8.
「報告どうも、さ入ってくれ。」
「hi…テットの、people.」
挨拶を交わし、部室へ入る2つの小さい影。
「狭い。」
「狭いな。」
「haha!悪かったなお客さん、だが耐え…」
「はじめ、敬語。」
「あ、すいません…」
高取一、16歳男。
役職はCBRN兵、神秘あり。
「情報によればあと一人、あめねむ?って人が居るはずっすけど…」
「君の後ろに居るよぉ…あと私の名前は―――」
「―――のわー!!!」
乙倉ひな、16歳女。
役職は火力支援、神秘あり。
「…騒がしい。」
「だが苦ではなかろう、童子。」
「うるさい…知らない…」
小森柊人、15歳男。
役職はポイントマン、神秘あり。
「うわ、お前でっかいな、幾つだ?」
「Um...one hundred seventy four.」
「は?」
高取椿芽、16歳女。
役職は突撃員、神秘あり、高取一の姉。
これらがネフティス、イシス、オシリスを除いたエネアドメンバーである。
「…雪代は?また堀削か?」
「yessss teacher!ザッツライトだぜ。」
「随分ともまぁ、小気味良い連中であるな。」
三者三様どころではなく、八者八様の渦中。
「よし、お前ら!一旦聞けー。」
が、それを纏めるのが教師である。
鶴の一声、佐都の一声、皆が聞く耳を持つ。
「このちいさ」
「おい。」
「この比較的身長が小さい女性の方が三田さんだ、俺の先輩で…体育教師だ。」
その語句は他の学校では何ら変哲のない役職、しかしキノヤクでは、高度近接戦闘訓練の教官と同義である。
「で、このちいさ」
「殺す。」
「この小さい身長の王冠被ってるのが…そういえばこいつ何なんだ?」
「神秘学を担う、余からは以上。」
王は王、林檎が木から落ちるように、それは変わらない。
悪く言えば、傲慢である。
「…あと俺の後ろに居るのがうみ先生だ、あめねむじゃないからな。」
「先生、その人は…What 担当?」
「いい質問だ椿芽、それについては…あー…保健室?」
佐都の背後で雨眠は無言を貫く、それから音も立てずに部室の戸を開き…
「理科室はどこだい、私のラボにする。」
そう言って、すたすた歩き始めた。
「っ自分行ってくるっす!」
案内役に立候補したのはヘルメットを被りし少女、ひな。
「じゃあ次はお前ら、自己紹介を…」
「yee、スノーちゃんが来たぜguys.」
スノーちゃん、その語句の是非を問う前に、公開されている中で最後のエネアドメンバーが戸を開ける。
「ちょっと、今の人誰…ぇ、先生…」
目を見開いて吐息を漏らすは服を煤で汚した淑女
ネフティス、藤井雪代その人である。




