1-06 初めての依頼は巨大モンスターの討伐!? (3/3)
あらすじ
適正レベル25のドラゴンをレベル18で倒してきた。
現在地:ホワイトアストラル城下町・冒険者ギルド
ギルドへ戻ってきたシルバーは、受付で依頼書と竜の鱗を出す。
すると、受付嬢は驚いてこちらを見てくる。
「えっ!? 本当にレベル18で倒したのですか⋯?」
「はい、弱点を突けば結構簡単でしたよ」
「弱点を突くって、そんな簡単じゃないのに⋯?
というか、そもそもドラゴンって弱点が存在したのですね⋯」
どうやら、ドラゴンの弱点は発見されてなかったらしい。
炎を吐く瞬間に口に向かって氷魔法を放つというかなりイカれてる弱点の突き方とはいえ、
発見されていなかったのは驚きである。
シルバーは依頼達成の報酬として1000ゴールド手に入れた。
【Quest No.003 Clear!】
そして家に帰る途中⋯⋯⋯
「そういえば、魔導書の続きを読んでいなかったな」
もしかしたらさらに魔法が載っていたのかもしれないとシルバーは思いながら雪原を歩く。
「というか、なんか謎の気配がするんだよな〜」
原因不明の甘い匂いがかすかに漂うが、家で作っておいたチョコレートだとしてシルバーは気にしないことにした。
家に帰ったシルバーは、チョコレートを冷蔵庫から出してテーブルに置き、魔導書の続きを解読していく。
はずだったのだが⋯⋯⋯
「やっぱ甘いチョコレートって最高だよな〜⋯⋯⋯えっ、なにこれ?」
魔導書を裏向きに置くと、そこにも古代文字が書いてあった。
それを解読していくと⋯⋯⋯
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貴方は今、とある少女に追跡されています。
一度捕まったら、二度と離れることはできないと思ったほうが良いでしょう。
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シルバーはぞっとして魔導書を落としかける。
「やっぱ、さっきの気配は気の所為じゃなかったの⋯?」
窓の外を見ると、木の陰から少女がこちらを見ている気がしたが、
瞬きしてから確認してもその姿はなかった。
改めて、シルバーは魔導書の続きを解読していく。
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第3章:ブリザードの応用
氷属性の範囲魔法であるブリザードは非常に便利である。
魔力を強くしてモンスターの足元に使ったら少しの間ではあるが動けなくさせることもできるし、
食材の冷凍保存にも使うことができる。
さらに、送る魔力の波形を変えたら、その形そっくりに氷を張ることもできる。
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「確かに、たまにブリザードを使ったときに氷の形がおかしくなってたな⋯」
ブリザードの応用方法がページ2枚ぐらいにずらりと書かれており、解読する気を失いながらも次々と解読していく。
チョコレートを食べながら解読していると時間が早くすぎるらしく、いつの間にか18時になっていた。
夜ご飯は昨日の余り。決して作るのが面倒くさいという訳ではない。
「やっぱ、じゃがいもって美味しいよな〜」
そう呟き、シルバーは鶏もも肉とじゃがいものてりやきを食べながら雪原を眺める。
この時シルバーは見落としていたのだが、謎の少女がまたこちらを覗いていた。
補足:ドラゴンの最低討伐レベル
これまで、大体のドラゴンはレベル25前後で討伐されてきた。
その中で、レベル20で討伐した記録がとても異質だったため、今まで語り継がれてきた。
しかし、シルバーがレベル18で討伐したことで、今度はその記録が語り継がれるようになったらしい。




