6 (もぐもぐ王女)
すみません、明日からはじまるなろうフェスに参加者しようとおもうので、しばらく更新できないかもです。
なろうフェスがどんな内容かわからないですが、お祭りは参加したほうがたぶん楽しい?
ウェインが城で住むようになって……たぶん三日なのです。
まだ目利きの商人は来ないのです。
商人はタイリクのチュウオウにいるので、すぐにはこれないのです。
弟が生まれる前には来てくれないと困るのです。
最近メイドのアリサがウェインを褒めるのです。
「あの方の所作はとても美しいです。さすが大国の人。姫様も彼を真似て美しい所作を学ぶべきです」
「しょしゃ?」
「所作です。姫様にわかるように言い換えるとしぐさ、いえ動きですね。
例えば椅子に座る、椅子から立つ。
流れるような優雅な動きで、とても美しいのです」
美しい?よくわからないのです。
ウェインがひょろひょろなのは知ってるです。
「とにかくよく観察して、動きを真似てみてください。いいお手本になりますよ」
ということで、イリスは今日もウェインを観察するのです。
朝はウェインが起きるまえに部屋に行くと、怒られるのです。
朝ご飯まで会うのはお預けなのです。
待っているのは暇なのです。お城のちゅうぼーに行って、朝ごはんが何かをのぞくのです。
ジューと卵とハムが焼ける匂いがするのです。
「おはよう、姫さん。今日も元気だな」
料理長のガットが大きなフライパンで、手早くハムエッグを焼いています。
よだれがでそうなのです。おいしそうなのです。
「おはようなのです!」
イリスはガットから少し離れた椅子の上によじ登るのです。
ガットのそばは危ないので、近づいてはダメなのです。
まな板の上にハムが、そして大きなお鍋はぐつぐつのスープ。
今日のスープはキノコなのです。
「ほらよ」
ガットはハムに手を伸ばすと、小さな切れ端をイリスにくれたのです。
「ありがとうなのです」
ゆっくりハムを味わうのです。うまうまなのです。
ガットはいつもなにかしらイリスにくれるのです。とてもいい人なのです。
「ちっちゃな端っこなのに、めちゃくちゃ旨そうに食うな。姫さんは」
うまうまだから、うまうまなのです。
大きなガットの手が、ガシガシとイリスの髪をかきまぜます。
「そうだ、これも食ってみるか?」
ガットは白いなにかをちぎって、バターを塗るとイリスの口に押し込んだのです。
ん?ふわふわで、うまうまなのです。
目を閉じてゆっくりと食べたのです。でもすぐになくなってしまったのです。
「うまいだろう?白パンだ。黒パンと比べてかなり手間がかかるが、柔らけぇ。バターとめちゃくちゃ合うんだ」
「ほんとなのです!白いパンなのです!」
オーブンの近くにふっくらとした白パンがあるのです。
「ウェインが作り方を教えてくれな。ちょっくら試したんだ。朝食は楽しみしてろよ」
ウェイン!凄いのです。
ガットも凄いのです!
イリスはうきうきしながら、リビングルームに向かったのです。
「イリス、おはよう。あら、まぁ」
「おはよう、イリス。髪の毛がひどいことになってるよ」
「……王女、おはよう」
お父様とお母様、そしてウェインに残念な子を見る目で見られたです。
イリスは悪くないのです。髪の毛、きちんととかしたのです。
ガットが!ウェインがいけないのです!
うきうきな気分が台無しなのです。
でもすぐにうまうまなパンを食べて嫌なことを忘れました。
「姫様?」
あぐあぐとパンを食べていたら、アリサに注意されたのです。
そうなのです。ウェインを見て真似るのでした。
ウェインは母様と白パンについて話しています。こうぼがどうのとか難しいのです。
パンを小さくちぎり口に運んだので真似するのです。
なんで、こんな小さくしてたべるのですか。味見じゃないのですよ?
