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異世界旅行記「ついでに世界を救おうか。」  作者: 木兎太郎
ディアスゴルトなーの
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またイズラなーの

 結局飛行船は出発日中にイズラに到着した。


 もともとエティエンヌが計算していた時間はドラゴン込みだったのかもしれない。


「・・・・ふむ、到着したようだな。」


 エティエンヌは眼を覚まし周りを見ると、ハクも、そしてティナまで寝てしまっていることに気が付いた。


「ドラゴンは出なかったのか?珍しいこともあるものだな。」


 エティエンヌはハクと、ティナを揺さぶって起こした。


「起きろ、ついたぞ。」


 ハクは寝ぼけ眼をこすりながら目を覚ます。


 するとそこには眉毛もない、不吉なオールバックの男の顔があって、最低な目覚めを演出してくれた。


「無事ついてよかったよ。」


 ハクは立ち上がると、伸びをした。


 そしてその瞬間事件が起きる。目が覚めた、ティナはまだ寝ぼけていたのか、ハクの方へ拳を放ってしまった。


 ハクは無事これに直撃した。


 そのまま何席か壊しながら飛行船の後ろの方へと飛んで行った。


 エティエンヌはそれを冷静に目で追って見送る。


「エティエンヌ様、おはようっす。いい朝っすね。」


 エティエンヌはそれを聞いて頭を抱えた。


 間違いなくハクが重傷を負っている様子を想像して頭を抱えている。


「どうした?さっさと降りないのか?」


 だがいつの間にかハクは、出口から降りようとしていた。

 

 そしてエティエンヌと、ティナを読んでいる。


「・・・そうだな降りるとするか。」


 エティエンヌにとってもなんが起きているのかよくわからない、謎の目覚めになったのは間違いない。


「それじゃさっさとリアムの本拠地へと進むとするか。」


 どうせ一緒に来たのだからハクがリアムのいる場所へと案内をする。


 エティエンヌとティナは国に入った瞬間に、目を見開いた。


 ここまで発展した国はやはりこの世界では珍しいらしい。


 いたるところにある電光掲示板やモニターにはZEROが映りまくっている。


 そして夜だというのに、どこもしっかりと街灯がたかれて明るい。


 門番にはすぐに入国の許可を貰うことができた。


「これは・・・想像以上だ。」


 エティエンヌがぼやいた。


「今すぐ自由行動にして遊びに行きたいっす。」


「それは後にしてくれ、とりあえずリアムのところへ行こう。そのあとは自由にすればいい。」


 ハクは毒の件もあり、さっさと歩いて行ってしまう。


 それにエティエンヌもティナも続いた。


 島の端っこにあるリアムの基地にすぐに到着した。相変らずこの国は小さい。


「リアム!ハクだ!今着いた!また扉をけ破られたくなきゃ開けてくれ!」


 ハクが基地の入り口に着くと、扉が開いた。


「エティエンヌ様、お待ちしていたました。リアムに異常はありません。」


 入り口すぐにはアリアがいて挨拶をしてきた。それを聞いてエティエンヌはうなずいた。


 アリアに案内されて歩いていくと、また以前食事をした食事場に到着した。


 そしてその席の奥には白衣を着たZEROの姿があった。


「お、ハク君少しぶりだね。元気していたかい?」


 中身はリアムらしいが、友達感覚で話しかけてくる。


 まぁ別に問題ないので、ハクは片手をあげてそれを返事が代わりとし席に着いた。


 それにエティエンヌとティナも続く。


 全員が席に着いた瞬間、また各々の正面の机が割れ、そこから食事が出てくる。


「移動は疲れただろう、食事にしてくれ。」


 リアムはそういうが、エティエンヌは食事をとろうとしない。疑っているのだろう。


 ハクはしょうがなく自分が代表して食べようとしたが、それ以前にティナがもりもり食っていた。


「お前、あれ本当に組織の幹部なのか?」


 ハクが疑問気にエティエンヌの方を見る。


「そうだ。」


 エティエンヌはそれだけ言うと、自分も食事を始めてしまった。


「用件は大体アリアの方から聞いているな?」


 エティエンヌがリアムの方を見ると、そっとうなずいた。


「それでは私は明日、この国自体も視察したい。誰か案内できるものを付けてくれ。」


「いいよ。」


 リアムはそういうと片手をあげた、その瞬間アリアのクローンが一人出てきて、リアムとティナの後ろについた。


「彼女が案内してくれる。」


「わかった。」


 どうもすでにアポイントメントから何から迄しっかり済ませてあるらしい。ハクの人生経験を踏まえてもここまで仕事が早い男は珍しい。


「今日は視察しないので、私はこれから仕事をしたい。それに適した部屋はあるか?」


 巨大組織ともなるとここまで仕事を持ち込んでいるらしい。エティエンヌはそれなりのPC設備と、事務処理ができる部屋を求めているようだ。


「もちろん用意できるよ、それも彼女に案内してもらって。」


「わかった。」


 エティエンヌは食事をすぐに終わらせてしまうと、そのままクローンの案内に従って去っていった。アリアはそれに従ってついていく。だがそれについていくのかと思いきやティナは食事を続けている。


「ついていかなくてもいいのか?」


 ハクは一応ティナに確認しておく。


 するとティナは口をぱんぱんにしながら返答してきた。


「問題ないっす。これくらいの距離なら生命力が見えるっすから。それにここからは自分がリアムの見張りを引き継ぐ手はずっす。」


「そう・・・なのか?」


 ハクはこの生命力が見えるのが何らかの特徴だった気がしたが忘れていた。


「ところでハク、うちの基地に毒を持ち込まないでほしいんだけど。」


 リアムがこちらを見ている。


「さすがにお前には隠せないか。これかなり希少な魚の毒らしくて病院じゃどうにもできなかったんだ。お前ならどうにかできるか?」


 リアムが手元を仰ぐように動かすと、そこにモニターが空中投影された。それを捜査している。


 しばらく眺めて顎に手を当てると、考え終わったのか口を開いた。


「問題ない、今日中に解毒薬を作るから明日の朝まで待ってほしい。」


「そうか、助かるよ。とりあえず今日は俺も眠ろうかな。」


「そう、君の部屋には僕が案内しよう。ティナさんはどうする?」


 リアムはティナの方を見る。


「そうっすね、私もその人と同じ部屋で大丈夫っす。」


 ハクは正気を疑うかのようにティナの方を見る。


「まさかこんな幼女体形に興味あるっすか?」


 ティナは自分を抱きかかえるようにして、ハクを横目で見た。


「興味はないが、殺意は沸いたよ。」


 ハクはくだらない心配と説得をあきらめて、その日はリアムについていき、素直に眠りについた。


 

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題名:「2.5次元世界」にて、スキル「フレーム回避」を手に入れたゲーマー俺氏、無双開始秒読みな件について新小説の投稿を開始しました。もしお時間ありましたら、是非ご一読ください。よろしくお願いいたします。
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