待ち伏せ
玉藻と共に華子ちゃんを
家まで送って行くよう、
主任に依頼されたカシン
オフィス街に差し掛かるとそこに待ち受けていたものは?
カシンの携帯に着信が入った。
電話の主は主任だった。
『カシン今から家に戻って華子ちゃんを玉藻と一緒に送ってあげなさい。』
『わかったよ主任…
今から華子ちゃんを送って行くよ』
カシンは携帯を切り悪魔堂へと急いだ。
『はい…玉藻ですけど』
『玉藻…今カシンがそちらに向かってます。
二人で華子ちゃんを自宅まで送ってあげなさい。』
『わかったわ』
占い師は由美に
『華子ちゃんを無事に送り届ける様に伝えました。』
『本当に大丈夫なのですか?
相手は悪魔なんでしょ?』
『ご安心下さい…
悪魔相手ですから、使い魔が少々厄介ですが。
今それに対抗出来るうちの者に同行する様に伝えました。』
『一つ…お伺いしても良いですか?』
『構いませんよ。』
『どうしてそこまでしてくれるのですか?』
『ふふふ…最初に言った様に華子ちゃんに万が一の事があるとチロが傷つくのです。
私共はチロを傷つけたく無いのです。
あくまでも、平和の為ですが。』
何故…平和の為なのか?
由美にはわからなかった。
『実は…これが重要なのですが…華子ちゃんは将来の私共のお客様なのです。』
由美はますます訳がわからなかった。
『ただいま…』
カシンが悪魔堂へ帰ってきた。
『君が華子ちゃんか?
今日はお母さんが家に居るからお姉さんと一緒に送って行くよ。』
華子ちゃんの顔が急に笑顔になる。
『僕も一緒に行く』
チロがすかさず意思表示をした。
『良いんじゃないの?
チロは華子ちゃんと少しでも一緒に居たいんだもんね?』
とにやつく玉藻…
顔を真っ赤にしてうつ向くチロ
そんなチロを尻目にカシンと玉藻は華子ちゃんを送って行くために玄関をでた。
四人で歩いて行くと人気の無いオフィス街へ出た。
『カシン…』
『玉藻…わかって居るよ…チロ!華子ちゃんを確り守ってろ!』
『うん…華子ちゃんこっちへ』
『チロ君何が起きてるの?』
『良いからあの二人がなんとかしてくれる。』
『見て!チロ君!
ネズミがあんなに…』
道路を埋め尽くす程の
ネズミがこちらをにらんでいる。
『来たな…マグス…
玉藻…使い魔のネズミどもは君に任せる。』
『それにしても凄い数の使い魔ね。普通はあんなに居ないわよ』
『ほほう…悪魔堂のメンバーか?
上級悪魔に対して何をするつもりだ。』
『主任が言うにはお前には僕の方が相性が良いってさ。』
カシンはマグスの前に立ちはだかった。
次回をお楽しみに。




