第84話 残り三分
第84話です。
大規模エリアバトルも、いよいよ残り30分。
激戦を乗り越え、四つのエリアを守り続けているスペースワンダフル。
しかし、残っているのは大河、クララ、ルルの三人だけ。
上位10グループに入るため、これ以上の戦闘は避けたいところですが……。
果たして三人は、最後まで《エリアの玉》を守り切ることができるのでしょうか。
今回もよろしくお願いします!
森の中を抜けていく風が、火照った大河の頬をゆっくりと冷ましていた。
背中を預けた木の幹はひんやりとしていて、荒れていた呼吸もようやく落ち着き始めている。頭上では幾重にも重なった枝葉が陽射しを遮り、隙間からこぼれた光だけが地面にまだらな模様を作っていた。さっきまで激しい戦闘の中にいたことが嘘のように、周囲には葉の擦れる音と鳥の声しか聞こえない。
大河は膝を立てたまま、手にした地図へ視線を落とした。
自分たちがいるエリアには、青紫色の玉を示す印が一つだけ浮かんでいる。
今のところ、ほかの玉が近づいてくる様子はない。
「……来てないな」
呟いてから、大河は大きく息を吐いた。
胸の奥にはまだ鈍い疲労が残っている。二度の《スピード・火力マックス》で酷使した脚は、少し動かすだけでも太腿の奥に重さがまとわりついた。
「だから、今は休んでなさい」
すぐ近くの木にもたれていたクララが、大河を横目で見る。
乱れていた赤い髪は手櫛で整えられていたものの、額にはまだ薄く汗が残っていた。《炎帝》を使い、さらにダイヤモンドヘッドの魔法使いたちと正面から撃ち合った消耗は隠せていない。
「そうしたいんだけどな」
大河は地図から顔を上げた。
「俺たちがどこにいるか、向こうには分かってるからな」
「分かってるからって、全員が来るわけじゃないわよ。今はどこも自分たちが生き残るので精一杯でしょ」
クララの言葉に、大河は森の向こうへ目を向けた。
姿は見えない。
しかし、遠くからは時折、低い爆発音が届いてくる。
ドォン……。
腹の底に響くような音のあと、木々の向こうの空が一瞬だけ赤く染まった。
どこかで、まだ戦っている。
大河は無意識に地図を握る指へ力を込めた。
そのとき、頭上から声が降ってきた。
『エリア42、《ブルーファング》の脱落を確認しました』
森全体へ染み込むようなアナウンスが流れる。
少し間を置いて、再び声が響いた。
『エリア17、《レッドスピア》の脱落を確認しました』
「また……」
ルルが大河の隣で小さく呟いた。
彼女は先ほどから何度も大河へ回復魔法をかけてくれている。傷そのものはほとんどないため、失った体力がすべて戻るわけではない。それでも、身体を包む柔らかな光に触れている間だけは、重かった呼吸が少し楽になった。
ルルが掌を大河の肩へかざす。
淡い光がふわりと広がり、疲労で熱を持っていた身体へ染み込んでいく。
「どう?」
「だいぶ楽になったよ。ありがとう」
大河が笑うと、ルルはほっとしたように目尻を緩めた。
その直後。
『残り時間、三十分。現在の残存グループ数、二十四組です』
三人の視線が同時に上がった。
「二十四……」
大河は地図を見た。
最初は百グループ。
すでに四分の三近くが消えている。
「あと十四組か」
「え?」
ルルが首を傾げる。
「あと十四組脱落すれば、残り十組だ。そこまで残れればポイントは取れる」
口にしてみると、急に現実味が増した。
初めて参加したエリアバトル。
すでにトータとライズを失い、大河とクララも消耗している。それでも、まだ玉は守っている。
欲張る必要はない。
「もうエリアを取りに行くのはやめよう」
大河が地図を畳んだ。
「ここで待つの?」
「そうしよう。今から俺たちが誰かを探して戦う必要はない。来たら仕方ないけど、それまでは体力を戻す」
クララが腕を組み、わずかに口元を緩めた。
「ようやく賢くなったじゃない」
「最初から賢いつもりなんだけど」
「そういうことにしておいてあげる」
森の中へ、三人の小さな笑い声が溶けていった。
けれど、その時間も長くは続かなかった。
また遠くで爆発音が響く。
ドォォン……!
