1-09 ある日突然魔導書を拾った話。炎属性編 (2/2)
あらすじ:
また天から贈り物が届いた。
現在地:
シルバーの家・地下研究室
補足し忘れ:魔法のダメージ乱数
アイシクルの場合、15+MATの50%だが、実際には15+MATの40~55%となるように、
魔法のダメージでは、設定された魔法攻撃力の倍率に下10%上5%の乱数がかかる。
また、中級魔法はレベル35、上級魔法はレベル65を超えない限り、ほぼ最低ダメージしか出ない。
補足し忘れ:弱点倍率
ドラゴンのような巨大モンスターや中級モンスターには弱点を突いた際、ダメージ倍率がかかる。
倍率はモンスターごとに違うが、だいたいのモンスターは2倍以上かかる。
また、弱点を突いた場合、最大で最大ダメージの10倍までダメージが入る。
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第2章:炎魔法の心得・下級
さて、まずはミスリルの杖を持ってもらおう。
魔力の波長はすでに合っているはずだ。
炎魔法は氷魔法と違い、魔力の込め方が違う。
炎魔法では基本、杖のオーブ部分に魔力を込めなければいけない。
では早速、杖のオーブ部分に魔力を込め、
『フレイム』と唱えよう。
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【Quest No.005 炎属性・初級編】
測定用マネキンに『フレイム』と唱えてみよう!
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「なるほどね?氷魔法とは手順が違うのか」
シルバーはミスリルの杖を持ち、魔力を杖のオーブ部分に込める。
オーブ部分が少し光り、魔力が十分に貯まり………
「フレイム!」
杖のオーブ部分から魔力が放たれ、それが炎となってマネキンに命中する。
﴾ 測定用マネキンAに72のダメージ! ﴿
威力的にはアイシクルとあまり変わらないので、敵の属性相性が大事になってくるだろうとシルバーは考えながら、何度か練習する。
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では、範囲魔法の''バーニング''もセットで覚えよう。フレイムと同じように魔力を込め、対象に向かって杖を軽く振るだけだ。
どうだ?簡単だろう?
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「簡単って言われてもなぁ………」
そう言いながらもシルバーは魔力を込め、
「………バーニング!」
杖をマネキンに向かって振る。
﴾ 測定用マネキンAに53のダメージ! ﴿
﴾ 測定用マネキンBに64のダメージ! ﴿
﴾ 測定用マネキンCに57のダメージ! ﴿
「………本当に簡単じゃん」
舌打ちすら聞こえてきそうな口調だが、何度か練習する。
【Quest No.005 Clear!】
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第3章:複合魔法
炎魔法は氷魔法と複合することができる。
アイシクルとブリザードは既に習得しているはずだ。
では、フレイムとアイシクルを同時に使ってみよう。
杖のオーブ部分に氷のエネルギーを込め、エネルギーが貯まったら『サーモバースト』と唱えよう。
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【Quest No.006 はじめての複合魔法】
(魔導書の通りだから省略するよ)
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「クエストの詳細を省略するなよ………」
シルバーはクエストに呆れながらも杖のオーブ部分に氷のエネルギーを貯めていく。
これが案外難しく、時々魔力が安定しない。
「結構難しいな………おっ貯まったか?」
魔力が貯まりきると、オーブが赤色と水色に交互に輝く。
シルバーが杖をマネキンに向けて振ると、凍てついた炎が放たれる。
﴾ 測定用マネキンAに74+78のダメージ! ﴿
「………は?」
思わぬダメージ表記にシルバーは困惑し、もう一度サーモバーストを使う。
﴾ シルバーはサーモバーストを唱えた! ﴿
﴾ 測定用マネキンAに77+71のダメージ! ﴿
「何? 2回攻撃してるってこと?」
その通りだが、原理はよくわからない。
【Quest No.006 Clear!】
それから、シルバーはドレイク鉱山で新しく習得した魔法を試みることにした。
ドラゴンを討伐した影響なのか、モンスターが以前よりも少なくなっていた。
「じゃあ、少しだけここでレベルを上げようかな」
しかし、以前まではいなかったモンスターも確認できる。
そして早速………
﴾ フレイムゴーストが襲いかかってきた! ﴿
「おっと、前まではこんなモンスターいなかったよな…?」
そう言いながらも、シルバーは躊躇うことなく攻撃する。
﴾ シルバーはアイスランスを唱えた! ﴿
﴾ フレイムゴーストに93のダメージ! ﴿
「これでも倒れないのか…!」
ここら辺のモンスターにしてはHPが高いようで、珍しく1回の攻撃で倒しきることができなかった。
「というか、敵の得意属性で攻撃したらどうなるんだろう…?」
シルバーは思い付いたことをすぐ試すタイプなので、言い終わる頃には既にフレイムを使っていた。
﴾ シルバーはフレイムを唱えた! ﴿
﴾ フレイムゴーストはHPが76回復した! ﴿
どうやら、敵の得意属性で攻撃してしまうとHPを回復させてしまうらしい。
「これは覚えておかないとな…
というか、だったらサーモバーストだとどうなるんだろう?
