メインストーリー
「どうする? どうする? メインストーリー。お友達を作る話にすればいいのか、それとも悪者と戦う正義の話にすればいいのか?」
姉の真理亜はゲーム化の概要のメインストーリーに困っていた。
「両方にすれば?」
「え?」
「悪い敵を倒して、お友達も作ればいいんだよ。アハッ!」
「さすが! 楓! 我が妹よ!」
「アハッ!」
良いアイデアは全て妹発信である。
「キター! タイキックの神が舞い降りるぞ! うおー!!!!!!!!!!!」
姉はおバカな頭をフル回転させた。
「サイキックだよ! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
妹のお約束の展開も聞こえない姉。
「できた! 完璧な例え話だわ! アハッ!」
簡単なテンプレート的な例え話ができた。
「田んぼ少女がいたとする、田んぼの田植えをお手伝いして、お友達になる。しかし、そこに悪い少女が現れる・・・・・・稲食い虫少女、ジャンボタニシ少女、メダカ少女、あめんぼう少女、カエル少女、トラクター少女、お地蔵さん少女、田舎のばあちゃん少女なんかと戦ったり、お友達になるチャンス! アハッ!」
これで悪い少女を倒し、お友達もできるゴールデン・ストーリー完成。
「お姉ちゃんにしてはよく頑張ったわね。ナデナデ。」
姉の頭を撫でる妹。
「ワンワン! アハッ!」
快く喜ぶ姉。
「後は、不定期で開催される、○○少女舞踏会。○○少女トーナメント。○○少女リーグ戦。○○少女オリンピック。これだけでもマンガ30巻は書けそうね。」
問題は、オリジナルっぽいメインストーリーをどうするかである。
「一子相伝の○○少女拳法の継承者を争う世紀末覇者の兄弟対決。裏拳の少女○○6星とも死闘を繰り返す。」
「サンクチュアリの12宮で黄金の○○少女と世界の平和のために戦う。海では神のポセイドン少女、冥界ではハーデース少女とも戦う。」
「7つの○○少女ボールを探し、魔王少女や宇宙人少女と戦う物語。人造人間少女や宇宙の支配者冷蔵庫少女なんかとも戦う。」
これだけでも戦闘ばっかりだわ。
「私は○○少女王になる! ○○少女王位決定戦! トナカイ少女は登場が確定!」
「新劇の○○少女なんていうのもありね。」
「となりの○○少女。猫バスならぬ、○○バス少女も登場。」
「○○少女の神隠し。」
「○○少女ライブ! 生徒会長少女に進化します! アハッ!」
「○○少女これくしょん○○少女コレ。」
全て二次創作とパクリではなく、リスペクトとコラボです。チャンチャン。艦これでアズレンが許されるのだから何でもOKな業界の暗黙のルールなのだろう。
つづく。