大河は笑みを消し、木々の向こうへ視線を向けた。
この島のどこかで、一つずつグループが消えている。
自分たちも、いつそこに加わるか分からない。
◇
ランキング協会の観戦フロアでは、巨大なモニターに魔法空間の各地が映し出されていた。
森、平原、岩場、廃墟。それぞれの場所で続く戦いが次々と画面へ映し出され、そのたびに観客から歓声や悲鳴が上がる。
その一角で、ポルポルは空中に浮かんだまま、食い入るように画面を見つめていた。
「大河さん、まだしんどそうなのです……」
いつものように食べ物を欲しがる余裕もない。小さな手を胸元で握り、大河が映る画面をじっと見つめている。
隣に立つビスタは腕を組み、モニターへ目を向けたまま鼻を鳴らした。
「でも、さっきより顔色はいいじゃん。今は動かない方が正解だろ」
「でも、敵が来たらどうするのです?」
「そりゃ戦うしかないじゃん」
「簡単に言わないでほしいのです!」
ポルポルが頬を膨らませて振り向く。
ビスタは肩を竦めた。
「俺が心配したって向こうには聞こえないし。だったら信じて見るしかないだろ」
「むぅ……」
ポルポルは不満そうに唇を尖らせたものの、すぐに画面へ向き直った。
そこには木陰で休む大河たち三人が映っている。
「残るのです……」
小さな声が、観客たちのざわめきに消えた。
「絶対、十グループまで残るのですよ」
◇
時間はゆっくりと、しかし確実に削られていった。
『エリア31、《ウィンドアロー》の脱落を確認しました』
アナウンスが流れる。
しばらくすると、また別のグループ名が呼ばれた。
そのたびに大河は地図を確認する。
一度だけ、隣のエリアへ二つの玉が入ってきた。
三人はすぐに立ち上がった。
クララが杖を握り、大河も重い脚に力を入れたが、二つの玉はそのまま別方向へ移動していった。
「……行ったか」
大河が張っていた肩の力を抜く。
「向こうも私たちと同じよ」
クララが杖を下ろした。
「残りたいのよ。今さら余計な戦闘なんてしたくないんでしょ」
その言葉を証明するように、時間が減るほど、近くで戦闘が起こることは少なくなっていった。
しかし、脱落のアナウンスだけは止まらない。
誰も戦いたくない。
それでも、玉の位置が公開されている以上、逃げ切れないグループは必ず出てくる。
『残り時間、二十分。現在の残存グループ数、十八組です』
「十八……」
大河は木の幹へ背中を預けたまま呟いた。
あと八組。
数字が現実的になってきた。
脚を曲げ伸ばししてみる。
さっきよりは動く。
だが、もう一度《スピード・火力マックス》を使えと言われれば自信はなかった。
◇
ランキング協会の観戦フロアでは、ポルポルとビスタの背後から二人の男が歩いてきた。
「まだ残ってるか?」
聞き覚えのある声に、ポルポルが勢いよく振り返った。
「ライズ! トータ!」
戦闘不能となった二人はランキング協会へ転移したあと、そのまま救護室へ運ばれていた。二人とも魔力耐性があるため、そこで治癒魔法と回復魔法による治療を受け、ようやく自分の足で歩けるところまで回復して戻ってきたところだった。
トータが腹の辺りをさすりながら苦笑する。
「いやぁ、酷い目に遭った」
「トータはまだいいだろ。俺なんか雷まで食らったんだぞ」
「何言ってるんだよ。俺は蹴られて岩にぶつかったんだぞ」
「二人とも元気そうなのです!」
ポルポルが二人の周囲をくるくる飛ぶ。
「治療してもらったからな」
ライズはそう言いながら大型モニターへ目を向けた。
そこに大河、クララ、ルルの姿を見つけると、表情から笑みが消えた。
「……三人とも、まだいるな」
