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おはようの挨拶、気付いてるよ(百合。真面目×自由人)
「おはよー」
寝室から出て来たミイさんが、眠そうにこちらを見た。
「おはようございます」
私が挨拶を返すと、彼女が小首を傾げる。
それから、ててて、とこちらへ寄って来た。子猫みたいで愛らしい。勝手に頬が緩んだ。
「どうしました?」
「……」
背伸びをしてきた彼女が、
ちゅ、
と。私の頬に口付けた。
「!?」
「……今日、起き抜けにしてくれなかったから」
こっちからね、と微笑むミイさんに、私は顔を覆った。
「バレてたんですね」
「いつも嬉しいよ」
END.




