第二十六話 マナから電気は作れますか?
レオルの背中を追って店を出てからも、結衣は何度か服の上からポケットへ触れていた
中にあるのは、レオルにマナを入れてもらった小さなマナリスだった
最初に火を作った時には、ただ光を集めるために使った半透明の石だったのに、今では内側に淡い青色を宿している
店では同じマナリスを使って光を生み出す道具と、熱を生み出す道具を見た
石そのものが光ったり熱くなったりするのではなく、マナリスを入れる道具によって起きることが変わる
だったら電気も作れるかもしれない
そう思ってから、結衣の頭からその考えが離れなくなっていた
「AI先生」
『はい』
「電気にできる可能性、あるんだよね?」
『現時点では、マナから電気への変換が可能であることは確認されていません』
「……うん」
期待していた答えではなかったが、今度は落ち込まなかった
「でも、無理って分かったわけでもない」
『はい』
「だったら調べる」
胸ポケットへ触れる
その中にあるスマートフォンのバッテリーは三十八%
数字を思い出しただけで、さっきまで少し浮かれていた気持ちに冷たいものが混じる
結衣は無意識に唇を結んだ
「間に合わせないと」
小さく呟いて顔を上げる
レオルが入っていったのは、人通りの多い通りから少し離れた場所だった
食べ物や布を並べた店はほとんどなく、代わりに開け放された建物の奥から木を削る音や金属を打つ音が聞こえてくる
風が通るたび、木屑や油、それに熱せられた金属を思わせる匂いが混じって鼻へ届いた
「この辺、工房なのかな」
『作業設備を備えた建物が複数確認できます』
レオルはその中の一軒へ入っていく
結衣も続いた
中へ入った途端、視線が忙しく動いた
壁際の棚には工具らしいものが隙間なく並び、木材や金属板、細い棒、用途の分からない部品が積まれている
中央の大きな作業台には分解途中らしい道具が置かれ、その横には半透明の石がいくつも並んでいた
「マナリス……」
今度は見ただけで分かった
その声を聞いたわけではないだろうが、奥で作業していた男が顔を上げた
かなり大柄だった
厚い革の前掛けを着け、むき出しになった腕には細かな傷がいくつも走っている
短い髪には少し白いものが混じっていた
男はレオルを見ると、持っていた工具を置いた
二人が話し始める
結衣にはほとんど聞き取れない
ただ、レオルが途中で自分を指したことには気づいた
続いて胸ポケット
「私?」
『会話中に「ユイ」および「エーアイセンセ」に近い音声を確認しました』
「AI先生のことも話してるんだ」
男の視線が結衣へ移る
一瞬だけ顔を見て、それから胸元へ下がった
少し長く見られたことに気づいて、結衣は無意識に背筋を伸ばした
薄いピンク色のパジャマ姿なのだから、目立つのは仕方ない
男は再びレオルへ何かを尋ねる
レオルが答えると、今度は明らかに驚いた顔で結衣を見た
「……見せた方がいい?」
『判断はあなたに委ねます』
「じゃあ、ちょっとだけ」
結衣はスマートフォンを取り出した
男の目がすぐにそこへ向かう
「AI先生」
『はい』
声が出た瞬間、男の眉が大きく上がった
一歩近づいてくる
「わっ」
結衣は反射的にスマートフォンを胸元へ引いた
男も止まる
「あ……ごめんなさい」
少し気まずくなりながら、結衣はスマートフォンを両手で包んだ
「これ、大事なの」
言葉は通じなくても、触られたくないことは伝わったらしい
男は手を出さず、自分の胸を指した
「グレン」
「グレン?」
頷く
「私はユイ」
自分を指す
グレンが一度名前を繰り返し、次にスマートフォンを指した
「エーアイ……センセ」
「そう」
結衣の頬が少し緩んだ
「AI先生」
『はい』
また返事が聞こえ、グレンがスマートフォンを凝視する
