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08話 "バカ”それは脅威である

俺の名は佐藤隆太。元日本人だ。なぜ元なのかって?それは俺が転生したという事だ。転生した世界には魔力や魔法があった。そして俺には才能があった。


幼い頃から無詠唱で魔法を行使し、弱冠15歳でガルトリア帝国で賢者と呼ばれる様になった。プライデートでは幼馴染と結婚し子宝にも恵まれた。


数々の強敵との戦闘。そして仲間との冒険。などなど今回の人生はまさに順風満帆だったと言っていいだろう。


そして孫も産まれた。名前はウェル。彼女は薔薇の様な、いや薔薇程度では無い。炎の様な赤い髪をしている。しかし頭はそんなに良く無い。しかしそこがかわいいところだ。彼女は王宮勤のメイドである。


もちろん、俺はメイドたちの秘密を知っている。孫は一応メイド長なのだとか。彼女は剣技と魔力量は圧倒的で、もちろん帝国でも最強クラスの実力を持っているだろう。しかし頭が悪いため魔法が使えない。


少しもったいない気がするがそれはそれで個性としていいだろう。孫の話を聞いていたが今回大きな任務があるらしい。普段自由行動?の孫も今回は招集されるらしい。


今回はなかなかの強敵らしい。まあ孫は心配しなくていいがメイドたちが少し心配だ。大丈夫だろうか?だが俺がどんなに心配しても何の力にもなれない。温かく見守るとしよう。


ちなみに孫は私が教えた小○構文を会話にたまに組み込む。言っては悪いが頭の悪さに拍車がかかっている感じだ。まあいいか。


孫なら今回の任務も上手くやってくるだろう。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


私ことメイは、今回の作戦を万が一でも失敗しない様しない様に私はメイド長の1人である。"暴君" ウェルを招集した。


今回の作戦に彼女は必要不可欠だろう。頭は良くないが戦闘能力はとても期待できる。今回の作戦の主力になるだろう。私は文字通り安全な後方支援。私にピッタリな仕事だ。


話が逸れたがウェルは頭がとても悪く魔法も使えない。彼女が使えるのは魔力障壁と物理障壁あとは身体強化ぐらいだ。まあ別にいいんだけど。それより私が違和感に感じるのはあの子の喋り方だ。なんか違和感を感じるのだ。


例えば同じ意味を言い方を変えて連続で言うとか後普通に意味不明な言葉を言ったりする。やはり頭が悪いことが彼女唯一の欠点だ。もったいない。まあ今は久しぶりの彼女との対面を喜ぶと言う方向にしよう。


今私はウェルを私の部屋に呼び待っている。ちなみに待ち合わせの時間から今二時間ほど経過している。これもいつものことだ。


あの子と待ち合わせする時は何時間か待つ覚悟をしなければならない。私はウェルを待っている間に今日の仕事をどんどん片付ける。



はあーやっと終わった。作戦の部隊編成など、色々今は忙しのだ。ノックが部屋の外から聞こえる。


「ウェル様がお見えになりました。」


外でメイドがそう告げる。私はメイドに応答する。


「通していいよ」


「わかりました」


そしてメイドの気配が遠ざかっていった。そして”ズンズン”と激しい足音が聞こえる。そしてその足音の主はノックもせず執務室のドアを勢いよく開けた。


「やあ、メイ私が来たよ」


ウェルが少し落ち着いた声で私に話しかける。だが行動が全く落ち着いていない。しかし私は何もツッコミをせずそのまま話す。


「やあウェル。久しぶりだね。お互い積もる話もあるだろうしソファーに座ってくれよ。」


私はそう言いながらウェルをソファーに案内し私もソファーに座る。


「メイ、私を呼んだってことは強敵が現れたのか?」


唐突にウェルが話を振ってきた。隠すこともなしそのまま話すか。


「ああ。しかも大物だよ」


私はニヤリと笑みを浮かべる。


「なるほど」


ウェルは紅茶を啜りながら頷く。そしたらウェルが何かを思い出したような顔をしてこちらを見る。


「あ、そうだメイ。」


話している時はウェルはとても落ちつた雰囲気を出している。頭が良さそうだが中身は、、、まあいいか。それより私はメイの話の続きを聞く。


「あの本見つかった?」


あの本とは何ぞや?


「ネイルに聞いていないのか?」


「だから何?あの本って?」


「昔一緒に書いたじゃないか?」


「ウェルと私が一緒に本を書くってどう言う本だよ」


「あれあれ。」


「だからあれってなんだよ、、、まさか!?」


「あ、思い出した共同であたしと製作したじゃないか。”空蝉の書”」


「やめろー!!」


私は狂ったような声を上げる。


「て言うかあの本の所在を教えたのはお前だったのか。」


「え、そうだぞ。」


「あの本のせいで私がどんな目にあったか、、、」


「え、なになに。アタシなんかした?」


「なんかしたっていうレベルじゃないわよ!あれが見つかってから私がどんだけ働かされているか。」


「かわいそうだな」


誰のせいだと思ってるんだ!私は呆れて声も出なかった。ウェルが話を続ける。私はもう、ついていけてなかった。そしてウェルの真骨頂がこの瞬間解放された。ウェルが申し訳なさそうに言う。


「疲れている時は休むと元気になるぞ?」


いやそりゃあね!?疲れたら休んで回復させるのは当たり前のことだよ!?毎回ウェルは会話に同語反復を持ち込む為反応が難しいのだ。しかも彼女はそれを無意識でやっている。


本当に頭さえ良ければ、、、

すいません。今日更新する予定だった残りの2話は明日の7月9日に更新します。そしてこれからは投稿の仕方を変えます。毎日1話投稿して日曜日は5話投稿します。重ね重ね変更して申し訳ありません。

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― 新着の感想 ―
感想失礼します メイの面白楽しい心の中や 各メイドたちのキャラがしっかりと 立っていたりするところが作品の 強みとしてちゃんと出ていて すごいなと、読んでいて思いました。 ちなみになんですけど、「空蝉…
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