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「暗殺部隊?」
「っと言ってももうなくなりましたけど」
それから赤い髪の子は、暗殺部隊での自分の事を話し始めた。10才で部隊に入り14才で部隊の隊長を務めることになったと。16才の時、突然部隊が解散になり居場所を無くなり帝都から追い出され、気がついたときには奴隷商人に捕まっていたと。最初は、抜け出そうとしたそうだが本来の力が発揮できなく、そのまま約一年間馬車の中で過ごし色々な町や村を回ったと言う。この家の男性は、かつての部下だそうだ。
「あなたたちに救われて本当に感謝している。ありがとう」
「俺からも隊長を救っていただきありがとうございます」
二人は、深々と頭を下げた。
「いいよいいよ。頭上げてくれ。そうだ、君の名前は?」
「私は、名前を持っていません」
「え?」
「確かに暗殺部隊の入る前は、名前があったと思います。ですがもう忘れました。部隊に入った時は、赤髪って呼ばれていましたそのあとは、隊長でしたから」
「そうか。一応名乗ると俺は、レオン・カーティス。こっちの二人は、召使いでシルヴィとイリス」
「召使いと旅をしているんですか?」
「あぁ。こっちに来てまだ三日ぐらいだけど」
「これからは、どちらへ?」
「まだ決めてないんだ」
そうレオンが言うと赤髪の子は、地図を持ってくるように指示ししばらくしてテーブルに地図が広げられた。
「決めてないんでしたらこの村を出た後に、森がありますのでそれを抜けて四日ほどしますとキルトっていう大きな町がありますので、そこに向かうといいですよ」
「へー。キルトね。じゃそこに行こう」
「あはは。簡単に決めますね」
「君がそこがいいっていうなら行くよ。この旅最終目的地を決めてないから、色々なところを見てみたいんだ」
「……そうですか」
スッと立ち上がる赤い髪の子。
「今日は、ここに泊まってください」
「え、ここ?」
「はい、彼の許可は、取っています」
「どうぞ、二階の部屋を使ってください」
「じゃ、使わせてもらいます」
二階の部屋で窓を開けて夜空を見ているレオン。
――コンコン。不意にドアをノックされた。
「どうぞ」
入って来たのは、赤い髪の子だった。
「夜遅くすいません」
「いいよ。どうしたの急に」
「はい。実は、頼みがありまして」
「頼み?何?」
「……その」
すると、突然レオンがシッと黙るように合図をする。キョトンっとする赤い髪の子を無視してレオンは、ドアのノブに手を伸ばし引くと。
「「うわ~」」
シルヴィとイリスがなだれ込んできた。
「何をしているのかな?」
「そ、そのレオン様の部屋に誰かが入る音がしたので」
「シルヴィが確認しに行くぞって」
「っで盗み聞きしてたと……はぁ~。こっちはいいから二人は寝なさい」
「ですがレオン様」
「ごめんなさいマスター。シルヴィ行くよ」
嫌がるシルヴィを引きずりながらイリスが部屋に連れて行った。
「ごめんね。うちの二人が」
「いえ、ですがあの二人凄いですね。私が気配を感じられないなんて」
「騒がしかったけど頼みって?」




