決戦の火蓋
遂にファティマの予言編のクライマックスの章に突入します。
ウリエルの仕掛けに
如何なる対抗策で応じるのか?
お楽しみに
『本当に強い男に出会えるのだな。
俺は強さ以外には興味はない。』
隻眼の男は涼しい顔をした天使にそう告げた。
『それは…受け合うよ…
何といっても相手は口先の悪魔だ…
いざとなれば
鬼でも 悪魔でもいざとなれは破壊神すらもたぶらかして利用する。
貴方が求める強い男に出逢えるでしょう。
『フッフッフ
神に遇うては神を斬り
仏に遇うては仏を斬る。
楽しみじゃのう…
如何なる強者に出逢える事やら』
『貴方の他に後四人
反魂の術でこの世に転生させています。
まずは…
手当たり次第に
一般人を襲って貰いましょう。』
相沢由美は
毎夜起きる殺人事件に忙殺されていた。
犯行は街角の一角で行われ凶器は日本刀それも恐ろしい程の達人と思われるとの監察医からの報告もあり
警察の威信をかけて
この連続殺人事件の解決に取り組んでいた。
だから…一人娘の華子を
クラスメイトの上総チロのところで預かってもらっている。
今日は華子を自宅まで送って貰う事になっている
由美は今晩は自宅に泊まるつもりだ。
『主任…
何時まで続くんですかねぇ?この辻斬り事件は?』
新聞を読みながらカモメに訊ねるカシンに
カモメが答える。
『美しい魂の契約者候補ばかりを狙う手口からみて
ウリエルが一枚絡んでるとみて間違い無いでしょう。そう言うことで華子ちゃん今夜は私が家まで送って行きましょう。』
ちゃんと手は打ってあります。
面白くなりますよ』
カモメとチロは華子を家まで送って行った。
華子を家まで無事に送り届け、チロとたわいもない会話をしながら悪魔堂へと、向かっていた。
街の一画に差し掛かった時…
カモメの行く手に
黒い人影が立ちはだかった。
『カモメ…お命頂戴』
その人影は日本刀を引っ提げて立ちはだかった。
『ほう…いきなりのお出ましですか?
今度の狙いは私でしたか?ウリエルもかなり…
焦ってる様ですね?
先ずは名乗りを上げて頂きたいものです。』
『主任!落ち着いてる場合じゃ無いでしょ?』
『チロ…慌てては何事も
上手く行かないものです。』
『そうは、言っても』
まるで刺客が目に入っていないような会話が続く。
遂に業を煮やした刺客が、カモメとチロの会話を遮るように、
『お主には恨みは無いが死んで貰おう。』
『ほう…その構えは柳生新影流一の太刀
これは…私も危ないかな』
『問答無用!!
死ねい!!』
刺客は振りかぶり斬りかかった。
ギィィィィン!
鋭い金属音が響く
何者かの刀が刺客の一撃を防いだ。
『何奴!!』
刺客が誰何をする。
刺客の渾身の一撃を防いだ男は
力なく
『へへっ…
新撰組一番隊隊長
沖田総司』と名乗った。
次回もお楽しみに




