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襲撃

その時。


高坂が部屋へ飛び込んできた。


「黄泉代!」


「大変だ!」


「どうした!」


「神崎の施設が襲われる!」



窓の外。


黒い車が何台も止まる。


武装した集団。


先頭に立つ男が叫ぶ。


「神崎冬馬!」


「憑依研究資料を引き渡せ!」


神崎は小さく笑った。


「来ると思っていた。」


「間に合ってよかったな黄泉代。」


そして。


一冊の分厚いファイルを黄泉代へ差し出す。


「これは君の父親が命を懸けて守ったものだ。」


「受け取れ。」


「父さんの……。」


俺が手を伸ばした、その瞬間。


銃声が響いた。


神崎の胸から、赤い血がにじむ。


「神崎!」


黒瀬が叫ぶ。


神崎は倒れながらも笑った。


「翔……。」


「もう……。」


「真実から逃げる時間は終わりだ。」


神崎の手から落ちたファイル。


表紙には、大きくこう書かれていた。


『黄泉代計画』


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