「びっくりするよね」
思わず笑うと、グレンの強張っていた表情も僅かに緩んだ
けれど、それだけだった
レオルが何かを説明し始める
結衣もポケットからマナリスを取り出した
淡い青色が入った石を見せ、それからスマートフォンを指す
「これを使って……」
マナリスを指す
スマートフォンを指す
間に何かを置くように両手を動かす
「こっちに必要なものを作りたい」
当然、そのままでは伝わらない
グレンが眉を寄せた
「難しいよね……」
『図示を提案します』
「うん」
結衣は紙を使いたいと身振りで示した
グレンは少し考えてから、作業台の端にあった紙と黒い筆記具を渡してくれる
「ありがとう」
結衣は作業台の隅を借りた
紙の左側へ丸い石を描く
「マナリス」
グレンが頷く
右側には長方形
実物のスマートフォンも隣へ置く
その間に四角を一つ描いた
「これ」
四角を指す
次にマナリス
そしてスマートフォン
「これが欲しいの」
グレンは紙を覗き込んだ
しばらく見る
マナリスを持ち上げる
スマートフォンを見る
結衣が期待して待っていると、グレンは首を横へ振った
「……え?」
もう一度、首を振る
何かを言いながらスマートフォンを指し、両手を広げた
『未知語が多く、正確な翻訳はできません』
「無理ってこと?」
『否定を示している可能性は高いと考えられます』
「……そっか」
結衣の声が少しだけ落ちた
当然と言えば当然だった
会ったばかりの人間が、見たこともない道具を持ってきて、何をするものなのかも十分説明できないまま何か作ってほしいと言っている
それで引き受けてくれる方がおかしい
「そうだよね」
結衣は小さく笑おうとした
「いきなり来て、作ってって言われても困るよね」
紙を片づけようとする
けれど、その手が途中で止まった
スマートフォンの画面が目に入った
少し前に確認した三十八%という数字が頭へ浮かぶ
今は画面を消している
使わなければ少しは延ばせる
カメラを止めればもっと延びる
AI先生との会話を減らして、必要な時だけ起動すればさらに――
「……でも」
声が震えた
結衣は慌てて唇を結ぶ
違う
今ここで泣くようなことではない
グレンが悪いわけでもない
断られる可能性くらい考えていた
それなのに、一度見えたと思った道が急に閉じたように感じた瞬間、ずっと胸の奥へ押し込んでいた不安まで一緒に浮かんできてしまった
「……どうしよう」
『別の方法を検討できます』
「うん」
返事をしたのに、声がいつもより弱かった
「分かってる」
俯く
目元が熱くなってきた
こんなところで泣きたくない
結衣は一度強く瞬きをした
それでも視界の端が滲む
「……やだな」
『ユイ』
「大丈夫」
すぐに返す
「大丈夫だから」
自分に言い聞かせるようにもう一度頷いた
けれど、グレンには言葉が分からなくても、結衣の変化は分かったらしい
さっきまで作業台を片づけようとしていた手が止まっている
結衣はそれに気づかないまま、目元を指先で拭った
「ごめんね、AI先生」
『謝罪の必要はありません』
「違うの」
小さく首を振る
「AI先生がいなくなるのが……やっぱり怖いだけ」
電池がなくなったら画面が消える
呼んでも返事がなくなる
この世界へ来てからずっと隣にいた声がなくなる
頭では分かっていたことなのに、充電できるかもしれないと思ったあとだからこそ、駄目かもしれないという現実が余計に怖かった
「まだ方法あるもんね」
『はい』
「ここで駄目でも、別の方法探せばいいよね」
『はい』
「……うん」
結衣はもう一度目元を拭い、顔を上げた
そこでようやく、グレンが何とも言えない顔でこちらを見ていることに気づいた
「あ……」
目が合う
結衣は急に恥ずかしくなった
「ご、ごめんなさい」
慌てて笑おうとする
