教会へ
教会へ向かう悪魔堂の面々
だんだら羽織にて現れた新撰組の面々
さあ…最後の闘いが始まる。
悪魔堂カモメ…上総…カシンの三人は
ウリエルを急襲すべくマンションを出た。まるでビクニックにでも向かう様に気楽な表情で
『主任?ところでウリエルは何処に居るんですか?』
『ほら…カーミラが塒にしていた。あの…カトリックの教会ですよ…』
『まさに…ヴァチカンからの刺客…
ウリエルにうってつけですね?』
『カシン…そろそろ気配を消しましょう。
実行部隊が来るまで我らはウリエルを監視することにしましょう。』
『主任…やって来ました。』と
囁く様に上総がカモメに告げた。カモメが教会と反対方向の路地に視線を向けると…
街灯の、ほの暗い灯りに照らされその姿を浮かび上がらせた。
ダンダラ羽織の土方を先頭に
総司…佐之助…
その後ろには、やはりダンダラ羽織羽織った侍が二人
まるで…無人の野をかっぽするかの如く…
これからウリエルを急襲する緊張など微塵も見せて居ない。
それどころか…
夥しい剣気を撒き散らしている。
『主任?あれは?不味く無いですか?
あからさまにウリエルを挑発してますよ。』
『まあ…現場は土方さんに任せてますから…
私が口を出す事でも無いでしょう。』
土方を先頭にした五人は
教会の前で立ち止まり
口上を述べ始めた。
『我らは命により
貴殿方々を討ち果たすべく参上つかまつった!!
これより!!正々堂々とした。勝負をいたしたく候。
貴殿達のお出ましを願いたい。』
『主任?…折角の不意打ちがぁ…』
『カシン…彼らは新撰組なのです。
生まれながらの武士よりも武士らしく。
それが…局中法度の根幹ですから。
どのみち…私達は高見の見物と行きましょう。』
と少し離れた所に腰を下ろした。
教会のドアが開き
中から
ウリエル…荒木又右衛門…長身で隻眼の男…
隻眼の男と変わらぬ身長の男…
多少小柄な男二人
いずれも、恐ろしい程の剣気を吹き出し
新撰組の五人を睨み付けている。
『新撰組の皆さん…
こちらも五人…
貴殿方も五人…如何です?
ここは?勝ち抜き戦といきませんか?』
『ふん!!…構わねぇぜ。
なんなら俺が先鋒で出てやる。』土方が前に出ようとすると…
『歳さん…一番隊の隊長は私です。
私が行きます。』と
総司が土方を制した。
次回もお楽しみに




