明るくさせた。

「そ、そうなんだぁ、えへへ」

すっごいにやけ面を出している。


 「ほら、もう僕は行くぞ」

恥ずかしくて早くこの部屋から出たい僕は騎士団の人から支給された、皮の鎧を着る。

皮なだけあってかあんまり重くない。少し動きにくく重たいジーパンやジージャンを着ている気分だ。

更に鞄に回復薬とたまたま元の世界から持ってくることのできた消毒液と包帯ガーゼを入れる。


 部屋からすぐに出て王城の城門に向かう。

そこには既に渡辺が立っていた。

「早いね、まだ三十分以上あるけど」

「あんただって、早いじゃない。私は別にやることが無いから早く来ただけよ」

「そっか」

「あんたこそ、口調変わってるけど」

「これが本来の僕だよ、普段は女子に間違われないように俺とか言ってただけだから」

「へぇ、でもそっちの方が似合うわね」

「それはどうも」


 渡辺はさっきからソワソワとしている。

「どうしたのさっきから落ち着かないように見えるけど」

「べ、別に只不安なだけよ」

「不安か、確かに僕達みたいに戦争を知らない人殺しもしたことない学生がいきなりこんな世界に来て魔獣を倒すんだもんね、不安になるのは当たり前」

「あんたはどうなのよ」

「渡辺はどうなの?」

「怖いわよ、なんか悪い?」


 渡辺は顔を赤くさせて怒る。

「悪くないよ、でも大丈夫だよ。渡辺も僕が守るから真美や香代、三奈羽と一緒くらい助けてもらってるし

だから、僕が渡辺を守るよ」

「・・・そう、ありがとう」

「でも、ゴブリン僕の初めてが奪われそうになったら助けてね」

「・・・あんたに期待した私がばかだった。はぁ、分かったわよ、助けてあげるわよ」

「ありがと、渡辺と料理の話してる時とか僕好きだからさ、またこの世界の料理とか一緒に作って話したりしよう」

「そうね、私もあんたと話の結構好きよ」


 渡辺はさっきとは違いリラックスすることが出来たようだ。

「でも、あんたに料理で負けてるのは悔しいわね」

「アハハ、僕だって好きで男子力オールEXなんてしてないよ」

「さぞモテそうね」

「そうかな、レイネさんが大胆なのは分かるけど」

「あんたって、結構モテてたのよ」

「ウソだ、だってそんな事一回もなかったし」


 僕は思い返す。

一度もラブレターは貰ったことないし、告白もされたことがない。バレンタインも貰ったことないし。

「一度もチョコ貰ったことないような僕がほんとにモテてたの?」

「そりゃそうよ、あんたお菓子作りに関してはその辺の店のより美味しいし、そんな相手に自分の作った

チョコなんて食べてもらえないって思ったんでしょう」

「・・・なんとなく分かった。でも告白とかされたりしたことないし、ラブレターだって貰ったことない」

「あんたが三奈羽と仲が良すぎる所為でしょ」

「・・・そ、それは、三奈羽とは幼馴染ってだけで」

「でも、あんたって三奈羽のこと好きでしょ」


 突然告げられた渡辺の言葉に心臓が止まる。

「な、何、言ってはるん」

「いきなり口調が変わったわよ、図星ね」

「・・・はぁ、そうだよ、なんか悪い?」

「べっつにー」

「もういいだろ」

「あんたらだったらお似合いだけどね」

「それは、冗談?」

「いや、違うわよだって夫婦って呼ばれてるくらいだしね」

「あれは、僕のドジの所為でしてることだから」


 「まんざらでもなさそうだけどね」

「なんて言った?」

「何でもないわ」


 渡辺は確かに口を動かして何かを言ったが聞こえなかった。

すぐになんと言ったか尋ねるが返してくれない。

攻してる間にもゾロゾロとクラスメートたちが集まってきた。


 初の戦闘と言う事もあってかみんな緊張しているのだろう見るだけで分かるくらいに

肩に力が入っていた。

「もう、先に行っちゃうなんてひどいよ」

三奈羽がやってきて僕の肩を掴んだ。


 「あの状況でよくあそこにいれると思うな」

「だってぇ、私嬉しかったんだもん」

「そうですか、そうでございますか」

 

