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24話 ”極秘会談”それは慎重である

私たちは教皇様がいる大聖堂に足を運んだ。一応極秘会談なのでフードを被り入城する。


もし何かあったとしてもメイドが数名いれば大丈夫だろう。


そして私たちは小さな会議室まで案内された。素朴な感じで皇帝を招くには物足りない感じだ。


まあ極秘会談だしこんなもんか、と思いながら教皇を待った。


待った。


待った。


そして扉が開いた。そこには若い男が教皇の服装をして立っていた。


教皇本人である。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


彼、ロキ・アドガルは足を小さな会議室まで足を運んでいた。ガルトリア帝国の皇帝を待たせるなどあってはならない。


彼は今回の会議に賭けていた。それほど今回の会議は重要なのだ。


そう。今回の会議の結果でユーダナイト教皇国の命運が決まると言っても過言では無いのだ。


彼は唾を飲み小さな会議室のドアを開けた。その部屋には相手のメイドが一人の女性が座っている後ろに立っていた。そして確信する。


そのソファーに座っている者こそガルトリア帝国の皇帝である”ジョン・ガルトリア”であると。


そして彼は一つの望みにかけ極秘会談を始めた。


その目は覚悟に満ちていた目であった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「どうか我々を救って頂きたい!」


会談はその一声から始まった。私は動揺する。モニカが話を続ける。


「それは、どう言うことですか?」


教皇が下げている頭を上げ答える。


「もうご存知かもし得ませんが奴ら、”ダークナイト”」


その瞬間モニカがブッと吹き出した。私はモニカを睨む。教皇さんは少し不思議そうな顔をして


「どうしたのですか?」


と聞くがモニカは


「なんでも無い、なんでも無いと」


答える。まさか私が考えたのが正式名称とほぼ一緒だったなんてビックリした。一文字しか変わっていない。モニカは話を続ける。


「その”ダークナイト”がどうしたのですか?」


「実は私たちユーダナイト教皇国は奴らに支配されているのです」


それは知っているがそれがどうしたのだろう。


「私たちはそいつらと何かあった場合はその宗教の影響力で民衆を操れ、とか税金の3割を渡せなど。しかしそれくらいなら民の安全のために我慢していたのですが先日とても無茶な要求が、、、」


モニカは前のめりになって聞く。


「その要求とは?」


「それは、、、」


彼は言葉に詰まった。言いたく無いのだろうか?しかし彼は話を続けた。


「実はある実験のために実験台として民を数人融通しろと言ってきたのです!」


な!私は純粋に驚いた。モニカも今回は想定外だったそうで驚いた顔をした。しかしモニカは驚きを隠し質問をする。


「その”ある実験”というのは?」


「それは知らされてません。組織の情報管理は徹底されていますので、」


彼は悔しさを顔に滲ませ答えた。なるほどそれで私たちに助けを求めてきたのか。理屈はわかったが私たちにメリットはない。それはモニカもわかっているそうだ。


「しかし私たち帝国にメリットはありませんしどうやって助ければいいのですか?」


「手段はなんでも構いません。それと、もし救ってくださった暁には私たちユーダナイト教皇国はあなたたち、ガルトリア帝国の傘下に入ると約束しましょう。」


なるほど。私たちが一番欲しい交渉カードを切ってきた。この青年なかなかの切れ物である。しかしそれで『はい助けましょう』とはならない。


モニカはそういう人間だ。それにこれは極秘会談。公式の会談ではないためもちろん記録も残らない。


なので助けただけどこの会談のことをなしにされたらそれこそメリットがない。


なので私たちとしては対応できない。それに罠という可能性もある。なので今回は、、、


そしてモニカが立つ。


「ではもう帰らせてもらいます」


そしてモニカは出口のところまで行く。


「待ってください!本当に困っているのです。約束は守ります!なのでどうか、救ってくれませんか!」


それでモニカを動かすことはできない。もっと大きな条件を出さなければならない。それは教皇も感じ取っていろようだ。


「くっ、、、」


モニカは歩く足を止める。


「いや、妾が協力してやろう。」


え!


「本当ですか!?」


教皇の顔が明るくなる。どういうことだ?まさかモニカが協力するなんて、、、


もしかしたら何か引っ掛かることがあったのかもしれない。あとでホテルで聞いてみよう。


そしてモニカが部屋を出た後、私も部屋を出た。


教皇を見てみたが泣きながら喜んでいた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「どういうこと?」


私はホテルに戻った後なぜモニカが教皇に急に協力する気になったのか聞いてみた。


「どう思う?メイっち〜」


「いやわからないから聞いているんですけど!?」


「まあ良いじゃない。私が協力したいと思ったから協力するんだよ。」


私は驚いた。


「モニカ、あなたが損得勘定を置いて考えるなんて、、、頭打った?」


そしてモニカはすぐ反応する。


「いや流石の私の怒っちゃうよ?私でも誰かのために動きたいと思う時はあるって〜」


そ、そうなんだ。そして私はもう一つの情報をフレアに聞く。


「フレア、なにか私の力に関する資料あった?」


「いいえ、まだ見つかっていないですね、、、」


「そうか」


明日も資料集めに専念しなければ。

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