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秘密のお願い事は(歳の差百合。年上×年下。どちらも成人済)
額に、冷たく優しい感触がした。そろりと目を開ける。桐子さんだ。
「ごめん、起こしたね」
「……おかえりなさい」
「うん。ただいま。……まだ熱高いね」
「ごめんなさい」
「ううん。季節の変わり目だから。仕方ないよ。ゆっくり休みな。おうどん、作ってくるからね」
「元気になったら……必ずお返しします……」
「そんなの構わないのに。でも、お願いしちゃおうかな」
そう言って、桐子さんは片目を瞑った。
「何をしましょう?」
「ふふ、それはお楽しみに。……二人でイイコト、しようね」
「!」
密やかな声が笑いを含んで離れていく。
何をお願いされるのだろう。
別の意味で、熱が上がりそうだった。
END.
たぶん夜中にお菓子を食べながらぽこあとかです




