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その男には気をつけろ(骨休め編)

一話限りのスピンオフです。

玉藻は新幹線に乗り込み

窓の外を眺め…

欠伸をした。


ここの所…

大怨霊だの…

吸血鬼だの…


本来の業務から駆け離れた事件ばかり…


主任が…労いの為に休暇を取ってくれた。


いつ以来の休暇かな?と

思い返してみるが

思い当たらない。



温泉に行こうか?

それとも懐かしい場所へ足をはこんでみようか?



悩んだ末…

関西方面に決めた。


京都駅で新幹線を降り…


駅前のタクシー乗り場のタクシーに乗り込み…


陰陽師の土御門家までと告げる。

タクシーは碁盤の目の様な道路をスイスイと走り土御門家の前に着いた。


タクシーを降り門の前に立つと…


中から美しい女が玉藻を招き入れた。


流石に陰陽師の本家

式神が出迎えてくれるとは…


苦笑する玉藻を奥の間へ招き入れる式神

奥の間には

当代土御門家の当主と初代晴明…4第泰成が待っていた。


『おばさま…

お待ちしておりました。

先日はお疲れになったでしょう。』


『貴方達こそ…

泰山府君の祭で

力を使い果たしたんじゃ無い?』


『お気遣い有り難う御座います。

折角ですので

お茶を一服如何です?』


『そうね…戴くわ…』



茶を飲み干し一息着いた玉藻に

土御門家当代が尋ねる。


『何故貴女は悪魔堂に入られたのですか』


『話さなきゃいけない?』と


無邪気に答える…


『是非にも…

貴女は大妖怪として知られて居ますが

本来は


瑞獣と呼ばれる

神獣…

私には…鳥羽上皇をめぐる政争に貴方の名前を利用されたとしか思えません。』

『流石に随一の陰陽師…

元は中国で優れた指導者が産まれた時に現れると言われる

神獣…仲間には

鳳凰や麒麟などと

四神獣と呼ばれていたの…


それが…いつの間にか悪女にされ…

本性である白面金毛九尾の狐まで悪者にされたの…


玉藻は良妻賢母…

当代随一の美と知識を誇る女性なのに、

悪いイメージがついちゃって…』


『でも…ちょっかいを出すと破滅するんでしょ?』


『そうよ…だってぇ元は神獣だもの

優れた指導者が間違えた道に逸れると

革命を民衆に起こさせて来たからじゃない?』と無邪気に笑う …


呆気に取られる三人に


『だから…

本当の姿をイメージが凌駕した私が可哀想だから…

カモメ主任が悪魔堂に誘ってくれたの

どう…納得した?』


陰陽師の三人は一様に頷いた。


晴明が…

『おばさま…

我が母葛の葉の話も聞きたいのですが…』


『晴明…貴方もマザコンだったわね。


その話が聞きたいのなら

お酒を出しなさい。』





と…催促した

次回からは

誰が悪魔堂に対して

美しい魂を集める業務を邪魔するのか?


その核心に迫って行きます。

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