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第六話 地球の異変①

 毒を制すのは一体全体なになのであろうか。


解毒剤? 


否。


自然治癒?


否。


人々の和の心?


否!



 それは毒だけであろう。



 それを始めにいったのは誰だっただろうか。


 きっと当時は笑われたことだろう。なんて馬鹿なやつなんだ、と。


 毒で毒を制せたら、苦労はしない、と。


 だが、今、それを笑えるやつは一人もいない。




■








20xy年


 日本は、地球は世紀の大災害に侵された。


 それは新型のウイルスである。


 それはまたたく間に全世界に広がり、その猛威を拾った。


 一節によると、そのウイルスによる死亡者はーーーーー


ーーーーー10億人




 とも言われている。



                     ーーー手記「ウイルスと人類」より




「これが書かれたあとに、まさかこんなことが起きるだなんて、誰も思えやしないよなぁ」


 男が一人、つぶやいた。




■




 

 始まりは20zy年だ。


 この頃は、数年前からのウイルスが世界規模で展開していた。


 だが9月14日、ウイルスはこの世から消え去る。


 もっといえば、この世の悪とされている、すべてのものが消え去る。


 がん、怪我、脳震盪、心臓発作。


 この年はミラクルイヤーと呼ばれ、全世界が奇跡を楽しんだ。


 そしてその都市の12月25日。


 日本、東京。


 多くの人がクリスマスを楽しむ中で、異変は始まる。



「きゃああああ」


 スクランブル交差点に悲鳴が上がった。


 どうせ芸能人か何かが現れたんだろう。


 そう思った現場の警察はそれを看過した。


 だから、死んだ。




 

 同日、警察署。


 何人もの警察官が一つの会議室に集まっていた。


 理由はもちろん唯一。


 その部屋のドアには


【渋谷大量殺人事件本部】


 と書いてあった。


「報告します」

 一人の女性警察官が立ち上がりいう。


「渋谷に現れた謎の怪物は、その勢いのまま、交差点内のすべての人を殺害、その人数はざっと100人です」


 これにはその場の刑事たちも驚きを隠せない。


「100人だと。殺人事件の最高記録を楽に塗り替えたな。それで?」


「その怪物は人間をくって満足したのか、交差点ないのにとどまっています」


「なら、それはもはや軍隊の仕事だろうね。私達警察には荷が重すぎるよ」


 ここで、一人の警察官が立ち上がる。


「それじゃあ僕、軍隊の方に申請してきますね」


「ああ、ありが「その必要はありませんよ」」


 報告をしていた女が遮った。


「どういうことだね」


「だって、もう手遅れですもの」


ごぽごぽごぽ。


 女の体が膨れあがる。


「まさか・・・」


 そこにいたのは、これまた異形の怪物。それは、まさに鬼。


「貴様、何者だ」



「何者かと? 私達はただの侵略者なのじゃぞ」


 その女は妖艶に微笑む。


 たいして警察は、鬼の形相であった。


「総員、構え、うてえええ」


 上司の声が響き渡る。


バンバンバン。


 その会場にいた警察官150名。その弾丸が一斉に襲いかかった。


「なるほど、これはなかなか面白いものをみたのじゃ」


 業火が舞った。



 この瞬間、日本の大量殺人の最高記録が再度塗り変わったのだった。




 12月25日

 全世界的に、怪物が出現。



 主要都市:オールダウン

 この日の死亡者数は20億人を超えた。


 人類史史上、最悪の日。そして、カウントダウンの始まった日。


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