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思い付き  作者: Blue_lobster
二章
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48/82

2.

…TOP SECRET…


Knovaak Academy overview.


北緯■■度■■分■■秒、東経■■度■■分■■秒に位置する23000㎡の教育施設。


「…いや情報すっくねぇなおい。」


「まぁまぁ、2ページを開きたまえ。」


総合戦術育成機構U.T.E.Aを運営母体とする当該アカデミーは552名の生徒で構成され、うち8人が生徒会『エネアド』に所属。


「うわ、俺が居た時より300人ぐらい増えてる…」


「ふっ、年端も行かん若年者共を戦闘訓練に準じさせるとはな、一体何の大義がある?」


総部活数は14、うち13の部活が後述の『キノヤク岩盤超深度掘削坑』に関与している。


現深度7999km、総7層の当該堀削抗は地球の直径を大いに超過しており、最深部の神秘濃度が8.2M/m³を記録している。


「…?」


「あえと、つまり凄い深くてヤバい事が立て続けに起きる空間です。」


「ああ、イエメン支部みたいなとこか。」


「いやそれはちょっと…まぁそんな感じです。」


現行の計画では堀削抗の再調査、及び後述の『キノコ分隊』に関する監査が最終目標である。


総数8名、生徒会エネアドに所属する人員全てが部隊員であり、任務範囲は多岐に渡る。


人員のコードネームは当地の神話に基づき構成され、バディとなる、以下概要。


アトゥム…■■■■■■■■■


シュー…高取 椿芽(たかとり つばめ)

テフヌト…高取 一(たかとり はじめ)


ゲブ…小森 柊人(こもり しゅうと)

ヌト…乙倉 ひな(おとくら ひな)


オシリス…依田 ふゆ(よだ  ふゆ)

イシス…白井 クルミ(しらい くるみ)


ネフティス…藤井 雪代(ふじい ゆきよ)


「ぐぁー…!一気に色んなの出てきて分かんねぇよ…!」


「現地に行ったらまた佐都くんが紹介してくれるよ、書類上だから覚えなくていいさ。」


「女、初頭の黒塗りは何だ。」


…補遺…

砂漠神セトは現在未定、起因を堀削抗に生息する怪異としている。


「俺も質問、8000kmもあるアホみたいな穴に生物がいんのか?」


「それについても現地でだ、とにかく出発するよぉ…三田くんは着替えておいで。」


雨眠の制作したブリーフィング書類を置き、講義室の照明が消される。


「…よう、久しぶりだな。」


「…ああ。」


「何してた…つっても時間が足りねぇか、今回の任務一緒だし、よろしくな!」


廊下を歩む2つの小さな影、片方は冠が頭に、片方は着ぐるみ。


「ふっ…お前との再会、これもまた興というものよ。」


「あ?なんか言ったか?」


「いや、お前に会えて嬉しいと呟いただけだ。」


「おぉう…まぁその、俺も嬉しい…ぜ。」


赴く先はあの時初めて出会ったランドリールーム。


一方で、暗い講義室に残る女が一人、空調の風を浴びていた。



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