表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/44

35話 ”決着”それは予想できないものである

俺が朝起きたらみんないなかった。どこにいるのか?俺はすぐにみんながどこにいるのかわかった。


扉の外から声が聞こえる。


「そうですか」


「まさかこんな事になるなんて、、、」


「どうかしたんですか?」


ん?この服はランさんと一緒だけどランさんじゃない?あ、見習いの人か!


「えと、これ言っていいかな?」


サキさんはマナさんに聞く。


「いいんじゃないですか?もう仲間でしょ?」


サキさんは少し空咳をし言葉を続ける。


「ユーダナイト教皇国の事変が昨日終わったらしい」


俺は昨日の夜王宮勤めのメイドの秘密について教えてもらった。


女帝が本当は存在しないこと、メイド長たちが本当はこの国で一番偉いということ、などなど。


結構な国家機密だった。しかもその事を貴族とかは知らないらし。


俺の想像以上に恐ろしい組織だった。そしてそのメイド長3人がなんか色々あってピンチだったらしい。


そしてその戦いの結末は、、、


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


あの方の複製はメイを前にし焦っていた。呼吸がどんどん速くなって言っているのを感じられる。


彼の切り札でもある即死魔法も通用しなかった。彼は後ずさるがその間にもメイは近づいてくる。


彼はクキ見たが妖艶で美女な彼女はもう死んでいた。ネイルにやられたのだ。オデは気絶している。


この3人は相手の力量を読み間違えたのだ。彼は石を投げるがもちろん今のメイにそんな攻撃は効かない。


「ヒィィィ」


と言いながら彼は後ずさる。しかしメイは足を止める。彼はもう恐怖のあまり下がれなかった。


その細い目が限界まで見開かれる。


「た、たすけ」


メイは剣を作り出しその先を彼に向ける。その先には魔力が奔流を作って集まっていた。


ネイルやモニカそしてメイドたちは離れる。彼女たちはこの魔法の破壊力を知っているのだ。


王都の人たちが街の外に逃げようとする。


教皇は大聖堂の一番高い所からただただその事態を見ていることしかできなかった。そしてメイは剣を引く。


しかし彼はメイの体に刃を突き刺す。それは彼にできる最後の抵抗だった。


しかしメイはそんなことでは動じなかった。そして無機質な声でそう告げる。




「破壊魔法 ガルド・テポドン」




そして辺りはメイの魔力によって包み込まれた。そしてあの方の複製は彼が持っていた剣ごと綺麗に消滅した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


私は建物の瓦礫の上で目が覚めた。最後いた所はあの美女が作り出した空間だったはずだが何も思い出せない。


そしてとても嫌なことがあった。しかしそれがなんなのかは思い出せない。何もかもがわからなかった。


「メイ!」遠くからモニカの声が聞こえる。


フレアとネイルも一緒だった。私はいや事より今いる仲間といる幸せを噛み締める事にした。


それがあの人の教えなのだから。私はオレンジ色に染まっている光に向かって何かを掴むように手を向けた。



しかし心には酷い喪失感だけが残っていた。私はそれが何なのかはこの時はわかっていなかった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


私はこの後の後処理が正直一番大変だった。


なにぶん私たちの戦いを住民の人たちが見ておりあの少女たちは何者なんだ!みたいな感じになって大変だった。


公式の発表では通りすがりの冒険者たちが救ってくれたという事になっていた。


まあそう発表させたのは私だけどね。でもこれで私たちの噂も沈静化するだろう。


それと資料に関してはフレアが数冊守ってくれていたらしい。ありがたやありがたや。


その内容は帝国に戻ったら確認しよう。それとお土産も買った。要するにパーフェクトだ!


それに私の秘めたる力が発揮されて”あの方”を倒すこともできた。


それと教皇国が正式に帝国の傘下に入るそうだ。モニカの方針では宗教方面で活躍してもらいたいらしい。


それと攻めてきた共和国の兵士についてはウェルが混乱させてから毎回戦争を始めさせていた為共和国はあっさり負けすぐ帰還したらしい。


そりゃそうだ。


共和国は元々軍隊は強くないからこの結果は予想できたがまさかあんなにあっさり負けるなんて、、、


情けないと言うかなんで攻めてきたんだろう?多分勝算があって攻めてきたんだと思うけど例えばなんだろう?


皇帝が外出中とか、かな?今の判断材料だけだと決め手がなく何もできない。


これも帝国に帰ったら何とかしよう、と言う感じの甘い認識だった。


ちなみに滞在期間はあと一週間ほど残っている。少しでもバカンスを楽しもうと私は心に決めた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「、てことはメイド長たち勝ったんですね!」


俺ことソラは喜びの声をあげる。


「ああ、まあ結果は最初からわかっていたけどな!」


「そうですね。メイド長たちが負けるわけありません!」


珍しくマナさんも豪語している。そんなにメイド長たちが勝ったのが嬉しいのだろうか?


それにしてもいつかメイド長たちとはあってみたいもんだ。


どんな見た目をしているのかな?


可愛いのかな?と鼻の下を伸ばしながら俺は考える。転生してもいつまでも中身はおっさんのままだ。


と俺は思いながらまだ見ぬメイド長たちに心を躍らせていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