イリスは口いっぱいに頬張りたいのです。
ハムもなんでそんなに小さく切るのです!
卵焼きとハムをパンに乗せて食べるのはしないのですか!
だめだめなのです!
ウェインは美味しいご飯の食べ方がわかってないのです。
イリスがお手本を見せてあげるのです。
はぅ!
アリサに怒られたのです。
ご飯を食べた後、ウェインはクリスに会いにいったのです。
クリスはウェインのパートナーなのです。
ジョセフィーヌよりは小さいですが、牧場では一番大きな馬なのです。
ひねくれもののクリス。
ちょっとなら人を乗せてくれるのですが、誰ともパートナーにならない馬なのです。
ウェインは最初は他の馬をパートナーにしようとしたのですが、クリスが邪魔したのです。
クリスがウェインに懐いたのは、みんなびっくりぽんです。
パートナーができたのに、ウェインはあまり嬉しそうに見えないのです。
ため息を一つつくと、ウェインは笛をプェーと吹きました。
牧場のほうから大きな白馬が飛ぶように駆けてくるです。
あれがクリスです。
クリスはウェインに会うとべろんと顔を一なめして、ヒヒンとおしゃべりを始めたのです。
昨日はウェインはクリスに会いにいかなかったのです。
そうしたらクリスが城に乗り込んできたのです。
クリスは体が大きいのです。
そのクリスがウェインを探して城を走り回ったので、いくつかの家具が壊れたのです。
お城の使用人で一番偉いトラスト爺が顔を青くして倒れたのです。
死んでしまったのかと本当にイリスは心配したのです。
ピクピク震えて「予算が……」とつぶやいていたので生きているのです。
でもウェインが全てベンショーするといったら、すぐに復活したのでよかったのです。
会いにいかないと城にクリスがくるので、仕方なくウェインはクリスに会いにいくのです。
用事がなくてもです。
クリスは面倒くさいのです。
クリスは嬉しそうに、ウェインは苦笑いをしながら、なにやらぶつぶつとお話してるのです。
どうやらウェインはお父様と同じで、動物ともおしゃべりできるみたいなのです。
そのせいでクリスに好かれたのです。
大国では誰でも動物とおしゃべりできるのですか?
ずるいのです。イリスも話したいのです。
ヒヒーン!
クリスが飛び上がるように鳴いたです。
めちゃくちゃ嬉しがってるのです。ちょっと目をはなしていたのです。何事なのです。
ウェインのローブの袖をぐいぐいと引っ張り、イリスは尋ねたのです。
「これをあげただけだよ」
ウェインは小袋から丸い小さなものをとりだし、イリスのお口に押し込んだのです。
「甘いのです!」
うまうまなのです。これはクリスも喜ぶのです。
「噛まずに舐めるものだ。飴という」
早くいってほしいのです。少し噛んでしまったのです。
コロコロと舌で転がしながら飴というもの味わいました。
「これもガットが作れるのですか?」
「作れるだろうが、砂糖が高いからな。たぶん予算的に無理だろう」
「よさん?そういえば昨日トラスト爺がそういってプルプルしてたのです。怖いものなのですか?」
「お金だ。お金が必要だ」
お金!またお金なのです。
お金がないとこのうまうまは食べれないのです。
がっくしです。
「そんなに落ち込まなくても…。砂糖は今度くる友人の商人に頼もう。なにか売れれば多少買えるはずだ」
「そうなのです?たくさん作れるのですか?
みんなにも食べて欲しいのです。早く来るのです!遅いのです」
その遅い商人は何日か寝たら来たのです。
なんか変な人でした。
でも悪い人ではないのです。
ウェインがくれたアメというお菓子を、彼は一瓶イリスにくれたのです。
アメも嬉しいのですが、お金なのです。
イリスにお金をください。
弟が生まれたらお祝いのお祭りをするのです。
楽しみなのです。
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