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全員集合


桐谷が言う。


「今度は、私たちが助けます。」


三浦が笑う。


「救われっぱなしじゃ終われない。」


森川は静かに頷く。


「人は一人じゃない。」


俺は息をのんだ。


「来いやオラァ!」


伝説の元プロレスラーが。


「世界最強の男に最強の装備、まさに無敵だね。」


前科持ちのメカニックが。


今まで助けた人たちが。


俺を助けに来た。


高坂が笑う。


「後半の二人は。」


「依頼人だよ。」


真面目に答える。


「いつのだよ。」


「高坂が風邪で休んでたときの。」


「・・・」


「あとで話すから。」


「そっか、ならいい。」


高坂が真面目な顔に戻る。


「なぁ黄泉代、昔言っただろ。」


「帰る場所ってのは。」


「自分で作るもんなんだ。」


俺は初めて心から笑った。


「……ああ。」


「そうだったな。」


敵が一斉に動き出す。


俺たちも前へ出る。


もう迷いはない。


この力は。


誰かの人生を奪うためじゃない。


誰かが、自分の人生を歩き出すための力だ。


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