「俺たちの玉も残ってる」
トータも隣へ並ぶ。
四人の視線が同じ画面へ集まった。
◇
『残り時間、十分。現在の残存グループ数、十組です』
その声が森へ響いた瞬間、大河は地図から顔を上げた。
「……十?」
ルルが目を丸くする。
クララも一瞬だけ黙り、それから大河を見る。
「残ったわね」
大河は地図を握ったまま、ゆっくり息を吐いた。
十組。
もう十一位以下にはならない。
五時間に及ぶ初めてのエリアバトルで、スペースワンダフルはポイント圏内へ残った。
「やった……」
ルルの頬が緩む。
「私たち、十位以内なんだよね?」
「このまま玉を守ればな」
大河が答えると、クララが呆れたように眉を上げた。
「そういう余計なこと言わないの。まだ終わってないんだから」
「それもそうだな」
大河も笑った。
残された時間が、急に短く感じられた。
もう無理をする必要はない。
ただ玉を守ればいい。
遠くで戦闘音が響いても、三人は動かなかった。
地図にほかの玉が現れるたびに緊張したが、それらも近づいてはこない。
やがて再び、空から声が降ってくる。
『残り時間、五分。現在の残存グループ数、十組です』
大河は息を吐きながら、木の幹へ背中を預けた。
「まだ十組か」
「みんな考えることは同じみたいね」
クララが周囲を警戒しながら答える。
ここまで残ったグループにとって、もはや積極的に戦う理由は少ない。玉さえ守ればポイントが入る。それなら危険を冒して敵を探すより、残された時間をやり過ごす方がいい。
大河もそう考えていた。
あと少し。
何事も起きなければ、それで終わる。
そう思いながら、何気なく地図へ視線を落とした。
その瞬間、大河の表情から笑みが消えた。
「……来てる」
「え?」
クララが覗き込む。
隣のエリアから、一つの玉がこちらへ移動している。
少し待っても進む方向は変わらない。
こちらへ向かっている。
「まさか……」
大河が顔を上げる。
ザザッ。
森の奥で枝葉が揺れた。
鳥たちが一斉に飛び立つ。
無数の羽音が頭上を通り過ぎていく中、木々の間から人影が現れた。
一人。
二人。
そして五人。
大河は、その胸元を見た。
木漏れ日を受けて輝く、銀色の星。
「……嘘だろ」
喉の奥から声が漏れた。
スターエルミナス。
ダイヤモンドヘッドを瞬く間に脱落させた、あの五人だった。
◇
「うそなのです!」
ランキング協会の大型モニターの前で、ポルポルが飛び上がった。
「またあいつらなのです!」
ビスタの表情からも、いつもの軽さが消えていた。
「よりによって最後に来るかよ……」
ライズが画面へ一歩近づく。
トータは何も言わない。
ただ、画面の端に表示されている残り時間を見つめていた。
二分五十七秒。
二分五十六秒。
刻々と数字が減っていく。
「三分もないじゃん……」
ビスタが呟く。
「だったら逃げ切ってくれ」
ライズの拳に力が入る。
「大河さーん!」
ポルポルが画面へ向かって叫ぶ。
もちろん声は届かない。
それでも小さな身体を前へ乗り出す。
「逃げるのですー!」
◇
「走れる?」
クララが大河へ聞いた。
「やるしかない」
大河は脚へ力を入れた。
まだ重い。
だが止まっていれば終わる。
「ルル、行くぞ!」
「うん!」
三人が走り出した。
木々の間を抜ける。
大河は全力を出せない。クララとルルもそれに合わせる。
背後から枝の折れる音が近づいてくる。
速い。
「追いつかれる!」
クララが振り返りながら杖を向けた。
「《炎弾》!」
ボボボッ!
炎が木々の間を飛ぶ。
スターエルミナスの五人が左右へ散った。
ドォン!
