お触りは禁止されてない(百合。クール系真顔女子×ダイナマイトマッスルボディ高身長女子)
「はー……何で私はここまでバッキバキにならないんだ……」
伽羅のしっかり割れた腹筋を堪能しながらため息を吐く。
「ちょ、ゲーム中に腹触るのやめてもらえます?」
ちなみに今はソファーの上。
ソシャゲのデイリーを終えて暇になったので、まだ日課をこなしている伽羅の筋肉を楽しむことにしたのだ。
「どうせ脳死周回中だろ」
「そうだけど。操作ほぼゼロだけど」
ならば良し。流石に、音ゲーとか格ゲーしてるときにこんなことはしない。
そこまで私は鬼じゃない。
「良い筋肉してるよなあ、マジで」
盛り上がった筋肉に手を這わす。この凹凸がたまらない。引き締まった腰の感じも好きだ。
「……一応、そっちもうっすら割れてんじゃん」
「うっすらな。それは割れてるに入らんのよ」
出来れば割りたいんだよなあ。そこまで背が高くない分、その辺を強化しときたいというか。
「大社、体幹しっかりしてるからいんじゃないの?」
「より強くだよ、伽羅くん」
「強さを求めすぎると自滅するのがセオリーだよ。……ところで」
伽羅が、こちらを見ずに言った。
「そろそろ、マジでやめてほしい……」
彼女の耳の端が朱い。やり過ぎたことを知る。
「……ムラムラしちゃったか」
「ムラムラしちゃった」
素直に頷く伽羅に、逡巡し。
「どうせこのあとお風呂だし、するか?」
潔くそう提案した。
「どうせって何よ」
伽羅の口調は拗ねた風だったけれど、私を見る目に否定の色は無い。
「一緒にお風呂入るなら、いいよ」
伽羅が言い、私に顔を寄せた。私は伽羅の唇を受け止めて、「りょーかい」の代わりに舌を入れた。
END.