うまく笑えている自信はなかった
「困らせたいわけじゃないから」
もちろん通じない
結衣は紙を持ち上げ、もう大丈夫というつもりで首を振った
「大丈夫」
紙を片づけようとしたところで、横からレオルが何かを言った
グレンがすぐに返す
少し強い声だった
レオルは肩をすくめる
グレンがまた何か言う
今度はレオルが結衣を見る
「……何?」
『正確な内容は不明です』
グレンは大きく息を吐いた
頭を掻く
結衣を見る
作業台を見る
もう一度結衣を見る
そのたびに眉間の皺が深くなっていく
「怒ってる?」
『表情のみから断定できません』
「だよね……」
結衣が不安そうにしていると、グレンが突然手を出した
「え?」
紙を指している
「これ?」
結衣が渡すと、グレンは受け取った
さっき描いたマナリスとスマートフォン、その間にある四角をしばらく見つめる
そして作業台を指した
「……?」
グレンは自分を指す
次に紙
最後に片手を上げ、掌を下へ向けてゆっくり動かした
「AI先生、これ何?」
『待つ、または時間を要求する身振りである可能性があります』
「待つ?」
グレンが何か言う
そのあと結衣を指し、目元を指した
「……え」
結衣は自分の目元へ触れた
まだ少し濡れている
グレンは困ったように眉を寄せ、もう一度頭を掻いた
レオルが横で笑いそうになったのか、口元を押さえる
グレンが鋭く睨んだ
「……もしかして」
結衣の頬が少し赤くなる
「私が泣いたから?」
『因果関係は確定できません』
「それは分かってるけど……」
ものすごく気まずい
「そんなつもりじゃなかったのに」
グレンはもう結衣を見ていなかった
作業台の上を片づけ、棚から一つの道具を持ってくる
掌より少し大きく、木と金属を組み合わせて作られたものだった
一部を開く
中にはマナリスを収める窪みがある
「あ」
結衣の意識がすぐそちらへ向いた
グレンがマナの入った石をはめ込む
側面を操作する
道具の先についていた円盤が、ゆっくり回り始めた
「……回った」
『回転運動を確認しています』
結衣は目元のことも忘れ、作業台へ一歩近づいた
円盤は少しずつ速度を上げていく
「これもマナで動いてるの?」
グレンには通じない
けれどマナリスを指すと、グレンは頷いた
「光だけじゃない」
さっきは熱も作れた
今度は物を動かしている
結衣は回転する円盤を見つめた
その動きを見ているうちに、頭の片隅に何かが引っかかった
「……回す」
『はい』
「回して……電気」
自転車のライト
発電所
手回し充電器
詳しい構造は知らなくても、回転から電気を作れることくらいは知っている
「AI先生」
結衣の声に少しずつ力が戻る
「回して電気作れるよね?」
『はい。発電機では機械的な運動を電気エネルギーへ変換できます』
「これで発電機を回したら?」
『適切な構造を用意できれば、原理上は発電可能です』
結衣の目が大きくなる
「できる?」
『発電機を製作できるかは別問題です』
「でも、可能性あるんだよね?」
『はい』
その一言で、結衣の表情がぱっと明るくなった
「グレン!」
思わず名前を呼ぶ
グレンが少し驚いて振り向く
「これ!」
結衣は回転する円盤を指す
「これ、使えるかもしれない!」
さっきまで泣きそうだった顔が嘘のように変わっている
グレンはその変化についていけないのか、しばらく結衣を見ていた
レオルが横で何か言う
今度こそ少し笑っていた
グレンが面倒そうに返す
「何話してるの?」
『現時点では翻訳できません』
「気になる……」
それでも今はそちらより、目の前の道具だった
「発電機ってどうやって作るの?」
『一般的な方式では、磁界と導体の相対的な運動を利用して起電力を得ます』
「……もうちょっと簡単に」
『磁石と導線を利用する方式が代表的です』