炎が地面へ炸裂し、土と枯れ葉が舞い上がる。
その隙に三人はさらに距離を取る。
どれだけ時間が残っているのか、大河には分からない。
五分のアナウンスから、かなり経っている。
あと少し。
そのはずだった。
背後から熱気が迫る。
「危ない!」
クララが風の壁を作る。
ドガァン!
炎が壁へぶつかり、熱風が三人を包んだ。
「くっ……!」
クララの身体が後ろへ押される。
「クララ!」
「いいから走って!」
三人は再び駆ける。
だが、スターエルミナスとの距離は少しずつ縮まっていた。
大河の脚がもつれる。
「っ!」
木の根に足を取られ、身体が傾く。
「大河くん!」
ルルが腕を掴んだ。
転倒だけは免れたが、その一瞬で完全に追いつかれた。
「もう逃げ切れないわね」
クララが振り返り、杖を構える。
大河も呼吸を整えながら前へ出ようとした。
そのとき。
スターエルミナスの一人が杖を振った。
赤い光が瞬く。
炎が生まれる。
大河は避けようとした。
脚が動かない。
「大河!」
クララの声が響く。
ゴオオオオッ!
炎が迫る。
その視界へ、小さな背中が飛び込んできた。
「ルル!?」
ルルだった。
大河の前へ立つ。
迫ってくる炎を見た瞬間、その顔が強張った。
「っ……!」
足が竦む。
目の前まで迫る炎から逃れようと、身体が反射的に背を向けた。
それでも横へは退かなかった。
大河を背後へ隠すように立ちはだかり、両腕を胸元へ引き寄せる。ぎゅっと目を閉じ、歯を食いしばった。
「ルル!」
次の瞬間。
ドォン!
「きゃあっ!」
炎がルルの背中へ炸裂した。
身体が大河へ飛んでくる。
「ルル!」
大河は両腕で受け止めた。
勢いを殺しきれず、二人で地面へ倒れ込む。
焦げた草の匂いが鼻を刺した。
「ルル! おい!」
腕の中で、ルルがゆっくり目を開けた。
「……大河くん、大丈夫?」
「俺じゃない! お前が……!」
ルルの身体を淡い光が包み始める。
戦闘不能。
「ごめん……もう、回復できないみたい」
困ったように笑う。
「でも……守れてよかった」
「ルル!」
光が強くなる。
大河の腕の中から、ルルの身体が消えた。
何もなくなった両腕を、大河はしばらく動かせなかった。
「大河!」
クララの声で顔を上げる。
大河は地面へ手をつき、立ち上がろうとする。
「俺も――」
「来ないで!」
クララが叫んだ。
大河の動きが止まる。
クララは一人、大河の前へ立っていた。
スターエルミナスの五人を相手に、杖を構える。
「でも!」
「玉を持ってるのはあんたでしょ!」
炎が飛んでくる。
クララが風を放つ。
ドォン!
炎が横へ逸れ、木の幹へ炸裂した。
「だったら、あんたが残らなきゃ意味ないじゃない!」
「クララ……」
「《炎弾》!」
ボボボボッ!
残った魔力を絞り出すように、クララが炎を連射する。
スターエルミナスの五人が散る。
一人が防御魔法で炎を受け止め、別の一人が横から回り込む。
「させない!」
クララが杖を振る。
炎の壁が立ち上がった。
ゴオオオッ!
回り込もうとした男が足を止める。
そのとき、森の上空から声が降ってきた。
『残り時間、一分。現在の残存グループ数、九組です』
大河の目が見開かれる。
「あと一分……!」
「聞こえてるわよ!」
クララは振り返らない。
呼吸は荒く、額から流れた汗が顎を伝って落ちている。杖を握る手も小さく震えていた。
それでも、大河の前から退こうとはしなかった。
スターエルミナスから水の塊が飛ぶ。
「《炎壁》!」
炎と水が激突した。
バシャァァン!
