アルバイトを完遂せよ-26
バルナスの魔法講義-01
ここで時間は少しさかのぼる。
一歩前に出たバルナスが、講義を開始した。
「講義を始めます。魔法にはいくつかの種類があります……」
以下、バルナスの講義の内容である。
まずは、魔法の概略から。魔法語と呼ばれる言葉を唱え、同時にしかるべき手続きを行うことによって、さまざまな不思議な効果を発揮する……。これが魔法です。
現在確認されている魔法語は、5種類。この魔法語の違いが、同時に魔法の種類の違いとなります。その5種類とは「上位古代語」「精霊語」「神聖語」「暗黒語」「竜語」です。それぞれ魔法の力の源が違い、またその手続きも完全に異なっています。
それぞれの魔法語に対応して、魔法が分類されます。順番に「古代語魔法」「精霊魔法」「神聖魔法」「暗黒魔法」「竜語魔法」と呼ばれています。順番に、説明していきましょう。
最初は「古代語魔法」の説明から。
「上位古代語」とは、古代王国の時代に開発され研究された偉大なる魔法語のことです。この魔法語の力によって魔力を開放し、さまざまな効果をもたらすのが古代語魔法であり、古代語魔法の使い手を魔術師と呼びます。
古代語魔法はマナと呼ばれる魔力の源を直接物質から引き出して使うので強力な効果をもっています。
古代語魔法を正しく発動させるためには、以下の制限があります。
1.杖に代表される、魔法の発動体を身に着けている必要がある。
2.呪文の詠唱に複雑な身振りが必要なため、装備できる防具に制限がある。




