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3.その子の名は 6 二足歩行とは

ご愛読ありがとうございます

産後からの一年のリアリティを書き込みました


がしかし、5歳ぐらいまでは旅に出る予定はありません、自己研鑽パートの予定でございます


この夏休みが終わるころにはズバリ旅するぐらい大きくなっているはずでしょう~~

300日目を越える頃には、鍛錬は最終局面に突入した。床ずり ハイハイやお尻上げハイハイなどという生ぬるい移動法には見切りをつける。私が目指すのは【二足歩行】、そしてその先にある機動戦闘だ。


『……ぬぅんっ!』


部屋の脆い壁に小さな手をバチンと当て、膝に力を込める。 立ち上り視界が一気に高くなる。顔の横には母親の太もも。


『あら! つかまり立ちできたの!?』


これぐらいで驚くのはまだ早い。壁に手を添えたまま、軸足を交互に高速回転させた。


ダダダダダダダダッ!!


『ちょっと待って!? 壁を滑るよう転がってるんだけど!? 早い速い!!』


親の制止を振り切り、リビングの壁際をグルグルと移動する。壁を手すり代わりに利用し、重心を低く保つことで、赤ん坊とは思えぬ加速度を生み出すことに成功したが、目が回って足元が余計にふらつく。


『もうフラフラじゃない、危ないわよ?』


心配になった母親が声をかけてくる。


以前もそのようなことがあったが、しかしそんなことはお構いなしに、視界に入った木の椅子への【よじ登り】を敢行。 小さな手足に爪を立てる勢いでしがみつき、筋肉を極限まで収縮させて引き上げる。


『よっ……こい、しょおおおいち!』


椅子の上に()()()で登り詰めたのだが……しばらくすると家の異変に気がついた、何やら香ばしい匂いがすると——視線を母親に戻そうとした時


『はいはい、降りようね〜。落ちたら危ないでしょ〜そのままタッチできるかなぁ〜?』


ひょいっ、と簡単に抱き上げられて地表に戻され、あろうことかそのまま下半身を脱がされた。


(ぐぬぬ……何をする!)


不貞腐れた顔で母親を見上げていると、二コニコで口を開いた。


『やっぱり出てますね〜。とっとと新しいおしめに変えましょうね〜』


どうやら、全神経を集中させて椅子に登った拍子に、便の方もお披露目していたらしい。


(……あれ? さっき超絶キメ顔でポーズ取ってなかったか……?)


あまりの恥ずかしさに、顔を真っ赤に染め、歯を食いしばるのだった

わが身として3人も子供がいるので、どの実話を混ぜ込んでやろうかと試行錯誤いたしております。これからもぶっこんであったりしますが、お気をつけて読み耽ってくださいませ~

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