⭐︎編集部調査記録②
前回の記事では、三宅が失踪当日に編集部へ送信した最後のメールについて掲載した。
今回は、その後の足取りについて調査した内容を報告する。
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編集部は、三宅が最後に利用したと思われる道路沿いのガソリンスタンドを訪れた。
店舗責任者の了承を得て、当日勤務していた店員への聞き取りを行った。
以下、その内容を掲載する。
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《録音開始》
──本日はよろしくお願いいたします。
「はい」
──この写真の人物を覚えておられますか。
《三宅の顔写真を提示》
「ああ……坊主頭の人ですね」
──やはり来店されていましたか。
「ええ。給油だけだったので、そんなに長くはいませんでしたけど」
──お一人でしたか。
「はい。一人です」
──何か印象に残っていることはありますか。
「そうですね……」
《しばらく沈黙》
「変なことを言うようですが」
──構いません。
「車から降りてきた時、一度だけ後ろを振り返ったんです」
──後方に誰かいたのでしょうか。
「私もそう思って見たんですが、誰もいませんでした」
──その後は。
「何もありません。給油して、缶コーヒーを一本買って、そのまま山の方へ行かれました」
──ありがとうございました。
《録音終了》
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店内には防犯カメラが設置されていたため、責任者の了承を得て当日の映像を確認させていただいた。
映像には、午後六時十一分、三宅の車が入店する様子が記録されていた。
車から降りた三宅は店員の証言どおり、一度だけ車の後方へ視線を向けている。
しかし、映像を確認した限り、その方向には人影や車両は確認できなかった。
その後、給油を済ませ、店内で缶コーヒーを購入し、午後六時十七分に店舗を出発している。
これが、編集部で確認できた三宅の最後の鮮明な映像である。
ガソリンスタンドを出発した三宅は、その後県道二十八号線方面へ向かっているのが確認できた。
この先は携帯電話の電波も不安定となり、防犯カメラの設置も極端に少なくなる地域である。




