14.
「どひゃー、すっごいなこれ。」
アカデミー横の駐車場にて。
日本から空輸、空港から陸輸してきた武装の数々が、輸送車から覗いている状況。
「うひょー…!対物ライフルあんじゃん…!」
「wow…ブローニングM2…実物は、初めて見た…」
「あ、クリスヴェクター…ちゃんと要請聞いてくれたんだ、ありがと。」
「heyyyyy!こっちホロサイトと9mm大量にあるぜぇい…っ!」
齢16の少年少女達が、贈られた、送られてきた人を殺す武器に和気あいあいとしている。
「…全く、世も末と言うべきか、嘆かわしい。」
「はっは、お前が言うかそれ?」
「余は良い、王であるからだ、問題は幼子が武器を取るという事象にあり。」
作戦決行まで残り2時間余り、ここでの物資補給は彼等彼女等にとって好意的なものだろう。
「よっしゃ、せっかくだし新調した武器で訓練しよ!」
「good!キルハウスでCQB訓練な!」
「hm…先に着いた者、がwinner…」
足取りから見て取れる喜び、その少年少女らに声一つ。
「お前ら、何か忘れてないか?」
「…どったの先生、若人の時間は大切なんだから早く早く!」
佐都の指差す先、日照りの下に赤髪が靡く
「おぉしチビども、俺が相手になってやる、掛かってこい。」
矮躯の体育教師、三田小夏である。
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「制限時間は30分、ダイナミックエントリーで行くよ。」
「ポイントマンの柊人くんを起点に、バディ同士でクロスカバーすること。」
「パイイングは雑に、でもデッドスペースは気を付けて。」
「じゃあ、掘削部部長、藤井雪代が責任者を担い、ここに第44回CQB訓練を宣誓します。」
キルハウスという名の体育館で始まった近接戦闘訓練、想定は…
「三田さん…手加減はしてやってくださいよ?」
「おうよ、ガキ相手で本気にゃなんねぇよ。」
佐都と通信を交わす、テロリストという設定の三田。
「…オンターゲット、進む。」
一方では、武装した少年少女5名。
非戦闘員を除き、交戦が開始される。




