コラム:今日も俺はなろうテンプレ作品に嫉妬する
今日はさ、みんなを嫌な気持ちにさせるからぜひ読んでね。
まあタイトルの通りなんだけどさ、俺はテンプレなろう作品とやらをこれでもかと妬んでんだよね。
だって書けねえんだもん。俺にはアレが。どうあがいても。
俺みたいな凡人はさ、世界を作れないんだよ。それに尽きるのよ。
異世界ファンタジーを描いてる人って多かれ少なかれみんな世界を作ってるでしょ?
そこに町があって、城があって、森があって、魔物がいて、勇者がいて、庶民がいて、貴族がいて、王様がいて、常識があって、通貨があって、植物があって、営みがあるじゃろ?
それ作れるんほんますごいから。バケモノ以外何者でもないから。
俺はさ、登場人物の名前すら考えられないのよ。すげえ苦手なの。なるべくAとかBとかで行きたいの。だから俺が書く異世界ものってほぼキャラの名前ないのよ。魔王とか勇者とか村人とか呼ばせてる。あれはあえてやってんじゃなくてできねえのよ。名前が付けられねえから付けてねえの。まあコントだからいいんだけどさ。
更に言えば外見とか描写するよねみんな。あれもすごいよ。俺自分が作ったキャラの髪型とか顔とか体型とか想像したこともないもん。全然イメージできなんだよそういうの。やらないんじゃねえの。できねえの。情けねえ話だけどさ。
俺だってさ、なろうに書く以上は「この素晴らしい世界に祝福を!」みたいな楽しい異世界ものが書けたらいいなと日々思ってるよ。あれ好きだし。アクア好きだし。でもさ、無理なんだよ。あんなに世界を設定できないから俺。
だから自分の考えた異世界を作りこめる人達は俺から言わせりゃ天才だしバケモノなんよ。それで何十話も連載してるとかさ。やばいって。凄すぎるって。世界作れるんやで世界。神じゃん。頭ん中どうなってんのマジで。
テンプレとか関係ねえよ。俺テンプレあっても無理やもん。型があれば誰でも五段ウェディングケーキちょちょいのちょいで作れますかって話よ。無理だろ。
俺なんてさ、半径50cm以内の世界しか描けないのよ。主人公の伸ばした右手の届く範囲だけで書いてるの。お話を。その円の外側は全部ぼやけてんの。風景も情景も過去も未来も全部ピンボケしちゃって頭の中にイメージできてないの。視力0.03の小説なの。だから深みがないの。
てかさ、俺よく考えたらガキの頃から駄目だったんだよこれ。
俺、プラレールが繋げられない非行幼児だったんだよ。
あれさ、線路繋げて環状線?にしてそこに電車走らせるでしょ?すげえ奴はさ、あれをなんか二列走らせて交差させたりとか駅作ったりとかして本当の路線図みたいにすんじゃん?
俺さ、あのレールの始まりと終わりがどうしても繋げられなかったの。もうね、電車行きっぱなし。帰ってこねえの。脱線して部屋の隅で壁にガツンガツンやってんの電車たちが。
唯一出来るのがただカーブを繋げると出来上がる楕円だけ。だからくそつまんねえのプラレール。
同じようにレゴもさ、小学生の時ちょっとやったんだけどさ、なんにも作れねえの。ただの四角のブロックをいくら積んでもでけえ四角にしかなんねえの。あれもさ、すげえ奴はなんか街みたいなん作るっしょ?無理だよ無理。むりむりむりのかたつむり。
想像がさ、できないんだよ俺は。
ブロックやレールを組み合わせてそこに世界を創るということがどうしても想像できねえの。
だからまあ当然だけどマイクラもぜんっぜんおもんないよ。なにがいいのあれマジで。
つってもプラレールって想像力のない子供の頃の話でしょ?とか思った?ちがうんよ。俺、先週やっても楕円しか作れなかったんよ。ガキのために買ってやったプラレールで楕円しか作ってやれなかった。35歳なのに。のぞみ号ぶん投げた5歳の頃からまるで成長してねえ。死にたくなったよ。ひさびさに。
まあ要はさ、なろうで異世界ファンタジーなんて書いてる人はみんなバケモノだし天才だからなんか変な風に叩かれたりしてもさ、0ポイントでも0ブクマでも俺から見たら嫉妬の対象でしかないから油断するなよってことよ。油断してると、月明かりのない夜道で背後から俺に妬まれるぞって話よ。
王道だけじゃなくて異世界恋愛とかさ、異世界スローライフとかさ、あとなんか王宮モノ?あやかし?みたいなんかいてる人もみんなすげえよ。どうやってんのそれマジで。みんな出身異世界なん?
