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牢息
吐き出したい息はいつも喉に隠れてしまう。
それは子猫の足音よりも小さく。
息になることもなく、喉の奥で消えていく。
コンクリートを塗りたくったような顔で
ひくひくと口角が上がることを拒んで今日も。
また一つ、空気を揺らさず
喉を歪めて揺らして、
蝋燭にかすかな火を灯していく。
蝋で固めた喉に、何ができるのだろうか。
その息が灯した感情が喉を少し溶かす。
溶かされて固まり、また息が詰まるのだ。
ぽたり ぱたり ぽた ぱた ぺたり
落ちる音は、立ち止まり腰を下ろした音に
よく似ていた。