三奈羽と少し恥ずかしいかったがなんとか会話をすることが出来た。




 やっと落ち着き、顔の熱も下がったところで尚がやって来た。

「よう、どうしたさっきはあんなに顔を赤くさせてたけど」

「別に、大した事は無いよ」

「ほほぉ、まぁ、なんとなくは分かるんだけどな、黒崎さん絡みだろ」


 ニヤニヤとしながら僕のことを肩でついてくる。

「分かってるんだったら聞くなぁ」

「いいじゃねぇか、それに俺はお前がまたその口調になってるからからかいたくなっちまうんだよ」

「ひどい、なんだったら俺口調に戻そうか」

「いいや、そっちの方がいい」

「あっそ、それでまさか茶化しに来ただけじゃないよね」


 尚はぽけーんとした表情になった。

「えっ、まさかほんとに茶化しに来ただけなの?」

「あぁ、そうだが」


 尚は何を言ってるんだこいつみたいな顔をしている。

「はぁ、他にもなんかあるだろ、例えばこれからいのちのやり取りするんだなとかさ」

尚は考えるそぶりを見せる。

「確かに思うところはあるけど、悩んだところでやることは変わらないだろ」


 背後にバンッとでも現れそうな雰囲気を出して尚はそう言った。

尚はそのまま独特なポージングを・・・・・・する事は無く近くにあった花壇のふちに座った。

ここは様々な花が周りに植えられている。

見たく伴い植物ばかりで本当に異世界なんだなとはっきり突きつけられる。


 「なぁ、実夏はどう思うんだ?」

「何が?」

「そりゃ、魔獣を倒すことだよ」

「別に、只、みんなには死んでほしくないし、この世界の人にも死んでほしくないって思ってるし」

「だろ、俺もそんな感じだ。クラスメート全員で帰りたい、帰ってまたお前とバッテリーを組みたい。

黒崎さんの足だって治ったし、元の世界に戻ったら一緒に野球しようぜ」


 尚は今まで見たことないような清々しい表情を僕に見せた。

「たしかに、それもいいかもね、でも今はこの世界の魔獣をどうするかだけ考えないとね」

「そうだな、パパっと倒してビューンと元の世界に戻ろうぜ」

「オッケー、帰ったらお前の剛速球全部取ってやるよ」

「楽しみにしてるぜ」


 それだけ言って尚は立ち上がりみんなが集まっている所へ行った。

僕もみんなが集まっている所へ行った。






 「皆さん揃っていますね、もう一度聞きますがこれから先は命のやり取りをしますので引き返すなら

ここが最後ですよ、皆さんは本当にその覚悟がありますか?」

みんなが集まって大きい円になっている中心でセリカさんがみんなに問いかけた。


 みんなは顔を見合わせると再び不安そうな顔をした。

「準備ならもう出来ています」

そこへ生良が前に出て胸を張りながらそう告げた。


 それを見た周りのみんなも今度はどこか変わったような目つきをした。

「そうですか、それではこれから出発します。目的地はここから三キロ先の平原」

セリカさんはさっきの問いかけるようなトーンの声とは違い、キリっとした声で騎士団の人達を纏めた。


 こうして僕達は今日初めて異世界を冒険する。






 ここから三キロ先ってことは歩いて一時間もかからない所に魔獣は住んでいるということになる。

よく街に被害が出ないなと思ったがどうやら街には結界が張ってあるらしく、この結界は上級の魔獣

つまり、よほど強い魔獣でなければ街の結界は破壊出来ないそうだ。

だからこの辺に住んでいる魔獣たちでは街には入れずにここで商人たちがやってくるのを待って男を襲い

種族を繁栄しているそうだ。


 「この辺は花が多く咲き観光名所とも知られております]

