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40. レベルが上がりまくり! ダンジョンってすごいね

 皆さん、おはようございます。今日も爽やかで明るい朝がやってきました。


 マンダンを攻略した次の日。今の時刻は午前八時。私はさっき起きたばかり。外からライムとフィアルの話し声が聞こえてきている。何を話しているのかはわかりませんけど。でも、二人とも起きているということだけはわかる。


 私は顔を洗って二人がいるリビングに行く。


「おはよう! ライム、フィアル」


「おはようございます、リズムさん」


「おはよう、リズム!」


 二人と挨拶を交わす。まるで今までと同じような朝だ。マンダンを攻略してからまだ一日しか経っていないというのに……。二人とも、すごいなぁ。もう体力とか回復したのかな。


「昨日は、疲れてすぐ眠ってしまいましたから、レベルなどを確認できていませんよね。この後、確認しましょう。今日は、レベル上げとかそういうことはせず、家でゆっくり過ごしたいと、フィアルさんと話していたのですが……。リズムさんはどう思いますか?」


 ライムが、今日のことを色々と話してくれる。


 うん、私も今日は家でゆっくりしていた方がいいと思うよ。少なくとも私はまだ疲れてるもん。


 そのことをライムとフィアルに伝え、私たちは朝ご飯を食べる。


 ライムとフィアルは彼らの属性に合うものを食べている。水属性は焼いた魚、炎属性は焼いた肉だから、ライムの朝ごはんは焼き魚、フィアルの朝ごはんは焼肉。


 勿論、私は属性に合ったものは食べないよ? だって、栄養バランスがすごいことになるんだもん。米とうどんと野菜だよ? うん、絶っっ対に嫌だ。こんなに疲れている日に食べて良いものじゃない。どうしてフィール星にはこんな文化があるんだろう……。


 私の朝食はパンと野菜と卵焼き。普通に美味しいよ! やっぱり朝はこれだよね。


 朝ごはんを食べ終わった私たちは、早速ステータスを確認することにした。


「「「ステータス」」」


 私たちがそう唱えると、ステータス確認の画面が表示される。


 まずは私のステータスから。


 ―――――――――

 〈類〉人間


 〈名前〉リズム ムラカミ


 〈レベル〉35 

 次のレベルまであと478EP


 〈魔法属性〉光、草、音


 光魔法: “癒し(ヒール)”

      “浄化(サンクチュアリ)”

      “灯り(ライト)”

      “星の盾(スターライトシールド)”


 草魔法:植物を操る力


 音魔法: “滅びの断末魔(ルインメロディー)”

      “想いの歌《フィーリングメロディー》”


 〈称号〉なし


 〈仲間〉守護神ルカ、スライムライム、狼フィアル

 ―――――――――


 おおっ!! えっ、すごい! レベル、めちゃくちゃ上がってるんですけど!? ダンジョンに行く前はレベル三十だったのに……。たった二日でレベルが五も上がっちゃった。ダンジョン、すご……!


 続いてライムのステータス。


 ―――――――――

 〈類〉スライム


 〈名前〉ライム


 〈レベル〉37

 次のレベルまであと5EP


 〈魔法属性〉水


 水魔法:水を操る力


 〈称号〉なし


 〈仲間〉人間リズム、守護神ルカ、狼フィアル

 ―――――――――


 うわぁ……! ライムも、レベルめちゃくちゃ上がってる! 確か、ダンジョンに行く前はレベル三十三だったよね? ダンジョンに行っただけでレベル三十七って……。経験値のところを見てみると、あと五EPで次のレベルになるっていうことがわかる。もうほぼレベル三十八じゃん……。ダンジョン、すご……!


 最後にフィアルのステータス。


 ―――――――――

 〈類〉狼【エルフ】


 〈名前〉フィアル


 〈レベル〉39

 次のレベルまであと803EP


 〈魔法属性〉炎


 炎魔法:炎を操る力


 〈称号〉なし


 〈仲間〉人間リズム、スライムライム、守護神ルカ

 ―――――――――


 ひえぇぇ! 恐ろしい! フィアル、ダンジョン行く前はレベル三十四だったよね……? フィアルもレベルが五上がってる!? ダンジョン、すご……!