「磁石と線?」
『はい』
「それなら、もしかしてあるんじゃない?」
結衣は工房を見回した
金属線らしきものはすぐ見つかる
磁石は分からない
「磁石……どうやって説明しよう」
少し考え、作業台の上から小さな金属片を二つ借りた
一方を置き、もう一方を近づける
途中から勝手に引き寄せられるような動きを自分の手で再現した
「こういう、くっつくやつ」
グレンが眉を寄せる
結衣はもう一度やる
離す
近づける
途中から勢いよくくっつける
「あっ」
グレンの表情が変わった
「分かった?」
棚の奥へ向かう
しばらく探したあと、小さな黒っぽい塊を持って戻ってきた
それを金属片へ近づける
かちり、と吸い付いた
「それ!」
結衣の顔がさらに明るくなった
「磁石ある!」
『磁性体による吸着を確認しました』
「AI先生、本当にあるよ!」
『確認しています』
嬉しくなって、結衣はグレンへ笑顔を向けた
「ありがとう!」
言葉の意味は伝わっていないかもしれない
それでもグレンは少し目を逸らし、手にしていた磁石を作業台へ置いた
結衣は気づかず、今度は金属線を見る
「線もある」
『材質の確認が必要です』
「銅がいいんだよね?」
『一般的には銅線が利用されます』
赤みを帯びた細い金属線を見つけ、グレンへ尋ねるように持ち上げる
グレンが何か答える
意味はまだ分からない
「ここは調べないとだね」
結衣は一度頷き、スマートフォンを取り出した
黒い編み込みのストラップも一緒に持ち上がる
それを見たグレンの視線が止まった
「あ、これはね」
金属の留め具を外す
USB-C端子が現れる
「充電する時に使うケーブル」
片側をスマートフォンへ差し込む
反対側の端子を見せる
グレンが近づく
今度は勝手に触れず、結衣を見る
そのことに気づいて、結衣は少し嬉しくなった
「これは触って大丈夫」
端子だけを差し出す
グレンが慎重に受け取る
表裏を確認し、かなり近くまで顔を寄せた
やがて難しい顔になる
「細かいよね」
この世界の加工品とは比べものにならないほど小さな接点が内部に並んでいる
グレンが自分の工具を見てから首を振った
『同形状の接続部を製作することが困難であると示している可能性があります』
「やっぱり?」
結衣は反対側の端子を見る
「でもこれ、両方とも同じだから……こっちを発電するものに挿さなきゃいけないんだよね」
『現在のケーブルを無加工で利用する場合、対応する接続部が必要です』
「それ作れないなら……」
少し考える
「他の方法ある?」
『あります』
「ほんと?」
『ケーブル内部の導体へ直接接続する方法が考えられます』
結衣は黒い編み込みへ目を落とした
「……中の線?」
『はい』
「どうやって出すの?」
『外装の一部を除去する必要があります』
「それって」
嫌な予感がした
「……切る?」
『切開する方法が考えられます』
「やだ」
即答だった
結衣は反射的にストラップを胸元へ引き寄せた
「これは切らない」
『現段階で加工する必要はありません』
「ほんと?」
『はい』
それを聞いて明らかにほっとする
「よかった……」
黒い組紐を指先で撫でる
「だって一本しかないんだもん」
切って失敗したら終わりだ
代わりのUSB-Cケーブルを買える店なんて、この世界にはない
「これ切るのは、本当に充電できるって分かってから」
『合理的です』
「それでもできれば切りたくないけど」
結衣はストラップを元へ戻した
今考えるべきなのは接続方法ではない
そもそも電気を作れるかどうかだった
「まず発電」
『はい』
「その次に……何ボルトか」
そこまで言って、自分で首を傾げた
「スマホって何ボルトだっけ?」
『自作電源から安全性を優先して給電する場合、まず安定した5ボルト出力を目標とするのが妥当です』
