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思春記
僕の青春物語を最終話まで読み進めたのに
終わってしまう気が全くしなくて。
さらに三つの針を見てみると
かなりの酸素が消費されていて。
軽く未来を飛び越えた気になってしまっていた。
泣きたいぐらいのこの激情を
誰の耳にどのようにして忍び込ませればいい。
心に湧くこの春を
伝えたい人は確かにいる。
だが、この血が巡るような物語を全て
伝えられるような言葉が揃っていない。
今日はもう、想いながら眠ろう、
朝になって乾いた目をこすれば
きっと何もかもどうでもよくなって
少し冷めた朝日を浴びることができるから。