 え、確か、レベルが上がるごとに、次のレベルになるために必要な経験値が多くなるから、たくさんの生物を倒さないといけないよね……? フィアルが倒した生物、私とライムとあまり変わらない筈なのに。どうしてこんなに上がってるの……?


 もしかして、例のお化け村でお化けでも倒した? いや、まさかね。え、違うよね、フィアル……?


 私が恐ろしいものを見るような目でフィアルを見ていたら、彼に不思議な顔をされた。うん、これはお化けなんて倒してないね。私はフィアルを信じます!


「すごいですね。僕たち全員、驚くほどにレベルが上っています」


「ま、ダンジョンに行ったんだからこのくらい当然だろ」


「えっ、当然なの!?」


「まあ、ダンジョンだからな。行ってみてわかっただろ。どんなところなのか」


 ああ……。なるほどねぇ。私は、マンダンでのことを思い出していた。確かに、これはレベルも上がるわ……。戦い、戦い、戦い――!! だったもんね。まあ、ダンジョンだからそれが普通なのかもしれないけど。


「フィアルは、今回のところ以外でダンジョンに行ったことあるの?」


「おう、勿論だ! 俺の母さんは、冒険者だからな! ダンジョンなら、母さんと一緒に行ったことがあるぞ。一回しか行けなかったけどな」


「え、フィアルのお母さんって、冒険者なの!?」


 これは初耳だ。え、そうなの? 冒険者……。なんだか、とっても楽しそうな予感!


 そんな私の心の声が聞こえたのか、ライムが呆れながら言った。


「リズムさん、冒険者はそんなに楽しいものではありませんからね。楽しいという以前に、危険です! ですから、絶対に『冒険者になりたい!』とか、そういうことは言わないでくださいね!! 特に、今は絶対にダメです! まだ疲れているでしょう!?」


「は、はい……」


 流石ライム。私のことをよく知っている。ライムが言ったことは、まさに私が思っていたことだ。


 う〜ん……。冒険者、結構興味あるんだけどなぁ。でも、ライムたちをダンジョンに巻き込んだばかりだし、変なことは言わないでおこう。確かに、まずは体力を回復させないとだしね。


 いつか、冒険者に会った時に話を聞いてみようっと! 


 私がそう考えていると、フィアルがなにやら外出の準備をしている姿が目に入った。も、もしかして……。


「フィアル? まさか、レベルを上げに行くわけじゃ……」


「勿論、レベル上げをするつもりだ!」


「えぇ!? フィアルの体力って、どうなってるの?」


「あ、フィアルさん。それでしたら、僕も一緒に行っても良いですか?」


「は!? ライムも!?」


「おう! 一緒に行こうぜ!」


「ダメだ……。私には理解できない……」


 というか、さっき、今日はレベル上げとかそういうことはしないって言ってなかった!? あの話はどうなったの!? 


 ライムに聞いてみると


「意外と回復したので、やっぱりレベル上げをしようかと……」


 と返ってきた。


 うん、なるほどね。わかったよ。ライムたちの体力が多すぎるっていうことが、と〜ってもよくわかった。


「……じゃあ、気を付けて行ってきてね。私は留守番するよ」


「はい。リズムさんは、ゆっくり休憩してくださいね」


「リズムも早く元気になって、一緒にレベル上げしような!」


 二人はそう言って、レベル上げをしに行った。


 二人を見送って、私は思った。


 あぁ、平和だな。


 あの時、イカに負けることなく、こうして過ごすことができて幸せだ、と。

勿論、フィアルはお化け村でお化けを倒していません。

リズムたちよりも先にダンジョンに着いたので、ダンジョン周辺にいた魔物や生物を倒していました。

そのため、リズムとライムよりも獲得した経験値が多いのです。


お読みいただきありがとうございました!\(^o^)/


次回更新予定は10/25(日)です。

次回予告:次回から第一章の第四部が始まります。リズムは何かを思い出す……!? そして、フィアルは新しい広範囲魔法を使う!(/ω・\)チラッ

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