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異世界旅行記「ついでに世界を救おうか。」  作者: 木兎太郎
修行するんです
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新しい車なんです

遅れてすみません

『出したまえ。』


 ハク一同はインベスティガ本部のある国、ディアスゴルド皇国に向かうことになり、いよいよ出発するところだったのだが、それをリアムに止められる。


「携帯といい、今度は何を出せばいいんだ?」


『決まっているだろう?車だよ。』


「車?またぶっ壊す気か?」


 ハクは現在研究施設の入り口付近にいる。ここまで来て驚いたことはハクがこの施設に入るときに壊した扉がいつの間にか治っていることだ。


『いいからさっさと出したまえ。』


 しばらくハクは考え込んだが、先ほどの携帯の件も確かに壊されてしまったが、それでも携帯自体はアップデートされていたのでとりあえず従うことにした。


「トレット出してくれ。」


「わかったぞ。」


 トレットはエア・シェルターから車を取り出した。


「結構高かったんだけどな。」


 ハクは悲しそうに車を見つめている。まだ壊されると決まったわけではないのだが。


 車は研究施設の入り口につけるようにトレットが出した。


 そして研究施設の外につけたはずなのに、そこの床が開く。


「あ・・・・。」


 ハクとエルミラ、トレットとノイルの声がそろう。


 車が床の下に落ちていった。


 数秒後にハクたちの耳にガシャンという音が響く。


「毎回思うけど、これ壊す意味あったか・・・・。」


『今回はあるんだなこれが。』


 その後地下から、何かを改造するような音が響く。その音に耳を澄ましながら、しばらく経過を見守っていると、また床が開く。


 車が地下から出てくる。


 まずカラーは黒から白になっていた。だが一番の問題は別にある、そもそも車種が変わっていた。


 レクサスLXのようなものに代わっている。大型になり、7人が乗車できるようだ。


『内容量が増えただけで、そこまで以前とは変わらないはずだ。これは私からのサプライズプレゼントだと思ってくれて構わない。』


 ハクは車を見て問題がなさそうだと判断した。


「これは普通に助かるよ。ありがとう。」


『もう行くのか?』


「そうだな、もう行くよ。」


 ハクの頬に風が当たる。


 これから強大な組織と絡むとなると、憂鬱な思いだけがどんどんおおきくなる。ハクの面倒くさがりはいまだに治っていないようだった。



「この車乗り心地がいいな。」


「確かに乗り心地がいいね。」


 ノイルもハクに同意する。


 車のシートはビロード張りになり、なんとなく硬いのかと思いきや、そんなことはなくとてもやわらかく、腰に優しい。シートは限界までリクライニングさせると、ほとんど横になる角度までもっていくことができる。


 ハクが一番衝撃を受けたのはその操作形態だ。ハンドル以外は全く新しいシステムを採用していて、ほとんどの操作を手元のスイッチで完結できるようになっている。要はハンドルをコントローラー化し、数多くのスイッチをつけて操作できるようにしているようだ。


 ナビにも驚かさ他のだが、ナビという寄りはむしろコンピューターに近い。どうも勝手に打ち上げたリアムの衛星とつながっているらしく、世界中とつながることができる。そして何より驚かされたのが、その情報量だ。


 リアムは世界中にクローンの隠密を放っているらしく、事細かに情報をえることができる。要はリアムは一人でインターネットを作っているようなものだった。運転中に操作するのは危険なのですべて音声操作可能なようだ。今はまだすべての機能のコマンド音声を覚えられないので、今後は積極的に利用していきたいと考えている。


 本当の天才とはここまですさまじいことなのかと、少し感心したほどだった。


 車に乗っているメンバーはいつものメンツ+シンだ。施設に誰もいなくなるわけにはいけなかったので、アリアが残ってくれた。正直誰か残るのは危険だったが、ハクの判断でなんとなく大丈夫という話になった。おそらくリアムとハクの思考回路は根っこのところでは似ているのかもしれない。そのおかげでリアムが今は敵意を出さないだろうことを理解できたのだ。


「ディアスゴルトにはこっからどれくらいなんだ?」


 一見ハクはシンに聞いているように感じるがそうではない。この車のカギはリアムに改造されたそれぞれの携帯だ。携帯からアプリZEROが読み取られて自称ナビ(コンピュータ)に入る。


『かしこまりました。検索いたします。・・・・検索結果、不眠不休で走ったとして48時間かかります。』


「結構かかるんだ。」


 エルミラも興味深げにこのナビを見ている。ちなみに今は普通にナビとして地図が移されているが、画面右下には小さくZEROが投影されている。フリフリの白いレースのメイド服のようなものを着ているようだ。


 余談だが、携帯アプリZEROを開いたところ、課金コンテンツにコスチュームがあった。おそらく課金すればリアムが儲かるのだろうが、商業展開でも狙っているのだろうか。


 それにしても道中長そうだな・・・。

 

新しく小説書いています。

もしよろしければこちらもよろしくお願いいたします。

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【king G】~神で魔王な俺は同時にGでもある~

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題名:「2.5次元世界」にて、スキル「フレーム回避」を手に入れたゲーマー俺氏、無双開始秒読みな件について新小説の投稿を開始しました。もしお時間ありましたら、是非ご一読ください。よろしくお願いいたします。
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