表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
思い付き  作者: Blue_lobster
二章
PR
65/81

19.

「…クルミ、お腹大丈夫?」


「え?ちょっと空いてるかな…」


「違う、撃たれた所だってば…」


1322(1時22分)、Bチーム車内にて、王を挟み2人の少女が後部座席で言の葉を交わす。


「もーまんたい、あたしは元気ぴんぴんだよっ」


「はぁ…ほんっとに調子良いんだから…」


「………」


そう、王を挟み。


「なにゆえ余が」


「てかさ!あたしに何かくれたのあんただろ?ちっちゃいくせにやるなぁ…おーよしよし…」


犬猫を撫でるように頭へ触れられる王、が逆鱗には接触していない。


「ぁーもう…あの、ごめんなさい不躾で…」


「良い、ただの戯れだ、それに幼童と来た。」


あくまでこれは遊び、道化の翻弄に怒り狂う王は居ない。


「…クルミ。」


「ん?何よ、どったの。」


自動運転に任せ、眠りこける椿芽の横、背で語る男一人。


「腹の件、悪かった、謝る。」


「へぇ…あんたそんなキャラだったっけ?」


「俺も謝る時は謝る。」


「あそう、別に恨んでる訳でもないしー?貸し1ね。」


不器用ながら、謝意を伝える。

それは行為自体に意味は無い。

が意思には重大な意味が在る。


「…全く、子供同士の仲違いとは直ぐに和解するとはこの事だな。」


___________________


同時刻、Aチームの車内。


「………」


「………」


気まずさ、というよりは何も言う事が無い情景。


__________________


再び同時刻、Cチーム。


「…なぁふゆ、この曲何なんだ?」


「えっ」


「いや、やめろとは言ってないぞ?ただ…お前いつもこんなのを聴いてるのか?」


車内には重いリバーブ、不気味な工業サウンドを織り交ぜた電子音楽が流れていた。


「はい…あっでも、他のも聴きますよ…?UK drillとか…」


カーラジオのプレイリストが切り替えられ、極太のベースライン、速いテンポの英語ラップが鳴り響く。


「…後で聴力検査な。」


「ふえっ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