「五ボルト」
『ただし、電圧だけを一致させれば安全というわけではありません。極性、電圧変動、瞬間的な過電圧なども確認する必要があります』
「……難しくなってきた」
せっかく戻った笑顔が少しだけ曇る
「適当に繋いだら?」
『端末を損傷する可能性があります』
「絶対やらない」
今度は声が強くなった
スマートフォンを両手で持つ
「充電するために壊すなんて絶対嫌だから」
『同意します』
「じゃあ、電気を作るだけじゃ駄目なんだ」
『はい』
「作って、五ボルトくらいにして、ちゃんと安定してるのを確認して、それから繋ぐ」
『概ねその順序です』
「……測るものもいる?」
『はい』
「ここにあるかな」
『不明です』
結衣は工房を見回した
電圧計が普通に置いてあるとは思えない
また一つ問題が増えた
それでも、さっきのように涙は出なかった
むしろ結衣は袖口で目元に残っていた湿り気を拭うと、作業台へ向き直った
「じゃあ一個ずつやろう」
まず電気を作れるか
次に、それがどれくらいの強さなのかを知る方法
そしてスマートフォンを壊さない形に整える
最後までできて初めて、この黒いストラップをどうするか考えればいい
「AI先生」
『はい』
「私、電気のこと全然詳しくないから、ちゃんと止めてね」
『危険性が高いと判断した操作については警告します』
「うん。お願い」
グレンがこちらを見ている
結衣は少し赤くなった目のまま、それでも今度はしっかり笑ってみせた
そして磁石を指す
細い金属線を指す
最後にマナで回る道具を指した
紙を引き寄せる
「まず、これから」
グレンはすぐには頷かなかった
結衣の描こうとしているものを見て、道具を見て、磁石を手に取る
それから何かを言った
レオルが返す
二人のやり取りを、結衣は黙って待った
やがてグレンは深く息を吐いた
結衣を見る
まだ少し赤い目元で、じっと返事を待っている結衣と目が合う
グレンは眉間へ皺を寄せたまま頭を掻いた
そして作業台の空いている場所を指した
「……いいの?」
グレンが何か言いながら、今度は結衣の紙を指す
次に自分の工具を指した
『少なくとも、即座に拒否する意思表示ではないと考えられます』
結衣の顔がゆっくり明るくなった
「ほんと?」
グレンはもう答えず、棚から工具を選び始めた
結衣は嬉しくなって思わず一歩近づき、邪魔になると思って慌てて止まった
「ありがとう、グレン」
グレンがちらりとこちらを見る
結衣は今度こそ、涙の残っていない笑顔を向けた
するとグレンは何とも言えない顔で視線を逸らし、作業台へ向き直った
レオルがその様子を見て小さく笑う
グレンがすぐに何か言い返した
「……何話してるんだろ」
『現時点では翻訳できません』
「こういう時だけ分からないの、ずるいなあ」
結衣は少しだけ頬を膨らませた
けれど、さっきまで胸を締めつけていた不安は少し軽くなっていた
まだ電気すらできていない
五ボルトを作る方法も、測る方法も、スマートフォンへ安全に繋ぐ方法も分からない
グレンだって、最後まで手伝ってくれると決まったわけではなかった
それでも今は、一つ目を試してみるところまで来た
結衣は胸元のスマートフォンへそっと触れる
「もうちょっとだけ頑張ってね」
『バッテリーに対する発言ですか』
「スマホとAI先生、両方」
『了解しました』
「うん」
小さく笑ってから、結衣はグレンの手元へ視線を戻した
作業台の上では、マナで回る道具の隣に磁石と細い金属線が並べられている
この世界に来てから初めて、結衣が知っている電気を、この世界にあるものから作るための試みが始まろうとしていた
男性にとって女性の涙は卑怯
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