大量の蒸気が広がり、クララの身体がよろめく。
「クララ!」
「来ないでって言ってるでしょ!」
白い蒸気の向こうから雷が走った。
バチッ!
クララが咄嗟に障壁を張る。
ズガァン!
「っ……!」
障壁に亀裂が走る。
クララの靴底が土を抉り、その身体が大河のすぐ近くまで押し戻された。
それでも踏みとどまる。
炎を放つ。
風をぶつける。
また炎を生み出す。
魔法を使うたびに、クララの肩が大きく上下した。
◇
大型モニターの前で、四人は誰も動かなかった。
画面の隅では、残り時間が秒単位で減り続けている。
ポルポルは胸の前で小さな手を強く握り合わせていた。
「もう少しなのです……」
ライズは無言のまま画面を睨んでいる。
トータも唇を結び、クララが大河の前で魔法を放ち続ける姿から目を離さない。
ビスタが腕を組んでいた手をほどき、身体をわずかに前へ傾けた。
「粘れ……」
ポルポルの身体が少しずつモニターへ近づいていく。
「クララさん……大河さんをお願いなのです……」
◇
クララが杖を振った。
炎が走る。
だが、先ほどまでの勢いはない。
スターエルミナスの一人が防御魔法で受け止め、そのまま前へ踏み込んできた。
「まだ……!」
クララが再び杖を向ける。
炎を出そうとする。
小さな火花が散った。
それだけだった。
「……っ!」
クララの目が見開かれる。
魔力が尽きた。
「クララ!」
大河が駆け出そうとする。
「来ないで!」
振り返ることなく、クララが叫んだ。
次の瞬間、スターエルミナスの男が一気に距離を詰める。
クララは杖を盾のように構えた。
ドガッ!
「うっ!」
衝撃を受けた身体が地面へ転がった。
土と枯れ葉を巻き上げながら何度も転がり、木の根元でようやく止まる。
「クララ!」
大河が名前を叫ぶ。
クララは片手を地面についた。
立ち上がろうとする。
杖を握った腕が震えている。
片膝を立てるところまではいった。
しかし、そこで力が抜けた。
膝が再び地面へ落ちる。
淡い光がクララの身体を包み始めた。
「クララ……」
大河の声に、クララがゆっくり顔を向けた。
赤い髪が頬へ張りつき、肩は大きく上下している。
それでも大河と目が合うと、その口元がほんの少しだけ持ち上がった。
「ここまで粘ったんだから……」
転移の光が強くなる。
「残りなさいよね」
「クララ!」
大河が伸ばした手の先で、クララの姿が光へ溶けた。
◇
「クララさん!」
ポルポルの声が観戦フロアに響いた。
大型モニターからクララの姿が消える。
残ったのは一人。
ポルポルは両手を握ったまま、画面の中に立つ男を見つめた。
「大河さん……」
ライズも、トータも、ビスタも何も言わない。
画面の中では、銀の星を胸につけた五人が大河へ向き直っていた。
◇
大河はゆっくり顔を上げた。
目の前には、スターエルミナスの五人。
逃げる力は、ほとんど残っていない。
それでも大河は震える脚に力を込め、拳を握った。
五人が動き出す。
第84話を読んでいただき、ありがとうございました。
ついに残り10グループまで生き残ったスペースワンダフル。
しかし、終了間際に現れたのは、まさかのグループランキング一位でした。
逃げる力もほとんど残っていない大河。
そんな大河を守るため、普段は人見知りでおとなしいルルが、自ら炎の前へ飛び込みました。
そしてクララも、魔力が尽きるまで一人で五人を相手に奮闘。
二人とも最後まで大河と《エリアの玉》を守ろうとしてくれました。
そして、ついに残されたのは大河一人。
相手はグループランキング一位の五人。
果たして、この絶望的な状況を乗り越えられるのか。
大規模エリアバトル、いよいよ決着の時が迫ります!
続きが気になる、面白かったと思っていただけたら、ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです!
皆様の応援が、執筆の大きな励みになります。
次回もよろしくお願いします!




