表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/87

笑ってよ、私の為に(歳の差百合。年上×年下。どちらも成人済)

「ふっ、ふふっ、そんな、ふふふふふっ」

「いやあ、人の目が無くなるまで、ずっとそこに猫が居る振りしてたよね。やめるにやめれなかったわ」

「ふふふ、ごめんなさ、ふふっ」

 芽瑠めるちゃんが、口を押えて、一生懸命笑いを堪えようとする。

 目端が朱く染まり、何とも愛らしい。

桐子とうこさんが大変だったのは、わかって、るんです、けど……」

 笑ったら悪いとわかっているのに、止められない。

 そんな感じなのだろう。

 困った風に眉を寄せて笑っている。

「いいよぉ。私も得してるから」

 それを見て、私も思わず笑っちゃう。

「?」

「芽瑠ちゃんのね、笑いを堪えようとして堪え切れてない、ちょっと苦しそうな笑い声、好きなんだよね」

「!」

 恥ずかしそうに目を伏せる芽瑠ちゃんに、「ね」と話しかけ、その頬を柔らかくつっついた。

「笑ってよ」

 私のために。

 可愛い年下の恋人が笑い出すように、もう一度私は「ねこ」と言ってみた。

 くふっ、と噴き出す声がする。


 END.


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