突然騎士団の人がどこかの観光ガイドの如くこの場所の説明をしてくれた。

周りは数多くの花が咲き乱れて所々の花が風に吹かれ花弁が散りひらひら空に舞っている。


 「綺麗」

誰かがボソッと呟いた。

確かに綺麗だ、これほどの場所は日本というか地球上に存在するのもほとんどないかもしれないって言うくらいに綺麗だった。


 「ちなみに、この白い花はシェルティムの花と言って求婚を意味する花です。

もし、私に気がある方がいたら是非ともこれを私にくださいね」

さっきの人がものすごくいい笑顔で僕達に向かってそう言ってきた。


 「「「「「あ、あははは」」」」」

これには男子生徒の全員が苦笑していた。

そのときだった、いきなりさっきの人の頭が叩かれた。

「イタッ」

「お前は何をしているのだ、全く」

頭を叩いたのはセリカさんだった。

セリカさんは女の人の首を持つと引きずって先頭まで戻った。


 「良いじゃないですか、私だって彼氏の一人くらい作って結婚して幸せな家庭を作ってもぉ」

さっきの人の声がする。

『なるほど、これが男性と出会いがない人のか・・・西条先生みたい』


 ビュン


 いきなり、顔の横へ拳が飛んできた。

「何か失礼なことを考えなかったか?」

僕は油が切れてさびてしまったかのようにギギギと首を動かす。

「さ、西条先生、ドウシタンデスカ?」

「いやなに、誰かが私に失礼な事を考えていると直感が教えてくれてな」

目が全く笑っていない西条先生は指をピースサインの様にさせて僕の目玉に近づけてきた。


 「な、ななななな何にも考えてないです」

「そうか、ならいいが・・・・・・次は無いぞ」

「イエス、マム」

僕の言葉を聞いた西条先生はコートの様に纏っていた殺気を収めた。


 「みなさん、もうすぐで目標の場所です。気を引き締めてください」

セリカさんの声が前から聞こえてくる。

みんなはさっきまでニコニコしながら花を見ていたがセリカさんの言葉を聞いて気を引き締めた。


 それからあるくこと五分、ついに現れた。

「みなさん、出ました。ゴブリンです」

セリカさんが指を指した方を見る。


 そこには真ん丸で変な液体を体中に纏っている緑色の僕より少し背の小さい気持ち悪い生物がいた。

「うわぁ」

男子生徒がうめき声をあげる。

「あ、あれがゴブリン」

他の生徒も指を指しながらゴブリンの姿を見て観察したり、生理的に受け付けないという生徒もいる。

「気持ち悪いね」


 横から香代がつぶやく。

「あんな奴に私の実夏は触れさせないわ」

真美も続いて呟く。

「大丈夫だよ、私が実夏に触れさせないように全部殺して絶滅させてあげるから」

いつにも増して不穏な事を告げる三奈羽。


 僕だって気持ち悪いと思う。

こんな奴にやられた奴はかわいそうだな、前の世界でもゴブリンやオークに女騎士がやられるのを見て

楽しむ奴がいたけどそいつらもこいつらにやられてしまえばいいんだ。


 ゴブリンは今は一体しかいないが、普通は群れで行動するものだまだどこかに隠れているのだろう。

僕は一番隠れてそうな花畑を警戒しながらゴブリンの方みる。


 しかし、肝心のゴブリンは息をはぁはぁとさせていた。

「まずい、発情している。気を付けてください。ゴブリンは発情すると攻撃力が上がります」

セリカさんの声が聞こえてきた。

『発情って、ウソだろ』

 

 ゴブリンは更に息を荒くさせると緑色の顔がどんどん朱に染まっていく。

「一度発情すると男性の方を襲うまで止まらないのですぐに討伐しないといけません」

そう言いながらセリカさんは腰に携えてた剣を引き抜くとともにゴブリンを真っ二つにした。


 ゴブリンは黒い血液をまき散らしながら倒れた。

その光景を見たものは口元を抑える。

僕はこういうのは映画などでよく見る為あんまり気分は悪くならなかった。

三奈羽や真美と香代はそうではないらしく、顔を真っ青にさせて口元を抑えている。


 そのときだった。

僕の少し前にいる尚の近くの花が不自然に動いた。

『まずい、これは』

僕はすぐに黄泉を解放した。


 「顕現するは我に仇名す者の血を吸いし大鎌 其の名は 黄泉送り」

僕の腕についているガントレットは光だし大鎌へと姿を変える。

それと同時にゴブリンが一体尚の元へ飛び出した。


 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

僕は持ち手の一番下を持ち、最大限まで攻撃範囲を広げ大鎌を横に振るう。


 スパァァァァァンとゴブリンの首は飛んだ。

それと共に僕と尚に黒い血が付く。

「大丈夫、尚?」

「あ、あぁ、助かった」

「そう、良かった」


 尚の無事を確認した僕は周りを見ながら全員に届く声を出す。

「ゴブリンはきっと僕達を包囲している。さっきのはおとりで花に隠れてるはずだから気を付けて」

それを聞いたみんなは周りを警戒し始める。


 しばらく、待ったが何の反応も示さない。

警戒が少し解かれたと思った刹那、矢が飛んできた。

その矢は弧を描きながら渡辺の背後に向かい刺さる。


 「ギャッ」

声にならない悲鳴を上げた渡辺は右肩を抑える。

僕はすかさず矢の飛んできた方に走り出しカマを振るい花を刈る。

現れたのは弓を持ったゴブリンと斧を持ったゴブリンが三体。


 「黄泉頼む」

『はぁい、いっくよぉ、奪技だつぎ 首奪一刃しゅだついちじん

身体が勝手に動く。


 大鎌を回転させながらゴブリン達に突っ込み右から左に大鎌を振るう。

回転によって重くなった一撃は三体のゴブリン達の首を確実に捉え豆腐を五斬るかの如く首を奪った。




  



 



 

 


出来るだけ早く更新しますね。

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