〇〇少女の日常
「え? 考えることがない。じゃあ、何もない私の日常で我慢してもらおう。苦情は却下である。アハッ!」
○○少女の日常は普通の女子高生の日常と変わらない。
「んん・・・・・・ん!? 遅刻だー!?」
姉の真理亜の毎朝は寝坊から始まる。ベットから飛び出し高校の制服に早着替えして家族のいる食卓に駆けていく。
「おはよう。」
「おはよう。」
久しぶりの登場の姉の父、慎太郎と母のひばりである。
「私たち、いったいいつ以来の登場よ!?」
「もっと出してくれ! 出さないなら家族設定なんかするな!?」
「え!? 私に言われても!?」
両親は姉に苦情を言いまくる両親。
「ああ~平和だな。いつもの我が家の風景が戻ってきた。アハッ!」
妹の楓はマイペースに朝の訪れを楽しむ。
「中身のない日常。キャラクター・デザインの可愛さだけで売れる日本。表に出せば売れるか売れないかは賭け。話の面白さや話の波はあるものの、中身はない。中身があるストーリーは充実している。消去されないで残される。」
妹は小学一年生だが家族の中で冷静である。
「最近、時を駆ける少女って流行ってるけど、まどマギの魔法少女やリゼロの従者。あれって、ただの時空少女よね? 中身は一緒で見せ方が違うだけよね。中身を知らなくても、双子のメイドが可愛ければパチンコにもなり作者はウハウハよね。」
姉妹の大神家では何も話題がない時はマンガやアニメの論評を行う。ほんまかいな。
「アリアちゃん、魔法少女って、死んだら魔女になるの?」
「いいや。魔女少女は普通にいるし、○○少女ワールドでは、魔法少女は死んでも成仏するだけだろう。死んだことが無いから正確なことは分からないな。」
魔法少女アリア。姉の友達のお隣さんでご飯を食べに毎日やって来る。
「死んだらゾンビ少女になるんじゃないですかね?」
「ゲッ!? イリアちゃん!? どうして朝なのにいるの!?」
「部屋の片隅は陽の光が当たらないので。アハッ!」
部屋の片隅の日陰で朝食を食べるゾンビ少女のイリア。
「ていうか、誰かコンビニにアルバイトに行かないと、夜勤から働き続けているウリアちゃんが死んじゃいますよ。」
「・・・・・・。」
考え込む姉。
「バ・・・・・・バイトが来ない・・・・・・恨んでやる・・・・・・大神真理亜! ・・・・・・バタッ。」
○○少女コンビニでは、コンビニオーナー少女のウリアが24時間勤務の過酷さから息絶えようとしていた。
「良かったじゃない! イリアちゃん! ウリアちゃんと一緒に住めるわよ! アハッ!」
「やったー! お友達と一緒に住める! アハッ!」
深くは考えない姉とゾンビ少女。
「ああ~ウリアちゃんは死ぬ設定で会話が進んでいるんだな。こんなオチの日常ストーリーで、いったい誰が読むんだ?」
「やはり悪役少女の存在、組織化が必要ね。」
「さすが! 楓! 我が妹よ! アハッ!」
「褒められ散った・・・・・・って、お姉ちゃんの妹を辞めたいわ。はあ・・・・・・。」
つづく。




