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〇〇少女ワールド   作者: 渋谷かな
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ゲームの目指す道

「私が超能力少女、サイキック少女、タイキック少女、天照少女に進化するのは別として、私一人でバイオリン少女、水泳少女、宝塚少女だの一人で何人もの少女を演じる必要は無いんだわ。アハッ!」

 姉の真理亜は良いことに気がついた。全てを一人で背負う必要は無い。

「その都度、新しい○○少女を登場させれば、話の展開には困らない。ストレスが軽減されるっていうものよね。アハッ!」

 アハッ! アハッ! 毎回うるさい姉。

「ちょっと待って! お姉ちゃん!」

 そこに妹の楓が現れる。

「お姉ちゃん! お友達ばっかり大切にするのはいいけど、妹の私はどうするの!? まさか!? 捨てる気じゃないでしょうね!?」

「そ、そんな訳ないでしょ! 家族もお友達と同じくらい大切なんだから! 楓も大切な私のお友達よ!」

「やったー! お姉ちゃん! 大好き! アハッ!」

 おめでたい姉妹である。

「ネットゲームでいうと、新しいキャラクターが2週間か1カ月に1回登場してガチャさせて課金収入をあげようと思ったら、その時にその新キャラのエピソードストーリーを描けばいいだけよね。」

「さすが! 楓! 我が妹よ!」

「アハッ!」

 姉は妹を褒めて伸ばす子です。

「ということは、キャラクターのエピソード・ストーリーとメイン・ストーリー、日常のほのぼのストーリーが必要ね。」

「要するにコンテンツよ。コンテンツ。アイドルをやれば、歌がありコンサートができCDが売れ、ダウンロードしてもらえ、握手会もでき、スマホゲームでリズムゲームができてガッチリ儲かる。」

「女子高生で、アイドルで、自分の部屋があれば箱庭ゲームになり、服やスカート、アクセサリ、バックに財布なんかのオシャレもセレクトできる。○○少女のアバターも自由に作れるってことね。」

「スマホで「○○少女ワールド」のアプリをインストールしてもらえば、他のゲームをアンインストールしても楽しく可愛く遊べるということね。」

 大まかなコンテンツは整った。

「日常ストーリーなんかは、今のこの会話が日常会話だし、普通になんもない日々の生活って感じよね。」

「残ったのは、メインストーリーってことね。」

 はい、その通り。

「メインストーリーって、お友達100人でしょ?」

「問題は、そこに悪との戦いを加えるかどうかよ。だって日常モノは平和な日本だけで、世界は悪者を倒す、アメリカンヒーローが主流で、日本の日常モノブームの何が面白いんだって、外国人は不思議がっているから。」

 続きはWEBで。

 つづく。

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