ダメージと回復が相殺するとかかな」
最早フレイムゴーストが実験台になりつつある。
﴾ シルバーはサーモバーストを唱えた! ﴿
﴾ フレイムゴーストに16+91のダメージ! ﴿
﴾ フレイムゴーストをやっつけた! ﴿
「なんで…?」
何故、炎魔法なら回復するのに炎属性を含む複合魔法ならダメージが入るのか、シルバーの中の謎が深まっていく。
﴾ 討伐モンスター数:65匹 ﴿
﴾ 討伐モンスター種類:6種類 ﴿
﴾ 獲得経験値:462ポイント ﴿
﴾ 獲得ゴールド:1368G ﴿
﴾ レベル:021 ⇒ 023 ﴿
20分程度モンスターを倒し続けたシルバーは家に帰り、ついでに採ってきた鉱石をテーブルの上に並べていた。
﴾ シルバーのステータス ﴿
﴾ LV:21⇒23 EXP:1872⇒2334 ﴿
﴾ HP:136⇒143 MP:170⇒185 ﴿
﴾ ATK:32⇒37 DEF:73⇒81 ﴿
﴾ MAT:137⇒148 MDF:95⇒106 ﴿
﴾ AGI:65⇒70 CRI:2% ﴿
「そういえば、まだ昼ご飯食べてなかったな」
現在時刻は13時半。少し遅いが、シルバーは昼ご飯の準備を始めた。
「玉ねぎを切って………!?」
玉ねぎをみじん切りにして耐熱容器に入れ、ラップをして600Wのレンジで1分加熱する。
シルバーは目を痛めながらピーマンを縦半分に切り、ヘタと種を取り除いて爪楊枝で数ヶ所穴をあける。
「地味に痛いんだよなぁ…」
ポリ袋にピーマンと薄力粉を入れて魔法で振り、その間に回復魔法で目の痛みを止める。
ポリ袋からピーマンを取り出した後は合挽き肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩胡椒をポリ袋に入れて粘りが出るまで袋の上から揉む。
袋の先端を切り落とし、ピーマンの内側に肉だねを均等になるようにしぼり、形を整えて角砂糖を食べる。
「あ゛あ゛あ゛水゛素゛の゛………
これ前にもやったな」
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、挽き肉の面を下にしてピーマンを入れて焼き色がつくまで焼いていく。
窓の外からの視線を一瞬感じたが、シルバーは気にせずにフライパンを眺める。
フライパンにオイスター、味醂、酒を入れて蓋をし、弱火で7分程度蒸し焼きにしていく。
「この後は魔導書の続きでも読もうかな~」
なんて考えながらテーブルの上に置いた鉱石を地下研究室に持っていく。
何も弄っていないはずなのに何故か3つの測定用マネキンのダメージ表記がそれぞれ
''12471'' ''12450'' ''12531''になっていたことにシルバーは気づいていなかった。
補足:フレイム
敵単体に15+MATの50%のダメージを与える炎属性の下級魔法。最大ダメージは250。
消費MPは3。
補足:バーニング
敵複数に10+MATの50%のダメージを与える炎属性の下級魔法。最大ダメージは200。
消費MPは9。
補足:サーモバースト
敵単体に10+MATの50%のダメージを2回与える炎属性と氷属性の複合の下級魔法。最大ダメージは250+250。
消費MPは9。
補足:マネキンのダメージ表記
何故その3つの数値なのか、考えてみてね
(ヒント:16進数)




