17 気配
「みんな昨日は、すまない」
「いいんですよ。レオン様」
レオンは、謝った。別に謝る必要がないのに頭を下げ続けた。情けない自分に。
「こっちは、ゆっくり休めたんだよ?感謝だよマスター」
「自分を責めてはいけません。レオン」
「滞在が一日増えただけだ。レオン殿」
「……みんな。よし、今日は、明日の出発に準備しよう」
「それでは、先に行ってます」
「あぁ。気をつけて」
シルヴィ、イリス、アレシアは、先に町に出掛けた。昨日の雨が嘘のような晴天の青空が広がっている。
「シルヴィ。今日はどうするの?」
「食料、水の補充と……装備は、イリスはどうだ?」
「ちょっと弾の補充したいかな~」
「じゃ、別行動しよう。私と姫様は、食料を買いに行ってくるからイリスは、武器屋に行っておいで」
「は~い。行ってきます」
なんだか楽しそうに一人、道を歩いて行くイリス。
「一人でいいのですか?一緒に行動した方が」
「イリスは、子供ではありません。突然の事が起きても自分対処できる力がありますから。さぁ行きましょ」
「はい」
一人武器屋に来たイリスは、様々な銃を気になったら手に取り確かめる。これは重いだとか、軽いとか。引き金が固すぎるとかブツブツ独り言が漏れている。そんな、イリスに店の店主が声をかけてきた。
「お姉さん。随分詳しいね」
「ん?まぁ、元武器屋の娘だし今持ってるこのライフル自分で作ってたからね」
「ほぉ~。これはこれは凄い子がいるもんだ。で、そんなお姉さんが店に何の用だね?嫌味かな?」
「いえ、ライフルの弾を買いに。このライフルに合う弾を……そうだね~あと50発欲しいんだけど」
ライフルの弾を見せる。
「任せときな。今持ってくるよ」
店主は、店の奥へ。
「お、このリボルバーの弾面白い。……誰だ!!」
誰かに見られてる気がしたイリスは、素早く後ろを振り向いたがそこには誰もいない。だが、何かの気配を感じる。イリスの手は、リボルバーを握っていた。
「どうした?」
店主が弾を持って戻ってきた。イリスは、警戒を解いた。
「ありがとう~。あ、それとこのリボルバーの弾ください」
食料を買いに来ていたシルヴィも誰かに見られる気配を感じていた。
「お待たせしました~。ん?シルヴィさん。どうかしましたか?」
「あ、い、いえ。何でもありません」
「そうですか。次は、水を買いに行きましょう」
「はい」
――誰かにつけれられている気がしたが気のせいか?戻ったらレオン様に報告しないと。




