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虐殺の英雄  作者: 社長
第六章、レンズの中の監獄

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G-35 私の夢は終わらない

レイの力が逢魔を覆っている。


逢魔は肺いっぱいに空気を吸い込む。


穴はふさがっていないが、驚異的な肺活量で空気を吸いこんだ。


酸素が体中に行きわたる。


レイ「汚染された?違うよ、これは私が望んだ結果。」


レイの言葉に呼応するように逢魔の心臓が脈を打つ。


レイ「私の・・、エクストラスキル。みんなを守る私の力、【私の夢は終わらない(オンマイウェイ)】!!」


成長を促す力、それがレイのフェーズ1エクストラスキル。


ジェイル「なんでだ・・・、君のような子供を巻き込みたくなくて戦っていたのに・・・。今も、今までも・・・。なのに!!」


ジェイルはレイに警棒を振りかざす。


ジェイル「それじゃあ一体!!私の今までの罪は!!努力は!!どうなるのですか!!」


ガキン


強い金属音。


逢魔の腕が竜の腕へ変貌している。


逢魔「しるかよバカ。


爪が肥大化し、ジェイルを握りこむ。


逢魔「でも安心しろ、汚染は俺達がぶっ潰すからよ。」


握る力が強くなる。


再生が追いつかない。


ジェイル「・・・・・・なら、貴方達を信じますよ。」


自分の終わりを悟り、抵抗を辞めた。



ブチッ



逢魔の腕には肉片と大量の血。


そして、願いを託された。


今までとは違う、怨嗟でも呪いでもない、願いを。


逢魔「その願いだったら、喜んで背負うぜ。」





半壊した宿。


空が眺められる宿の部屋で三人は休息をとっていた。


レイは先ほどからずっとそわそわしている。


逢魔「・・・・・・。」


ゼル「逢魔、わかってんだろ?」


逢魔「うっせぇよ・・・、タイミングを探ってんだよ。」


逢魔はしばらく考えた後、ため息を吐いた。


そしてしばらく考えた後、ぎこちない笑顔で


逢魔「ありがとな、レイ。助かったよ。」


レイ「!!・・・うん!!だって私も仲間だもん!!」


ゼル「ったく、んじゃ飯にすっか。」


ようやく言えたその一言で落ち着いた三人は食事をとり、就寝した。


今日の逢魔は悪夢を見なかった。


レイも幸せな夢を見た。


ジェイルという強敵を退けた三人は次の戦いに備えるため、休息をとった。





雨男「・・・・・・・・・。」


その様子をただ一人、観察していた。


雨男「・・・伝言、いつ伝えるべきであろうか。」


この男もタイミングを計りかねていた。


雨はいまだ止むことはない。


突然ですが、第六章を持ってこの小説を『世界のためなら何度でも』の場所に統合しようと思います。


理由は別々に分けた意味があまりないと思ったことと、管理しやすいこと、そして続編の色が強くなってきたことです。


ご理解の程よろしくお願いします。


また、『虐殺の英雄』は大体10章ほどで完結すると思います。


あと少しですが、読んでいただけると幸いです。

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