ていうか多分これって努力だけで手に入るもんじゃないんだよ。もちろんめちゃくちゃ頑張って設定とか練ってるんだろうけどさ、俺がやっても多分駄目だよ。俺みたいな人間には何十年掛かっても辿り着かない、手に入らない大変な宝物なんよ。才能なんよやっぱり。
まあなんでこんなもんを俺が急に書いたかっていうとさ、最近叩かれてるからなろうテンプレ。ほら、どっかの決算発表とか色々でさ。
まあ、なろうテンプレ叩きって年に二回は起こる季節行事みたいなもんだからもはや気にする人もいないだろうけどさ、やっぱり書いてる人たちにとっては嫌な話題だと思うんよ。
俺はプロ作家でも編集者でもなければ文学的教養も皆無だからこの論争の内容の是非は判断できねえけどさ、俺みたいな凡人からすりゃあんたらはバケモノだから死ぬほど嫉妬してるからなってことだけ書きたかったのよ。
だから今後さ、世間の風当たりのせいで自信を無くしそうになった時には物書き界の底に蠢く俺という虫を思い出してさ「まあプラレール作れないあのカスよりは才能あるし」って思ってもらえたらそれでいいのよ。
ほら、自分より下がいると嬉しいじゃん。クラス替えしたときまず自分よりイケてない奴探すじゃん。合コンで自分よりブス居たら安心するじゃん。
だからみんなはさ、辛いときに物書きというマンモス学級の才能の最底辺で妬み狂ってる俺をみて安心してくれたら嬉しいなって思うんだよね。
僕は、そういうのに幸せを感じるから。
ていうのは全部建前で。
ごめんね。おれこんなに聖人じゃないの。自己犠牲とかクソくらえで生きてんの。性格終わってんの。他人の幸せなんて願ってないの。自分だけ生き延びれたらそれでいいの。小惑星迫ってきたら真っ先に自分だけ地下シェルターに隠れるの。
結局、俺はただ伸びそうなタイムリーな話題に乗せて妬みという負の感情を、嫉妬の対象であるみんなにぶん投げたかっただけなの。
自分にとってまあまあなコンプレックスである想像力の欠如という傷を見せつけてなんか嫌な気持ちにさせたかったの。
想像力がないことも妬んでることも本当だけど、
「みんなが安心してくれたら嬉しいな」みたいな気持ちだけはマジで嘘。
怪我して膝ばっくりエグれてるクソガキが「ほらみてみてこれ、肉見えてる」って見せつけてきて「うわあ」ってなるあの感じをみんなに味わってほしかっただけなの。ひさびさに。
不幸のおすそ分けをしたかったの。それだけ。
だから最初に言ったじゃん。今日はみんなを嫌な気持ちにさせるよって。
この記事を読んで、底辺作家から自分に向けられた嫉妬という負の感情と、赤の他人のくそみてえな傷口を見せられてみんながちょっとでも嫌な気持ちになったら嬉しいなって思うんよ。
俺は、そういうのに幸せを感じるからやっぱ。
週一更新とは別に不定期でこういう短いコラム的なやつを挟みます。
たぶん俗っぽい時事ネタが多いです。
ツイッターで売れようとしてる人みたいな感じです。
短くなかったかも。ごめんね。




