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〇〇少女ワールド   作者: 渋谷かな
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お友達を考える

「さあ! みんなでお友達を考えよう! アハッ!」

 お友達のことを考えるので珍しくやる気のある姉の真理亜。

「おお! って、私たちは幼稚園児か!?」

 あまりではない〇〇少女たち。

「ごめんなさい。こんなお姉ちゃんで。ペコッ。」

 姉の代わりに謝る妹の楓。

「良く出来た妹さんだ!?」

 姉と妹のギャップに感心する〇〇少女たち。

「それではお友達を考えます! あなたにとってお友達とはなんですか? はい、アリアちゃん。」

「え!? 私から!?」

 姉の無茶ぶりに振り回される魔法少女アリア。

「そうね。私の友達は魔法かな? だって魔法があれば何でもできるから。アハッ!」

 魔法少女にとって友達は魔法だった。

「炎の魔法、おはよう。氷の魔法もおはよう。あ!? 学校に遅刻しちゃう!? 瞬間移動の魔法! 直ぐに学校に転移よ! レッツ・ゴー!」

 魔法の擬人化。思わぬところで副産物が手に入った。

「アリアちゃんの友達は炎魔法少女ファイアちゃんと氷魔法のブリザードちゃんね。」

 姉は何でもお友達にしたがる。

「次、イリアちゃんの友達は?」

「なんだか警察の事情聴取されてるみたい!?」

 かなりゾンビ少女のイリアでも抵抗を感じる姉のお友達圧迫感。

「私の友達は・・・・・・お化け少女、お墓少女、お墓の土少女、キョンシー少女なんかもいたような気がします。」

「イリアちゃんにお友達が多いことはいいことよ! お友達は夢! お友達は希望! この世はお友達が全てよ! アハッ!」

 姉はお友達にお友達がたくさんいることに喜びを感じる。

「次、ウリアちゃん!」

「ここは軍隊制か!?」

 鬼友達軍曹の姉の指示は絶対である。

「私は・・・・・・天涯孤独だ。お父さんもお母さんもコンビニの24時間営業で体を壊して死んでしまった。」

 コンビニオーナー少女の悲劇的青春である。

「ウリアちゃん、ごめんなさい。」

 聞いてはいけないことに触れてしまったと、さすがの姉も謝った。

「大丈夫よ。今は真理亜ちゃんやみんなが私の友達だし、みんなが家族よ! アハッ!」

「おおー! お友達の延長上が家族になるのね! ファミリー! アハッ!」

 お友達は家族に進化するらしいです。

「次は私に聞いて! 真理亜ちゃん!」

「おおー! エリアちゃんもやる気ね!」

「私の友達は・・・・・・「いいね!」一億個よ! 私には一億人の友達がいるわよ! アハッ!」

 いいね少女のエリアの友達は良い写真や良い動画をSNSに投稿するともらえる「いいね!」だった。

「ブーブー! 「いいね」は友達ではありません。架空友達のお友達詐欺です。あなたに本当の友達はいません。ネットの世界の友達はお友達ではありません。目を覚ましなさい!」

「ガーン!? そうだったのか!? 私には友達はいなかったのか!?」

 ショックを受けるいいね少女。

「大丈夫よ! エリアちゃんにはお友達の私がいるじゃない!」

「真理亜ちゃん! 私の友達は真理亜ちゃんだけだよ! お友達最高! アハッ!」

 いいね少女のお友達は姉たちである。

「ごめんなさい。見苦しい寸劇を見せました。ペコッ。」

「良く出来た妹だ。」

「全くだ。真理亜ちゃんの妹には思えない。」

 お約束の展開。

 つづく。

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